国・民族・文明などが滅亡することを喩えて、死ということもあるDEATH。
漢字として
死
- Unicode
- U+6B7B
- JIS X 0213
- 1-27-64
- 部首
- 歹部
- 画数
- 6画
- 意味
- 死ぬ、生命が終わる、活気がない、死にそう、感覚がなくなる、用無し、機能しなくなる、逃げ道がない、とても危険、命を懸けた、滅ぶ、殺す、という意味がある。
- また尸と通じて、おさめる、屍と通じてしかばね、という意味がある。
- 〔説文解字・巻四〕には「澌(つ)くるなり。人の離るる所なり」とある。
- 〔礼記・曲礼〕に「天子の死を崩と曰ひ、諸侯を薨と曰ひ、大夫を卒と曰ひ、士を不祿と曰ひ、庶人を死と曰ふ」とある。
- 字形
- 諸説ある。歺+人の会意説、歺+𠤎の会意説などがある。歺は人の死骸の骨。歺+人で遺骸から魂が離れる意とする説、歺+人で死を悼むとする説、歺+𠤎で死骸と化すとする説などがある。
- 甲骨文には、井形の中に人字がある字形があり、墓穴に人が入るという字。
- 音訓
- 音読みはシ、訓読みは、しぬ、ころす。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年生で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 死は〔説文〕では部首である。ほかに薨、薧、𣣌が属する。
- 声符
- 死を声符とする漢字には、屍などがある。
- 語彙
- 死因・死殃・死灰・死骸・死期・死去・死狗・死刑・死後・死語・死罪・死士・死守・死囚・死臭・死終・死傷・死辱・死心・死臣・死生・死声・死節・死線・死戦・死相・死蔵・死体・死地・死闘・死人・死覇・死票・死病・死別・死亡・死滅・死薬・死友・死離・死霊・死力・死蝋
異体字
- 𠒁は、〔説文〕に「古文の死、此くの如し」とある古文。
- 𠑾は、〔玉篇〕にある古文。
- 𣦸は、〔康煕字典〕に死と同じとある異体字。
- 𣦹は、〔康煕字典〕に𣦸と同じとある異体字。
- 𣧇は、〔字彙補〕に死と同じとある異体字。
- 𣦾は、〔字彙補〕に𣧇、亦た𣦾に作るとある異体字。
- 𢀸は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𣥴は、〔集韻〕にある古文。
- 𤯽は、〔字彙補〕に死と同じとある異体字。
- 𦭀は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔康煕字典〕は〔説文〕の挙げる死の古文をこの形としている。
関連項目
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