法隆寺地域の仏教建造物とは、日本の世界遺産(文化遺産)である。1993年12月登録。
奈良県斑鳩町にある法隆寺の建造物47棟と法起寺の三重塔の計48棟が含まれる。
概要
仏教文化が早くから栄えた斑鳩の里には、7世紀に創建された古代寺院が存在する。中でも聖徳太子が創建した法隆寺の西院伽藍(写真)は、現存する世界最古の木造建築物群として有名である。
法起寺三重塔は高さ24mで、8世紀初期の建立とされる。形状の異なる薬師寺東塔を除けば高さ・古さともに日本一の三重塔である。
法隆寺金堂・五重塔・中門、法起寺三重塔、および法輪寺三重塔(落雷で焼失)には、飛鳥様式と呼ばれる建築様式が見られる。
これらの寺院は明治初期の廃仏毀釈の影響を受けたが、後に制定された古社寺保存法(1897年)、文化財保護法(1950年)によって保護されるようになった。そして1993年に日本で初めて世界遺産として登録(他3件同時)され、現在に至る。
ギャラリー
左から夢殿、中門、五重塔。いずれも法隆寺(ニコニ・コモンズより)。
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