海上自衛隊呉史料館とは、広島県呉市にある海上自衛隊の広報施設である。
概要
何よりも建物の前にデンとそびえる展示用潜水艦が目を引き、潜水艦を「鉄の鯨」と喩えることから、「てつのくじら館」が愛称となっている。
展示用の潜水艦は退役した本物の潜水艦「あきしお」で、来訪者はこの「あきしお」をくぐって入館するかたちとなる。ちなみに入館は無料である。
史料館内部では一階で海上自衛隊の歴史を展示。二階で海上自衛隊が発足当時から行っている掃海任務(機雷の除去任務)を紹介し、三階では海上自衛隊の主力の一つである潜水艦の解説をおこなっており、この三階部分から「あきしお」の艦内に入り、艦全体からすればごく一部ではあるが、本物の潜水艦の内部(おおよそ士官用の寝室~発令所)を見学することができる。発令所では操舵席に座ったり、また潜望鏡を覗くことも可能。運が良ければ潜望鏡から洋上の海上自衛隊所属艦艇が見えたりする。
ただし、潜水艦内部では基本的に各種装置に触れることは禁止されているので良く注意し、係員の指示は素直に聞くこと。
マスコットキャラクター
近年では所謂「萌え擬人化」のブームに伴い、てつのくじら館のマスコットキャラクター「てつくじきゅん」「あきしおたん」の2人が誕生した。デザインを手掛けたのは呉在住のイラストレーター・りさと。
いろいろな機密事項に触れてしまうので、容姿や設定などの情報を当記事に書くわけにはいかないが、館内へ行けば、おみやげコーナーでその姿をお目にかかれるだろう。関連グッズも販売中。
或いは気になる方は、りさと氏のホームページやtwitterをご覧になられたし。
(→りさと氏のブログ、りさと氏のtwitter)
ちなみに
史料館の向かい側は戦艦大和に関する模型や資料を展示している呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)となっている。
付近には海上自衛隊の呉地方総監部が存在し、こちらでは日曜日の決まった時間帯に旧日本海軍の呉鎮守府庁舎(現在の第1庁舎)の見学や、護衛艦の見学をすることが可能となっている。
また、近くの呉中央桟橋からは、呉に停泊中の護衛艦群を船でめぐる「艦船巡り」が出ており、最新鋭の水上艦や潜水艦を間近で見ることができる。運が良ければ出航する護衛艦が見られたりするかも。
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