涼々物語とは、ライロP制作のNovelsm@ster作品である。
概要
内容はアイドルマスターDSのEエンディングで精神崩壊し、心が完全に女の子になってしまった秋月涼を、パラレルワールドからやってきたもう一人の涼が救い出すというストーリーである。
アイマスらしいギャグっぽいノリもところどころに見られるが、Eエンドアフターという性質も合わさって基本的にシリアスな展開になり、陰鬱なシーンも若干多い。
登場人物
キャラクターたちは基本的には原作であるアイドルマスターDS本編に倣っている。
ここでは原作との設定の違いを中心に紹介する。
なお、劇中に倣い、本記事では原則Aエンドアフターの涼のほうを「涼太郎」、Eエンドアフターの涼のほうを「涼」と記すこととする。
- 秋月涼(A)/秋月涼太郎
- Aエンディングにて自らの夢を叶えイケメンアイドルとしてデビューを果たした涼。いわゆる「覚醒涼」。
物語の舞台となる世界とは異なる世界からやってきた。
自分がこの世界にやってきた理由が、この世界の涼が心の奥底で誰かに助けを求めており、自分がそれに呼応したためだと考え、涼に本来の自分を取り戻させるべく「秋月涼太郎」を名乗って涼のマネージャーとなる。
自らの身に降りかかった不思議な出来事にも戸惑うことはなく、逆に罪の意識を背負うだけで涼を助けようとしなかった石川社長や律子らを叱咤し奮い立たせている。流石はイケメン。
一方で、南の島でのバカンスの最中に発生したアクシデントにより窮地に陥った涼を助けるべく無茶をする一面もある。
Aランクアイドルだけあってそのパフォーマンスは非常に優れたもので、愛や絵理を圧倒するほどの輝きを見せる。
涼太郎がいた世界はこの世界よりも約1年後となっており、これから先に起こることをある程度把握できており、夢子の妨害工作を予見している。
秋月涼(E)- Eエンディングにて心が壊れてしまい、自分を女の子だと思い込んでしまうようになってしまった涼。いわゆる「りゅんりゅん♪」。
自分が女の子であることを疑いもせずアイドルライフを送っているが、涼太郎曰く、本当は助けを求めているという。
こちらの涼は日本一可愛い女の子になることを目標にしており、そのためビジュアルレッスンを中心にやりたがるが、涼太郎による精神の矯正の一環と夢子との対決に備えてダンス特化のレッスンを中心にさせられる。それにより次第に本当の自分の才能と魅力を自覚するようになる。
秋月律子- 涼の従姉。涼を壊してしまった原因の一端となったことに責任を感じ、アイドルを辞めて876プロに入社し、プロデューサーとなって涼の傍に付きっ切りとなる。
涼太郎の叱咤を受け、涼を助けるべく涼太郎と共に涼をサポートする。
何かと無理をしがちな涼たちのブレーキとなる立ち位置が多い。
石川実- 876プロダクション社長。涼を壊してしまったことに対する責任を感じており、またプロダクションの社長という立場から涼の傍に居てやれないことに対して律子にも負い目を感じている。
無茶振りに定評があるのは今作においても変わらない。
水谷絵理- 876プロ所属のアイドル。アイドルとしてはまだ発展途上の状態であり、またパソコンや携帯に対する依存度が高い。
バカンスでの特別ステージでの涼太郎を見て圧倒されるが、同時に涼太郎の経歴に疑問を感じ、その秘密に迫っていく。
日高愛- 876プロ所属のアイドル。
今作では若干トラブルメーカー的な役回りが多く(本人に悪気は全くない)、涼に次いで涼太郎をかなり振り回している。
岡本まなみ- 愛のマネージャー。かつては涼のマネージャーも兼任していた。
涼を壊してしまったことに対する責任を人一倍強く感じており、その重みに耐え切れず、逃げるような形で愛の専属マネージャーとなる。
尾崎玲子- 絵理のプロデューサー。原作では涼がカミングアウトするまで涼が男であることを知らないままであるが、今作では涼太郎が876プロに来た時点で秘密を打ち明けられ、涼の正体がばれないように他の大人達と共にフォローに回る・・・・・・が、フォローのやり方がどこかズレていたりしてあまり役に立ってなかったりする。どうあがいてもマダオ。
絵理のコンディションを第一に考えているのは今作でも同様。絵理が涼太郎の秘密に感づいた時にも絵理の精神への影響を考え、秘密を守り抜くことを主張する。
桜井夢子- 涼のライバルとなるアイドル。Eエンディングの涼は夢子と会ってないため、当然ながら他のアイドルに妨害工作を仕掛けていた頃の状態である。
原作通り、涼に対して妨害をしようとするも、夢子の行動パターンを把握している涼太郎によって阻まれる。
武田蒼一- 音楽プロデューサー。
原作とは涼と会う経緯が異なっており、このことが涼の現状に関して涼太郎を思い悩ませる。
サイネリア- ライロPの嫁。本作では各話の後書きをライロPの代理で担当。
本編では第十三話にてちょっとだけ登場。涼太郎に疑問を抱いた絵理の調査に協力する。
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