漆とは、ウルシ科の落葉高木である。ウルシ。またその樹液のこと。樹液は漆塗りなどの塗料、実はろうの原料となり、日本でも古くから栽培されている。
また以下のことを表す。
漢字として
漆
- Unicode
- U+6F06
- JIS X 0213
- 1-28-31
- 部首
- 氵部
- 画数
- 14画
- 意味
- ウルシ、ウルシの樹液、漆塗り、漆器、黒塗り、黒いもの、という意味がある。〔説文解字〕には「水なり。右扶風は杜陵岐山を出て、東、渭に入る。一に曰く洛に入る」と川の名前として載っている。
- 字形
- 形声で声符は桼。桼もウルシの樹液を表す字で、漆を取るところの象形。
- 音訓
- 音読みはシツ、セツ、トク、訓読みは、うるし、くろぬり。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 漆園・漆器・漆喰・漆工・漆黒・漆書・漆身・漆宅
異体字
- 柒は、〔広韻〕に漆の俗字とある字。七の大字として用いられる。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𣴶は、〔玉篇〕にある古文。
- 𣷦は、〔字彙補〕に漆と同じとある異体字。
- 𣸡は、〔字彙補〕に漆と同じとある異体字。
- 𣾰は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 䰍は、同じように漆を表す字。〔説文〕には、漆を表すまた別の字として載っている。
関連項目
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