概要
一般的に良く知られるのは仮面ライダーの地獄大使であるが、それ以外にも数々の映画やドラマや特撮番組の悪役として活躍してきた。その当時としては日本人離れした顔立ちで大部屋俳優の中でも存在感が際立っており、特撮ファン以外にも特に印象に残っている人も多いかと思われる。
彼のキャリアの中で古川ロッパと若山富三郎の二人は欠かす事が出来ない。古川は彼が俳優業を始める際に一番最初に弟子入りした人間で、戦前を代表する喜劇俳優として知られた。弟子入りの期間こそ短かったが、地獄大使に代表されるどこかとぼけた演技はこの時養われたのではと思ってしまう。若山は日本を代表するスタアであり、殺陣をやらせたら当代一とまで言われたほどである。彼と若山を結びつけたのは甘味であり、元々下戸であり甘党であった若山と同じく甘党であった潮は意気投合、その縁で若山に可愛がられた。
しかし1979年に覚せい剤取締法違反で逮捕された経験を持つ。その当時、バトルフィーバーJのヘッダー司令官を演じており、潮本人が出演している場面は出来うる限りで代役となった石橋雅史に差し替えられた。ただし、石橋本人が怪人として登場する話など、差し替えられない場面はそのままとなっている。この為、潮はしばらく業界から干されてしまったが、東映の幹部は潮のキャリアなどを考慮して再び特撮番組の悪役として起用、1982年の宇宙刑事ギャバンで特撮番組の悪役として登場、その姿は「悪魔くん」のメフィストを思わせる物であった。これをひとえに語るならば、彼のキャリアもさることながら、人柄も大いにプラスに働いたものと思われる。
晩年においてもイベントなどには積極的に参加していたが、彼の体は病魔に侵されており幾度となく危険な状況にあった。それを押してでもイベントに参加しており、彼のプロフェッショナルな面が垣間見える。
1993年に肝硬変で死去。享年68歳であった。あくまで想像であるが、病魔に侵されていなければバラエティ番組などで彼の人柄が多いに生きる場面がブラウン管で見れたのではと思ってしまう。
地獄大使
潮のキャリアの中でも金字塔として輝いているのは地獄大使であろう。
大きな被り物をしているが、それでも彼の独特の顔立ちと相まって非常に印象深い。その性格は短気でありながらも、おっちょこちょいであり、またどこか古いやくざ映画の親分的な人間味がある憎めない悪役である。原作の地獄大使と見比べると、潮の演じてきた数々のキャリアの集大成と言う見方もできよう。
仮面ライダーV3でのエピソードを見れば、地獄大使以外の大幹部が冷静沈着な性格である事を考えると、より一層地獄大使のキャラクターが抜きんでている。
エピソード
- 生涯において、何度か芸名を変更している。潮健二、潮建磁、潮建志名義でテロップされているものもある。
- 数々の銀幕において活躍していた事もあり、交友範囲も非常に広い。有名なのは萬屋錦之介に乞われて地獄大使の格好で萬屋の自宅に来た事である。これは仮面ライダーの人気の高さを示す有名なエピソードであるが、錦之介にかかれば父親がいかにスタアであっても子供たちから見れば、さっぱり理解できないと言う事になってしまうエピソードとなってしまう。なお錦之介は仮面ライダーに本気でオファーをしてた。
- 他にも高倉健らと一緒に美空ひばりの家にパンツ一丁でわっしょいわっしょい的なエピソードなど、エピソードに事欠かない人物であった。
- その顔だちは面長で鼻が高く、どこか日本人離れしたものであった。実際、彼は鼻が自慢であるようであった。また、高倉健と顔立ちが似ている為、潮自身が高倉健の名を使った事もあったらしい。
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読み:ウシオケンジ
初版作成日: 11/12/09 16:52 ◆ 最終更新日: 11/12/09 16:52
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