火野ケンイチとは、カプコンから発売された『ロックマンエグゼ』シリーズに登場するキャラクターである。
通称「ヒノケン」。
アニメ版の声優は小西克幸。
概要
社会をあっと言わせることを目的としてWWWに入団した男性。
燃えるような熱い性格で、所有するネットナビも彼の性格を反映するかのように炎属性のナビばかりである。
ゲーム版
初登場は「1」。
ドリームウイルス完成のためのファイアプログラム奪取を目的として、秋原町内の住宅にメンテナンスと称しては、ファイアマンを侵入させ、熱暴走させることで火災を引き起こしていた。
WWWが壊滅した後オフィシャルに逮捕される。
「2」では釈放され、一般市民のネットバトラーとして登場。本人曰く「ゴスペルとは一切関係ない」とのこと。
デリートされたファイアマンの代わりに新たなナビ・ヒートマンを携えデンサン空港におり、勝負を挑めばそれに応えてバトルを行える。
「3」では再度活動を始めたWWWに再び参加。
熱斗と再会した時には、改心して科学省の職員になったと彼を騙し、自分がバラ撒いたWWWのナビをフレイムマンでデリートする姿を見せたうえで熱斗を信頼させる。
その後、熱斗に科学省の3ヶ所のコンピューターに3種類のプログラム(「ファイアデータ」、「ヒートデータ」、「フレイムデータ」)を1つずつ組み込むよう依頼する。
その後、熱斗がプログラムを組み込ませた機械を熱暴走させ、科学省全体を火の海に変え、大規模なサイバーテロを引き起こした。
裏インターネットにて、熱斗とロックマンと勝負しピンチに追い込むも、突如現れたフォルテにフレイムマンをデリートされてしまったため敗走。
WWW本拠地では熱斗の前に立ち塞がり、パルストランスミッションによりフレイムマンとフルシンクロし、同じくフルシンクロしたアネッタとプラントマンとともに戦うが敗北。
フレイムマンもろとも爆発したが、後に精神データは発見されて一命をとりとめ逮捕された。
「4」ではWWWが壊滅したため、自分が首領となって新たな犯罪組織を立ち上げ、爆破テロを起こそうとした。
しかし、自分が恋心を抱いていたタコ焼き屋の女性を巻き込んでしまい、爆破テロを中止しようとするが、部下に裏切られてしまう。
熱斗とロックマンの協力によりテロは未然に防がれた後、トーナメントで熱斗と正々堂々とバトルをした。
イーグル/ホークトーナメントでは、参加者のナビであるバーナーマンとそのオペレーター火村アツキ相手に、現実・電脳世界で起きた火事の原因となった大喧嘩を周りの迷惑も気にせず行った(勿論、本人たちに悪気はない)。
「5」ではストーリー自体に関わりがなかったため登場せず。
「6」では才葉学園の臨時教師として登場。赤いスーツを着用しており眼鏡を掛けている。
実は大学を卒業しており教員免許を持っていたことが判明。
研究という本気で熱くなれるものを見つけ、犯罪から完全に足を洗うことができた。
そこで炎の力をどんなナビでも使いこなせるようにする研究を行っている。
また、番外作品である「バトルチップグランプリ」「トランスミッション」「ファントムオブネットワーク」「PON」でも
登場している(時系列的には「4」~「6」の間)。
トランスミッションでは、ファイアマン(ゼロウイルスの影響で暴走状態)を撃破後に通信で登場している。
PONでは顔アイコンこそないが、終盤に出てくる依頼で通信越しで依頼人として登場している。
(ちなみに内容は、キャッシュデータのファイアマンを倒してくれたことに対するお礼を言われたあと、ネットバトルを申し込んでくるというもの)
※このときのファイアマンは“SP”なのでかなり強い上に技の中にマグマパネルに変えるものもあるため厄介
ネットバトルをしてくれたお礼の報酬として『HPメモリ』もくれるなど律儀な性格なのかもしれない。
上記からも分かるように、ワイリー以上に登場回数の多い悪役。
1~4までWWW等に所属し悪事を働くが、「4」で自分が想いを寄せる女性に危害を与えてしまったことが相当にきたのか、「5」のブランクを経て「6」で再登場した時は完全に更生して、真面目に働くようになっていた。
「3」や「4」の前科からまた何か悪さしていると熱斗に疑われるが、真面目に働く気があるのを知った熱斗は、ヒノケンの授業を受けて、炎を操る力・ヒートクロスを獲得している。
公式資料集によれば、研究という本当に燃える物を見つけることができ、完全に犯罪から足を洗うことができたらしい。
アニメ版
ゲームと同じく、WWW幹部の一人として第1話から登場。
ネット犯罪者としてファイアマンを使い、様々な犯罪を働いていた。
WWW壊滅後はゲーム版とは設定が違い、WWWのメンバーだったマハ・ジャラマ、色綾まどい、エレキ伯爵とともにカレー屋「Maha一番」及びその支店を経営し、出前を担当する。
またアニメ本編にて、ネットマフィア「ゴスペル」のウィルス工場を破壊するべく、ファイアマンを送り込むが、ゴスペルの幹部であるフリーズマンによりデリートされかけた後、名人の協力によりヒートマンとして生まれ変わるというオリジナルストーリーがある。
これは、アニメ『ゾイド -ZOIDS-』第48話「黒い稲妻」(アーバインがコマンドウルフから ライトニングサイクスへと愛機を変える話)のオマージュとなっており、台詞や展開がほとんど同じものになっている。
(二つのアニメの制作会社が一緒で、スタッフもほとんど一緒であったため、できたオマージュである)
ここからは完全に熱斗たちの味方となっており、第2期以降でも、熱斗たちのピンチには他のWWW団員とともに駆けつけ、彼らの窮地を何度も救った。
またダークロイドの起こした事件の際にヒートマンを失うが、ヒートマンの中に眠っていたデータから復活したファイアマンと再びコンビを組んでいる。
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関連項目
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