無法松とは、小説『富島松五郎伝』およびそれを原作とした演劇・映画『無法松の一生』の主人公「富島松五郎」のことである。
また、そこから名前をとったと思われる以下の人物・キャラクターのこと。
概要
九州・小倉の人力車夫の富島松五郎は唄がうまくて、ばくち好き。竹を割ったような性格であるが、その喧嘩っ早さから『無法松』と呼ばれていた。
ある日、木から落ちた子供を助けたことにより、無法松はその子の家族と仲良くなる。父親で軍人の小太郎、貞淑な妻であり母である良子、幾分線の細い息子の敏雄の三名からなる吉岡家と無法松は親しく付き合う間柄となった。しかし、小太郎が急逝。無法松は残された母と子を守ることを墓前に誓い、それからも吉岡家に頻繁に出入りするようになった。
敏雄は無法松のことを慕い、弱かった体も徐々に強く成長していく。無法松はそれを喜んだが、その一方で未亡人となった良子への恋慕の情も積もらせていた。敏雄が成人し、吉岡家にいく口実がなくなった後も思いは消えず、無法松は道ならぬ恋に身を焦がされるのだった。
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関連項目
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