焼きまんじゅうとは、
本項では、北関東(特に群馬県)に伝わる郷土料理について説明する。
概要
小麦粉で饅頭を作り、蒸してから串にさし、焼き目を付け甘い味噌ダレを塗ったもの(基本は酒饅頭である)。多くの製造店では、お土産用として焼いてない状態の『素まんじゅう』と『タレ』をセットにした物を販売しており、調理法はHP等で公開されている為、家庭で手軽に焼きたての状態を食す事が出来る。
発祥には諸説あり、元祖を名乗る店も複数ある、追われて民家に逃げ込んだ国定忠治が家主にお土産にどぶろくを勧められたが、持ち歩くのに不便なので小麦粉に混ぜて持ち帰ったのが、はじまりという説も。
米の収穫量が少なく、裏作(二毛作)として小麦を生産していた為、お米よりも手軽で豊富にあった小麦粉を使用して、お茶請けや子供のオヤツとして出来たと推測される。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」内のコーナー「新・食わず嫌い王決定戦」において、NEWSの山下智久が出演した際のお土産としても登場した(2008年7月3日 新垣結衣との対戦時)。
群馬県の名物の焼きまんじゅうであるが、その他の地域でも伝承がみられる。
埼玉県西部でも、郷土料理として伝わっているが、十万石饅頭や、いがまんじゅうに負けて目立ってない。
ちなみに、どういう訳か群馬県民以外の人には「なんだこのマズい食い物」と不評な場合が多い。
あんこ入り派と無し派の対立
きのこたけのこ戦争に代表されるような派閥対立が焼きまんじゅうにも存在する。
焼きまんじゅうという名前だが、ただ単に饅頭を焼いたものではなくタレを塗ってある。そこが問題の根源である。
焼きまんじゅうのタレはそのままでも美味しいだけにその味を楽しもうとするあんこ無し派。
焼きまんじゅうのタレとあんこの味のハーモニーを楽しもうとするあんこ入り派。
まんじゅうと名が付くのにあんこが入っていないのはおかしいという意見も存在する。
育った土地やよく買う店がどちらが多いかで分かれる場合もある。
また、あんこ無しのほうが安価なのでそれで選ぶ理由もあると思われる。
この対立はきのこたけのこ戦争のように激しくぶつかり合うことは少ない。ただ、お互いに譲る気配は微塵も無い。
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関連項目
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