熱湯コマーシャルとは、「スーパージョッキー」(日本テレビ)で誕生した平成のバラエティ番組を代表する名物企画である。
概要
元々はたけし軍団が様々な体当たり企画に挑戦する「THE ガンバルマン」の中の一企画として不定期に放送されていた「熱湯風呂」をルーツに持ち、1989年(平成元年)頃からこれを手直しし独立コーナー化したものである。
何かをテレビで宣伝したい人達がルーレットで入浴者を決め、熱湯風呂に入った時間(最大30秒)の分だけ宣伝ができるという企画。
入浴者を決めるルーレットは宣伝者はもちろん、同行者や「スーパージョッキー」の出演者の目も書かれており、「スーパージョッキー」司会のビートたけしの目も1コマだけだが存在していた。
宣伝者はあらかじめ水着に着替えて登場するが、出演者や同行者に目が当たった場合は簡易脱衣場セット内で水着に着替えさせられた。この場合は制限時間が決められ、時間切れになると着替え途中でも問答無用で目隠しカーテンが落ちてくる仕様となっている。
女性入浴者の生着替えや熱湯風呂で苦しむ姿を拝める、たけし軍団やダチョウ倶楽部らによる「お約束」でカオス化し大騒ぎするなどといったハプニング性が話題となり、一躍「スーパージョッキー」の名物コーナーに成長。しかし、この番組が放送されていた日曜13時台としては非常に露出度が高く過激であったため、PTAや良識派などからは「俗悪番組」のレッテルを貼られ続けた。
ダチョウ倶楽部の名物ギャグ「絶対に押すなよ!」はこのコーナーが発祥である。
元々は熱湯風呂に入浴する上島竜兵が「押すなよ!」といっている間は「準備中なので待ってくれ」、「絶対に押すなよ!」で「準備完了したから押せ!」という合図として使われていたが、この「お約束」の流れが汎用化されて多くの芸人の間でも利用されることとなり、今では視聴者の間でもこの「お約束」が広く知れ渡った。
1999年に「スーパージョッキー」は番組終了したが、「熱湯コマーシャル」の企画は不定期に復活したりパロディとして引用されたりと現在でもその痕跡を留めている。
関連動画
元ネタ
コーナー開始当初は後に知られるシステムと異なり、入浴時間中にアナウンサーが宣伝原稿を読み上げるという方式であった。
中期(1990年代中盤)以降に現在でも知られるシステムへと変わった。
パロディ
関連静画
関連項目
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