特殊部隊とは、特別な装備と訓練を受け、特殊な任務(特殊作戦)に投入される部隊である。
概要
近代における最初の特殊部隊は、第二次世界大戦中のイギリス軍が、小型火器と少人数による奇襲戦や破壊工作を展開するため編成した部隊、「コマンドー」と「SAS(Special Air Service)」が始まりとされている。
その後、コマンドー・SASは大戦終了にともない解散したが、1960年代にIRAのテロが激化したのを機に再編成され、対テロ部隊として名を知られるようになった。その後、SASをモデルとして特殊部隊が各国に創設されていくこととなる。
特殊部隊の分類
現在の特殊部隊はその性質上、大まかに軍隊系と警察(治安機関)系に分類される。
軍隊系特殊部隊
通常部隊と異なる装備・編成を持ち、通常部隊では対応できない人質救出や潜入工作、長距離偵察、人心獲得などの特殊任務に就く部隊。その要員は厳しい選抜訓練を耐えぬいた後、武器・空挺・通信・医療・語学などの特殊訓練を受けており、個々の能力の高さも要求される。
基本的に軍事行動の一環として行動し、任務の遂行にあたってはある程度の被害がともなうことも許容され、場合によっては警察力が対処不可能な状況における対テロ活動・治安維持活動も行う。
所属は日本の特殊作戦群が防衛大臣直属の中央即応集団に属する場合など、概ね部隊が属する組織長直下の場合が多い。ただアメリカのように陸海空から独立した特殊作戦軍として編成されている場合もある。これは管理上は各々の軍に属するが、作戦指揮は統括して行うということになる。
部隊の種類や専門は多岐にわたり、アメリカで言えば、ヘリ空輸・戦闘に特化した部隊(Night Stalkers・アメリカ第160特殊作戦航空連隊)や、特殊部隊を支援する諜報部隊(ISA・情報支援活動部隊)がある。海軍系特殊部隊も多い(アメリカSEALsや英国SBSなど)。
空軍系特殊部隊では「第1特殊作戦群(アメリカ空軍の特殊作戦部隊)」などがあり、戦地などへの強行侵入・空輸・救出任務を行う「MC-130」やプロパガンダ/放送用の「EC-130」など各種軍用機を配備している。
※ちなみに、東日本大震災のときに仙台空港へ着陸したのは、第352特殊作戦群所属の軍用機「MC-130」である。
またレンジャー部隊なども広義の意味で特殊部隊に分類され、準特殊部隊的扱いを受ける場合もある(米国陸軍第75レンジャー連隊、日本陸上自衛隊西部方面普通科連隊など)。
警察系特殊部隊
通常の警察官では対処できない、テロや人質事件のような事案に対処することを目的とする部隊。自動小銃・短機関銃・狙撃銃などの一般の警官と異なる装備を使用するが、あくまで警察活動の一環のなので、人質・犯人ともに無傷での事件解決が前提となる。
各地方警察、或いは国の機関に所属しており、編成は各組織によって様々である。アメリカの映画やドラマにも多く出てくるSWATをはじめ、自国生産の突撃銃「ステアーAUG」を制式採用するオーストリアのCOBRAや、サブマシンガンやフラッシュバンによるテロ制圧の有効性を実証したドイツのGSG-9などが有名である。
特殊部隊の一覧
軍隊系
- SAS(英陸軍)
- SBS(英海軍)
- グリーンベレー(米陸軍)
- デルタフォース(米陸軍)
- ナイトストーカーズ(米陸軍)
- SEALs・DevGru(米海軍)
- フォース・リーコン(米海兵隊。厳密にいえば特殊部隊ではない)
- スペツナズ(ロシア語の「特殊部隊」の意。特定の部隊名ではない)
- GIS(特殊介入部隊)・(伊・国家憲兵隊(カラビニエリ))
- 特殊作戦群(陸上自衛隊)
- 特別警備隊(SBU)(海上自衛隊)
警察・治安機関系
関連動画
関連静画
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E9%83%A8%E9%9A%8A


ページ番号: 601968
リビジョン番号: 1335918
読み:トクシュブタイ
初版作成日: 08/09/28 11:02 ◆ 最終更新日: 11/10/30 13:53
編集内容についての説明/コメント: 追加するかどうか微妙だけどフォースリーコン追加
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介






JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従