「狂神ラーリス」とは、テーブルトークRPG「ソード・ワールド2.0」に登場する大神(メジャー・ゴッド)であり、ラクシアの神々の中でもっとも謎に包まれた神である。
格言
「自由に生きるのも、束縛するのも、自由である」
「汝の望みこそ、汝の求めるべきもの」
「本能を解放せよ。心の命ずるまま、進むがよい」(2.0版)
「自由を妨げるものすべてが悪であり、敵である」(2.5版)
概要
ラクシアの神々の中で最も謎に包まれた神で、いつ生まれたのか、どの剣により神格を得たのかまったく解らず、主に異界の魔神が信仰していることから、異界の神ではないかとも言われている。
一時は第二の剣イグニスに連なる神の扱いを受けていたが、CG以降は晴れて「どこにも属さない神」となった。
その教義は「完全なる自由」で、同じく自由を教義とする「風来神ル=ロウド」と異なり、自由と引き換えにする制限も禁忌も無い為、まさしく
汝の為したいように為すがよい
と、どんな邪悪なことを行っても、どんな卑怯な行いをしても、来いよアグネスな事をしても、まきますか?まきませんか?の問いにどう答えようとも、いかなる妄想や掛け算も自分の為ならば何をしても良い・望むがままに振舞うのが一番だと言うものである。ゆえに、アンデッドを生み出す事も、死者を蘇生することも禁忌ではないのみならず、説いている内容が「責任の伴わない自由」であるため、ラクシアで最も異端とされ、あらゆる勢力に異端視されて「狂える神」の異名を持つに至っている。
召喚時の契約などに縛られる魔神も、ラーリスの加護を得ると自由となり、残虐な存在としての正体を露にする。
価値基準や精神構造が異なる魔神の神である為、人族にも蛮族にも理解しがたい存在ではあるが、狂気にとらわれた者が狂神ラーリスの声を聞いて信仰に目覚めることもある。またラーリス信者の中には、異界から狂神ラーリスを召喚しようとする者もいる。
無制限の自由(=本質的には「責任の伴わない自由」)を教義とするところから、前作「ソードワールド」に登場するフォーセリアの神で、狂神ラーリスと同じく異界に存在する神とされる暗黒神「ファラリス」と同一の存在ではないかとも言われている。
無論、そのように考える事も狂神ラーリスにとっては自由である。
神像は、魔神に似た姿で描かれるが、一定した形は持たない。汝の描きたいように描くがよい。
聖印も、角の生えた魔神の頭をシンボルにしているが、デザインは信者によって様々。
特殊神聖魔法
狂神と呼ばれているが、「相手を狂わせる」ような特殊神聖魔法は無く、使われたら鬱陶しいものばかりである。
強いて挙げるなら、「戦場を狂わせる」魔法とでも言おうか。
ちなみに、イグニス系・ルミエル系両方の基本神聖魔法を使用することができる(例:バニッシュとフィアーの両方を使用可能)。
ル=ロウドの場合はレベル1のプリースト技能習得時にイグニス系かルミエル系を選択する必要があるが、ラーリスの場合は選択する必要そのものがなく、両系列の基本神聖魔法を自由に使用できる。
マナ・シンクデフネス
サモン・アザービースト
サモン・インセクト
コール・デーモン |
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※腐敗と掛け算の女神もまた狂神ラーリスの眷属なのだろうか・・・
▼健全なラーリス神官?が登場するよ!
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関連コミュニティ
関連項目
??? |
ラクシアの神々(参考資料:ウィザーズトゥームp.138「神々の相関図・改訂版」+カルディアグレイスp.83-84) | ||
神格 | 第一の剣勢力(人族サイド) | 第二の剣勢力(蛮族サイド) |
古代神 | 始祖神ライフォス 太陽神ティダン 炎武帝グレンダール 賢神キルヒア 妖精神アステリア 戦勝神ユリスカロア |
戦神ダルクレム 死の神ザールギアス |
大神 | 騎士神ザイア 月神シーン 酒幸神サカロス 慈雨神フェトル 秘隠神クス |
腐敗の女神ブラグザバス 不死神メティシエ 眠りの神カオルルウプテ 霧闇神フラクシス |
風来神ル=ロウド 狂神ラーリス | ||
小神 | 水の神ルーフェリア 融合神リルズ 纏いの神ニールダ 器械神レパラール 剣神ヒューレ 韋駄天ラトクレス 刃神マキシム 鉄槌神エセルフィン 竜帝神シムルグ 学護神エッケザッカ |
毒薬の神テメリオ 宥和神アーメス |
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