獣の奏者エリンとは、上橋菜穂子の「獣の奏者」を原作とするアニメーション作品である。「獣の奏者 エリン」と表記される場合もある。
あらすじ
決して人に馴れない、また決して人に馴らしてはいけないとされる崇高な獣「王獣」を操ることのできる少女・エリン。
彼女はその類まれな才能を持つが故に、王国の勢力争いに巻き込まれ、波乱万丈の人生を送ることになる…。
概要
2009年1月10日より、全50話でNHK教育テレビにて毎週土曜日18:25~18:50に放送していた。
また、再放送は同年4月4日より12話遅れで同局毎週土曜日23:00~23:25に放送中。
2010年1月9日より、全50話を1/5の全10話に編集し、総集編として、本放送の時間帯に放送する。
アニメーション制作はプロダクションI.G及びトランス・アーツが担当している。
好奇心旺盛な、緑の瞳を持つ少女エリンの成長を描く。物語の舞台はエリンの成長とともに変化し、作中でエリンは10歳から14歳、大人へと成長していく。
主な登場人物
- エリン…物語の主人公にしてヒロイン。好奇心旺盛で優れた音感を持つ、王獣一直線の清らかな乙女。とにかく掟ファッカー。おっぱいは成長しない
- イアル…神速のイアルの異名を持つ堅き楯(セ・ザン)のイケメン。心もイケメン。とにかくイケメンすぎてイケメンイケメン
- ソヨン…エリンの母親で、霧の民の獣ノ医術師。自らが世話していた闘蛇の<牙>の死の責任を問われ、闘蛇の裁きにかけられ生きたまま闘蛇に食われる。その後はナレーション、またはエリンのトラウマシーンで登場する。
- ジョウン…蜂飼いの男。闘蛇に乗って真王領に流れ着いてきたエリンを自分の娘のように育てる。かつては王都の学舎で教導師長をしていたこともあり、学識は非常に高いがオナラは絶えない。心臓の病で果てる
- ナレーション…声はおかあさんの中の人。EDではエリン、ジョウンの次にクレジットされるほどの実力者
- エサル…カザルム王獣保護場の教導師長で、ジョウンとは学友であった。指を失ったエリンに対してミトンを託し、カザルムから彼女を見守る決意をする。
- トムラ…エリンの先輩で現在は教導師見習い。戸村ではない。エリンへ贈った木彫りの王獣をリランに破壊されたりと報われないことが多い。単体で見ればそれなりにスペックは高いはずなのだが、まわりにいるのがエリンやイアルさんとチート性能の連中ばかりなので非常に霞む。がんばれトムラ先輩!たとえ出番がなく なって空気になっても先輩のこと忘れません!
- キリク…シスコンの清らかマニア。カザルムに毒男として赴任するが、その正体はダミヤおじさまの配下である仮面の男。しだいに清らかなエリンと清らかな妹の姿を重ねるようになり、清らかなエリンにデレデレになる。その後いろいろあっておじさまから解雇通達を受け、清らかなエリンに告白するもやっぱりフられる。イ㌔
- ハルミヤ…リョザ神王国の前代の真王。カザルム河で襲撃に遭った際に頭を強打し、いろいろあって死去。アーメン
- セィミヤ…ハルミヤの孫娘。亡くなったハルミヤさまの後をついで真王に即位する。「ィ」ってなんだ
- ダミヤ…ハルミヤの甥。ただのうさんくさいおじさまかと思いきや、その正体は自らの思うがままに国を操ろうとする物語の黒幕。黒いよすっごい黒いよ!
- 大公…リョザ神王国の国防を担う重臣。その後ヌガン率いる闘蛇の大群にぶっとばされてあっけなく死ぬ
(ちなみに原作だとヌガンソードに直接首を斬られて果てるので、アニメのそれはNHKなりの配慮かと思われる。でも結局死ぬのは変わらない) - シュナン…雨に濡れるとイケメンになる大公の長男。結婚するか戦争するかセィミヤに究極の2択を迫る。ヌガンにも迫られる(別の意味で)
- ヌガン…強力を誇る大公の次男。ヌガンソードがともだち。最近は出番が少なくめっぽう影が薄かったが、最後の最後にとんでもないことをしでかす。たぶん人生で最初で最後の見せ場。「夜明けの後に来るものは夜だ」という謎の発言は視聴者を困惑させた
- カイル…セ・ザンのサイコロ担当。サイコロを武器にするが剣で弾かれると詰む
- ユーヤン…カザルムに二人しかいない貴重な女子学生の一人で、エリンの親友。関西弁。のちにカシュガンに孕まされ大変なことになる(性的な意味で)
- ナソン…霧の民のストーカー。ソヨンの許婚であったが、ストーカーであったためアッソンに寝取られる。
エリンさんには見てるだけとかストーカー気持ち悪いとか散々罵られるが、無敵の精神力で屈することなく、現在も任務と称し日夜エリンのストーキングに励む - ヌックとモック…エリンの後をつきまとう二人組み。4年間の試用期間を経て雑用係に就職し、ニートから卒業する。いらない子
- ワダンさん…獣ノ医術師としての腕前は残念だがネタキャラとして愛される。第7話の様子からその後少しは改心したのかと思いきや、第44話で再登場した際には以前と変わらない傲慢さを披露される。やっぱりワダンさんはこうでなくっちゃあね!
- シロン…カザルム学舎の幼女。一発屋
- リラン…この作品の準ヒロインであるメスの王獣。自分を死の渕から救い出してくれたエリンに心を開く。ちなみにトムラには心を開かない。エリンによって、特滋水や音無し笛を使用することなく野生の王獣と同じように育てられる。擬人化すると萌える
- エク…オスという意味の名の王獣。妻がいるのにも関わらず出合ったその場でリランと神々しい交合を遂げる
- アル…リランとエクとの間にできちゃた子供の王獣
その他の人たち
- サジュとかチョクとかソジュとか…エリンの幼なじみ共。もう登場しない(追記)このあと再登場しましたごめんなさい
- 仮面の男…ダミヤおじさまの配下である仮面集団。サイ・ガムルの仕業に見せかけて真王ハルミヤの暗殺を謀り、闘蛇の卵を集め秘密裏で襲撃用に闘蛇を育成する悪い組織だがセ・ザンにはめっぽう弱い。使い捨ても激しく、イアルさんに返り討ちにされることが多い
- オウリ…ラザル王獣保護場の長であるおっさん。小者臭が激しい
- ターヤ…シスコンの清らかな妹。清らかな回想でよく出てくる
- ヤントク…イアルの幼なじみの指物師。それだけ
- ハッソン…エリンの祖父。デレない
- アッソン…エリンの父親。喋らない
- ナミ…セィミヤの侍女兼毒見役。海賊ではない
- カリサ…カザルム学舎の寮母さん。太い
- カシュガン…カザルム学舎の学童。のちにユーヤンとげふんげふん
- ティーナきゅん…カザルム学舎の清らかな男の子。一家に一台
- メガネ…カザルム学舎のメガネ。本名はウラリ
- アクン・メ・チャイ…アクメ(ry
- 王獣・闘蛇…こいつらが暴れて手に負えなくなった時、あまりの荒々しさに作画が激しく崩壊する
主題歌
オープニングテーマ
「雫」作詞・作曲・編曲:大橋卓弥・常田真太郎、歌:スキマスイッチ
「雫」作詞・作曲:大橋卓弥・常田真太郎、編曲:間宮工、歌:元ちとせ
エンディングテーマ
「After the rain」作詞・作曲:mitsubaco、編曲:原田智英、歌:cossami
「きっと伝えて」作詞・作曲:松たか子、編曲:David Campbell、歌:松たか子
挿入歌
「ララリラ ラリラ」作詞:cossami、作曲・編曲:原田智英、歌:cossami
「青い星」作詞:土屋文彦、作曲:Sin、編曲:原田智英、歌:cossami
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
公式サイト
関連項目
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- 0pt