玆とは、黒いという意味である。茲とは（通じるが）別の字。
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漢字として
- 意味
- 黒い、濁る、という意味がある。
- また茲と混同して、益す、茂る、ここに、という意味で使われる。
- 〔説文解字〕に「黑なり」とある。〔春秋左氏伝・哀公八年〕から「何の故に吾の水をして玆（にご）らしむ」を引用する。
- 字形
- 玄＋玄の会意。玄に黒いという意味がある。
- 音訓
- 音読みは、ジ、シ、訓読みは、くろい、にごる。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0212補助漢字。
- 声符
- 玆を声符とする漢字には、磁、鷀などがある。
異体字
- 滋（滋）は、〔玉篇〕にある異体字。茲に従う別の字（滋養強壮の滋）があるが、現在は同じ字として扱われることが多い。
- 𪑿は、〔玉篇〕や〔正字通〕にある異体字。
- 𢆶は、〔集韻〕や〔康煕字典〕が玆の古文とする字。
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