この項目は、ネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任でお願いします。 |
王下七武海とは、「ONE PIECE」に登場する称号、及びそれを持つ者たちの総称である。
作中では、「七武海」とだけ呼ばれることが多い。
概要
「海軍本部」「四皇」と並ぶ"偉大なる航路(グランドライン)"の三大勢力の一角。
未開の地や他の海賊たちを標的とし、その収穫の何割かを世界政府に納めることで世界政府から海賊行為を認められた7人の海賊たち。その性質から、他の海賊たちからは「政府の狗」と呼ばれ蔑まれている。
現実の歴史における「私掠船」をモデルにしている。
世界政府直属であるため、同じく世界政府の管下にある海軍と行動を共にしたり、世界政府への報告に海軍を介することもあるが、海軍の一部というわけでも海軍と上下関係にあるわけでもない。それぞれが独立した組織である。
「組織」と表現したが、その内の複数人ないし全員が行動を共にすることは滅多にない。基本的に各々独自の行動を取っている。世界政府から全員に召集命令がかけられても、集まるのはその一部だけというのはしょっちゅうである。
海賊であれば誰でもなれるというわけではなく、その脅威性による他の海賊たちへの抑止力となる必要があるため、相応の名声と実力が求められる。
何らかの理由で七武海に空席がある場合、世界政府から条件を満たす海賊にスカウトをかけるようである。
作中ではボア・ハンコックやジンベエがスカウトされて七武海に入ったことが明らかにされている。また、ポートガス・D・エースはかつて七武海へのスカウトを受けたが拒否した。ショウジョウはスカウトが自分にかかるのではないかと期待していたりした。
一方で中には自身を世界政府に売り込み七武海になろうとする者、 そうやってなった者もいる。
作中ではマーシャル・D・ティーチや、トラファルガー・ローが世界政府に売り込み七武海入りに成功し、バギーも間接的ながら売名行為を行い、スカウトを受けている。
世界政府の傘下にあるため、世界政府加盟国の町や村や船や人間などを襲うことは禁じられている。しかし、元は荒くれ者の海賊たちだけあって必ずしもそれは守られていない。もっとも、世界政府側としても簡単に七武海を辞められては困るのか、ある程度は黙認されているのが現状である。
例としてはボア・ハンコックは商船を襲撃したことが周知だったり、またゲッコー・モリアの被害者の中に海兵も確認されていたり、ドンキホーテ・ドフラミンゴに至っては堂々と人間屋を構えて奴隷オークションをしていた。
王下七武海制度の撤廃
作中におけるワノ国編の時期に開催された世界会議(レヴェリー)にて、七武海によって大きな被害を受けたアラバスタ王国とドレスローザの両国王から提案があり、多数の賛同を得てこの制度の撤廃が決定された。
この件に関しては、海軍大将藤虎の根回しも関わっている。
これによりその時点での七武海のメンバーは、自動的にその権利をすべて剥奪され、それまでの立場から一転して世界政府および海軍から追われる身となった。
構成メンバー
ここには最新の情報が記載されているため、そこまで読み進めていない人にとってはネタバレとなりえるので注意すること。
作中では度々欠員や補充が発生している。
マリンフォード頂上戦争直後は7分の3が空席という由々しき事態に陥っていたが、新世界編開始時点では補充が為されて7人の枠が埋まっていた。しかしその後も脱退者が出ている。
その後、補充がされることもなく世界会議にて制度の撤廃が決定され、その時点でのメンバーの全員がその称号を失った。
王下七武海制度撤廃時点でのメンバー
過去に所属していた人物
- ゲッコー・モリア … 頂上戦争後、実力不足を理由に粛清を受ける。(世間には頂上戦争で戦死したと報じられる。)
- サー・クロコダイル … アラバスタ王国の乗っ取り計画が明らかになり、捕縛され称号を剥奪される。
- ジンベエ … 頂上戦争に反対し投獄される。その後、頂上戦争において海軍に敵対し、正式に脱退。
- マーシャル・D・ティーチ … 元より世界政府の施設に侵入することが目的であり、その目的を果たした後に脱退。
- トラファルガー・ロー … 麦わらのルフィとの同盟が明るみになり、脱退を余儀なくされる。
- ドンキホーテ・ドフラミンゴ … ドレスローザでの悪行の数々が暴かれ、海軍に捕らえられる。
関連動画
関連商品
関連静画
関連項目
- 11
- 0pt