現実郷とは、私たちの存在している――仕事や人間関係、常識やセオリー等、わずらわしく面倒な苦行の多い――世界である。勿論、世界は苦しみだけで構成されているわけではないが、人間にとって幸せは意識して感じ取りにくいものである為、辛い・苦しい世界という意味で使用される。
幻想郷で言うところの“外の世界”にあたり、辛い現実からひととき逃れる為の妄想や幻想は幻想郷に流れ着くこともあるようだ。一般に、私たちが忘れた事物が理想郷に流れ着くと考えられている為、「幻想郷」の存在を信じなければ信じない程、彼女らの世界は繁栄するという皮肉な構造である。
少し頭はよろしくないけれど天真爛漫で無邪気なチルノですら元気をなくしてしまうような現実もあなたを待っているらしい。しかし、どんなに辛くても逃げる事は出来ないし、逃げても何も解決しない。それが現実郷のルールである。
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