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田口麗斗（たぐち かずと、1995年9月14日-）とは、広島県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は東京ヤクルトスワローズに所属。
概要
| 東京ヤクルトスワローズ #34 | |
|---|---|
| 田口麗斗 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | 日本 |
| 出身地 | 広島県広島区佐伯区 |
| 生年月日 | 1995年9月14日 |
| 身長 体重 |
171cm 75kg |
| 選手情報 | |
| 投球･打撃 | 左投左打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2013年ドラフト3位 |
| 経歴 | |
| 国際大会 | |
| 代表ﾁｰﾑ | 日本 |
| APBC | 2017年、2023年 |
| ﾌﾟﾚﾐｱ12 | 2019年 |
| プロ野球選手テンプレート | |
小学校から野球を始める。この頃から原辰徳のファンで、優勝したらやきそばパーティーに招待したいという作文を書いていた。6年に広島東洋カープジュニアで12球団ジュニアトーナメントに出場した。
広島新庄高校では1年からベンチ入りし、2年秋にエースとなった。
甲子園出場がかかる瀬戸内高校とは延長15回引き分け再試合により二日連続で対戦。初日は無失点完投し、二日目も1失点完投したが相手投手の山岡泰輔（現オリックスバファローズ）に完封され1失点を許してしまったことで甲子園出場を逃した。9月には18Uワールドカップの日本代表に選出され、世界戦を経験した。
2013年ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団した。背番号は90。
巨人時代
2015年4月11日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ入り初登板初先発。4回に石川雅規からタイムリーヒットを放った。7回を1失点でプロ初勝利を挙げた。この年は高卒2年目ながら12試合に先発し3勝5敗と負け越したが防御率2.71と結果を出した。
2016年は開幕から先発ローテーション入りを果たした。4月27日の阪神タイガース戦でプロ入り初完投、8月3日の中日ドラゴンズ戦でプロ入り初完封を記録。7月には4試合、3勝0敗、投球回23.2、19奪三振、自責点3、防御率1.14で月間MVPを初受賞した。 シーズン終盤までローテーションを守り26試合に登板。貯金は作れなかったが10勝10敗とプロ入り初の2桁勝利を果たしチームの勝ち頭となり、規定投球回にも到達。防御率は前年とほぼ同じ2.72と飛躍のシーズンとなった。
クライマックスシリーズファーストステージでは第二戦に先発登板し7回1失点の好投を見せ、勝利投手にはならなかったが勝利に貢献（最終的にチームは1勝2敗で敗退）。
オフに侍ジャパン強化試合の代表に選出された。
2017年の年明けに広島新庄高校の2学年後輩の一般女性との結婚を発表した。
開幕から安定感のある投球を続け、オールスターゲームには監督選抜で出場。第1戦（ナゴヤドーム）で中継ぎとして登板し、2回を無安打無失点で抑えた。シーズン終盤は打ち込まれる場面も多かったが最終的に13勝を上げ、前年に比べ勝率を大きく上げた。先発三本柱（ローテーションを投げ抜き2桁勝利を挙げた菅野智之、マイルズ・マイコラス、田口）の一角として成長を遂げたシーズンとなった。
オフにプロ野球チャンピオンシップ（APBC）の日本代表に選出された。
2018年は不調に陥り、16試合の登板で2勝8敗と負け越した。オフに背番号を28に変更。
2019年は中継ぎに転向。開幕を二軍で迎えたが、5月5日に一軍に昇格し、5月8日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初ホールド、7月9日の阪神タイガース戦でプロ初セーブを挙げる。55試合の登板（内2試合先発）で3勝3敗1セーブ14ホールドの活躍でリーグ優勝に貢献した。
オフにプレミア12の日本代表に選出され、日本の初優勝に貢献した。
2020年は先発に復帰し開幕から先発ローテーション入りするが、3試合目の登板で左太股の張りを訴え降板し登録抹消。8月に一軍復帰したが、投球内容は安定感を欠き、10月上旬で再び抹消され、中旬に復帰してからはリリーフ起用となった。26試合（先発14試合）の登板で5勝7敗1セーブ2ホールド、防御率4.63だった。
ヤクルト時代
2021年3月1日にトレードで東京ヤクルトスワローズに移籍した。背番号は34。
2021年前半は先発ローテとして安定感の投球をしていたものの、後半戦は早期に降板する場面が多く、チームのリリーフ事情もありペナント終盤は中継ぎに転向した。
2022年は中継ぎ投手としてフル稼働。26試合連続の無失点など、安定感抜群の投球を披露した。特に5月24日の日本ハム戦では、10回無死満塁の場面を無失点の好投で抑え、チームのサヨナラ勝ちに貢献。「田口の20球」がSNSでトレンド入りした。
2023年は抑えとして起用される。50試合の登板で3勝5敗33セーブ6ホールドを記録した。オフにオーバーエイジ枠でアジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表に選出された。去就が注目されていたが、FA権を行使せず残留した。
プレースタイル
- 140km/h後半の直球、120km/h台のスライダー、カーブ、チェンジアップ、シュートを投げる。
- 人懐っこい性格で、チームのムードメーカーとして親しまれている。
- SNSでの発信が多く、広報的な役割も務めている。
応援歌
| 球団 | レス | No | プレイヤー |
|---|---|---|---|
| 巨人 | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#14 | 14683 |  |
成績
年度別投手成績
| 年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015年 | 巨人 | 13 | 12 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 | .375 | 66.1 | 26 | 64 | 26 | 20 | 2.71 |
| 2016年 | 26 | 26 | 2 | 1 | 10 | 10 | 0 | 0 | .500 | 162.0 | 49 | 126 | 54 | 49 | 2.72 | |
| 2017年 | 26 | 26 | 3 | 2 | 13 | 4 | 0 | 0 | .765 | 170.2 | 49 | 122 | 59 | 57 | 3.01 | |
| 2018年 | 16 | 16 | 1 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 | .200 | 86.1 | 27 | 60 | 52 | 46 | 4.80 | |
| 2019年 | 55 | 2 | 0 | 0 | 3 | 3 | 1 | 14 | .500 | 65.1 | 18 | 66 | 30 | 30 | 4.13 | |
| 2020年 | 26 | 14 | 0 | 0 | 5 | 7 | 1 | 2 | .417 | 89.1 | 26 | 58 | 48 | 46 | 4.63 | |
| 2021年 | ﾔｸﾙﾄ | 33 | 17 | 0 | 0 | 5 | 9 | 0 | 4 | .357 | 100.2 | 28 | 81 | 59 | 45 | 4.02 |
| 2022年 | 45 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 18 | 2 | .500 | 36.0 | 8 | 31 | 7 | 5 | 1.25 | |
| 2023年 | 50 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 33 | 6 | .375 | 48.1 | 13 | 55 | 11 | 10 | 1.86 | |
| NPB：9年 | 290 | 113 | 6 | 3 | 45 | 52 | 37 | 44 | .474 | 825.0 | 244 | 663 | 346 | 308 | 3.36 | |
表彰・その他
| 表彰 | ||
|---|---|---|
| 月間MVP | 1回 | 2016年7月 |
| その他 | ||
| オールスターゲーム出場 | 2回 | 2017年、2023年 |
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