由良(ゆら)とは、大日本帝国海軍に所属した軽巡洋艦、長良型4番艦「由良」をモデルとした、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘である。
CV:谷邊由美 イラストレーター:コニシ、藤川(ちび由良さん)
提督さん、私の概要、そんなに好き?
薄いピンク(ほとんど銀髪に近い)の長い髪をポニーテールにまとめている。そのテールを茶色のリボン(?)で巻いているのが特徴。
言葉遣いや振る舞いも優しく礼儀正しく、アクの強い個性的な軽巡の中でも落ち着いた雰囲気のあるキャラとして描かれている。また、一部のセリフが特徴的であり、そこがいい!という提督もいるようである。
例)
「そうそう、火力強化して『ね。ねっ?』 」「よーく狙って…『てー』 」
「提督さん、私の単装砲、そんなに好き?」大好き!
服装は、姉の「長良」「五十鈴」「名取」の巫女服とセーラー服の折衷のような服とは異なり、「由良」と妹の「鬼怒」「阿武隈」は薄い水色の半袖セーラー服である。また、担当絵師も姉グループと妹グループで異なる。
姉グループと妹グループで絵師や服装が異なるのは、建造された計画年次が異なる(姉3隻は八四計画、妹3隻は八六計画)ためと言われており、実際に「長良」「五十鈴」「名取」が「長良型」、「由良」「鬼怒」「阿武隈」が「由良型(後期長良型とか長良型改とも)」と、それぞれ区別されて呼ばれることもある。
また、声優が服装ごとに纏まっている軽巡の中では珍しく、妹二人は別の方の担当である。
サービス開始当初は妹達(鬼怒・阿武隈)が未登場だったこともあって、長良型の何故か服が違う真面目そうな末妹という扱いだったが、その真価が発揮されたのは、なんといっても敵に潜水艦が配備されてからだった。
対潜能力を持つ軽巡の中でも、改造前からトップを独走する数値を持つ「由良」は、一躍潜水艦スイーパーとして名を上げ、「対潜番長」「由良さん」と親しまれることになる。
「【Extra Operation】 鎮守府近海(1-5)」の攻略や、演習相手の潜水艦は勿論のこと、2015年秋イベント「突入!海上輸送作戦」で登場した潜水艦ボス「潜水棲姫」に対しても猛威を奮った。
今でも、潜水艦相手に苦戦する新人提督に、古参提督がかける一言は「とりあえず由良さんをお迎えしろ」である。
2013年9月25日のアップデートで、姉の「五十鈴」の改二が実装され、「由良」を上回る比類無き対潜能力を持つに至ったが、この改二に必要なレベルは50であることに注意されたし。由良さんが「対潜番長」なのは、低レベル時代から潜水艦に強く入手しやすいからなのであり、ぶっちゃければ、以前から改装後の対潜能力の最大値は、どの軽巡も雷巡もほぼ同じだったりする。(阿賀野型改と改二組がやや高く、天龍型・夕張型がやや低い)
対潜装備が揃い、ほかの軽巡や駆逐艦のLvが60を超える頃には後発組に道を譲り、東京急行系任務の遠征旗艦にする提督も多いのではないだろうか。
そんな日々を過ごしていた由良さんにまた出番が現れたのは、2016年7月の「先制対潜爆雷攻撃」実装である。
これは、「対潜値100以上、かつソナーを装備している場合のみ、敵の潜水艦に対して先制の爆雷攻撃を仕掛けられる」(五十鈴改二のみ、無条件で可能)というもの。
そう、我らが由良さんは三式セット(三式ソナー×2+三式爆雷。対潜装備の中堅レベル装備と言われる)を使うのであれば、Lv77でその域に達するのだ。これは軽巡の中でも早い方であり(これより早いのは、那珂改二・阿武隈改二・鬼怒改二の改二勢のみ。改勢では、酒匂が同じLv77で到達する)、遠征旗艦を黙々とこなしているうちにその域に達していた由良さんを戦場に引っ張り出した提督も少なくないはずである。
あまり関係ないが、長良型軽巡のなかで何故か「由良」だけプラモデルが発売されておらず、「由良」を作るには他の長良型を改造して作るしかない。
※2015年5月末に「蒼き鋼のアルペジオ」に登場する、霧の艦隊軽巡洋艦「ユラ」のプラモデルが発売された。
あと、由良さんの不思議な魅力を実に端的かつ巧みに表現しきった 当記事スレの>>24 はもっと評価されていい。
24 : ななしのよっしん :2013/09/20(金) 19:04:27 ID: XyW7/S7LeD
由良さんは
小学生の頃に仄かに憧れる
近所の綺麗で優しい中学生くらいのお姉さんって感じ
今年は由良と一緒に、鎮守府秋祭り…行きませんか?
2016年8月23日、アーケード版に、長良、五十鈴、名取とともに我らが由良さんが実装され、由良提督達は財布を握ってゲーセンに突撃していくことになった。
その興奮冷めやらぬ中、28日にはローソンとのコラボ企画で、夕張と共に店内放送を担当することが発表され、今度はローソンに突撃する羽目に。まさかゆらばりが公式化される日が来ようとは。残念ながら個別放送でした。
今年も残念ながら水着は実装されなかったが、夏の終わりに嬉しいことがあったなぁ、とほんわかしていた由良提督達。だが運営は、さらに特大の隠し球を用意していた。
8月31日のアップデートで、由良さんに取っては初の限定グラフィック「浴衣mode」が実装された。浴衣姿は長良型としては長良、名取に続く3人目であり(改二を逃した3人組とか言うな)、また由良型としては初の限定グラである(鬼怒と阿武隈は意外にも限定グラがまだ無かったりする)。
そんな由良さんの浴衣はというと、これがまた由良さんらしい清楚なものであり、中破しようとも派手に見せないあたりは流石である。
同年11月4日のアップデートにて妹の鬼怒に改二が実装。またも姉妹に先を越されてしまう形となったが、改二の衣装は阿武隈と鬼怒で共通しており、来るべき由良改二の姿もある程度予想ができるようになったと言えるかもしれない。
第四水雷戦隊お預かります。軽巡由良改二出撃します!
2017年6月23日のアップデートにてついに由良改二が実装された。
その少し前から「ある軽巡改二」と繰り返し予告されており、コンプティーク2017年6月号でも阿武隈や鬼怒と同じ改二の制服を着た由良(と眼鏡を掛けた夕張)の姿が掲載されていたため、いつかいつかと提督を待たせていたものがようやく解禁。改装レベルは77+改装設計図が必要。
改二服によって強調されるようになる胸部装甲は鬼怒>由良>阿武隈といった感じ。
なお、コンプ表紙ではフィッティングでもしていたのかスパッツを穿いていたが、いざ実装された由良改二は生足である。コンプティークでの様子は下襟のラペルの形状から鬼怒改二の衣装を借りていたと思われ、このラペルのマーキングが由良・鬼怒・阿武隈の衣装の差異点になっている
(由良→細めの一本線、鬼怒→太目の二本線+縦線二本、阿武隈→二本線+縦線一本)
また時報&放置ボイスも追加、放置時には甲斐甲斐しくも洗濯したり…お世話している由良さんの微笑ましい姿が容易に想像できる追加要素である。
ちなみに冒頭の表題通り、第四水雷戦隊の旗艦を強調しており、部下だった僚艦である夕立や村雨、四水戦旗艦を一時的に引き継いだ秋月や夕張にも声を掛けている。いずれも親密さが垣間見えるものであり、同旗艦経験のある那珂ちゃんへのライバル宣言なのか…?
ただ、24時間すべての時報を聴くとわかるのだが、なんと丸一日寝ていないどころか、眠気を見せる様子すらないというのはどういうことなの…。24時間寝なくても大丈夫。
ともあれ、明け方近くの由良さんからは、静かな夜を過ごして若干気が緩んだのであろうか、いつもの真面目そうな言動とは趣が変わって無邪気ながらなかなか大胆な発言が飛び出すので、夢うつつの提督諸氏もぜひ聴き逃さないようお願いしたい。
他の艦娘との関係もより明確になり、特に四水戦の仲間たちに対しての発言が多く互いにやり取りが見られる。ローソンコラボイベントで共に店内アナウンスを担当した夕張をはじめ、基本駆逐艦相手でも「さん付け」で話しかける由良が夕立のみ「夕立ちゃん」とちゃん付けになったり、村雨や秋月に対しては強い信頼を持って旗艦を託し、特に村雨も喜々として承諾するなど至って良好である。また、時報でも例の夜戦バカに対して気遣いする数少ない良識勢[1]でもある・・・神通さんが姉の事で毎度頭下げてそうに思う
艤装は鬼怒・阿武隈と共通だが、手持ち火器として装備しているのが先の二人は12.7cm連装高角砲に対して由良は単装仕様+カタパルトになっている。これは史実で軽巡として初めて水上偵察機を装備したエピソードに基づくと思われる(後述の水爆・水戦装備のスキルも加味してのとも?)
性能としては阿武隈や鬼怒と同じように大発動艇系を全て搭載可能になっている。由良はそれに加えて水上爆撃機や水上戦闘機、甲標的、熟練整備員まで搭載できるという大盤振る舞い。
特に今までは完全な阿武隈の独断場であった「甲標的が積める軽巡」という枠の2人目になったのは大きい(後に夕張改二特・矢矧改二乙も加わり4人態勢。いずれも由良とは縁があるというのも何とも・・・)。しかし阿武隈のアイデンティティを奪ってしまうかと言うと・・・火力+雷装の合計値については2022年現在、熟練整備員を積んでようやく阿武隈改二と同等(積んだ場合は先制雷撃or魚雷カットインのどちらかを諦める必要あり)。参考までに下記に記載する
火力→由良改二:57<鬼怒改二:58<阿武隈改二:56
雷装→由良改二:83<鬼怒改二:84<阿武隈改二:94
以上の通り、阿武隈との火力差は顕著である。その代わり対空は三人の中では最も高い「88」姉の五十鈴改二よりも上であり、また対空カットイン射撃も鬼怒改二同様、機銃や高角砲系統での単独装備で発生するようになっているので弾着観測射撃と対空カットインが両立できるようになった(由良改二の場合補助増設に8cm高角砲系統が載る+熟練水上偵察機での補正があるので最終火力では上回る⇒☆9以上の8cm高角砲+対空機銃と零式水上偵察機乙(熟練)の装備が必要)
こうなると器用貧乏なだけの阿武隈の下位互換になってしまうのかというとそんなことは無く、由良は逆に通常艦隊で出撃する海域でこそ真価が発揮される。
今までは重巡クラス以上しか装備できる艦がいなかった水上戦闘機が装備できると言う事は、軽巡・駆逐オンリーになる水雷戦隊縛りの海域で制空権が取れるようになるということ。
この手のマップはお互いに航空戦力が一切いない戦闘が多いのだが、艦載機を搭載している艦がいなくて航空戦フェイズ自体が無かった場合は必ず制空権均衡になり、敵味方どちらも夜間触接ができなくなる。この膠着状況を打破し、こちらだけ夜間触接ができるようになるのだ。
相手に艦戦持ち空母がいる戦闘でも、制空権喪失を劣勢に押し戻す事ができれば夜間触接が使えるようになる。由良自身は甲標的と水戦を両方使うと夜間連撃ができなくなってしまうが、他のメンバー次第(夜間偵察機を装備した軽巡。索敵値が高い大淀、夜戦火力が高い神通等とは相性が良い)では十分な補助となるだろう。
連合艦隊でも道中の安定度を最重視する場合、甲標的+水戦×2で雑魚散らしと制空権補助に徹すると言う使い方もある。阿武隈とは違った方面で活躍が期待される。
但し、航空攻撃・先制対潜・先制雷撃は両立はできるが、全ての条件を満たしても三連続にはならない(自艦隊・敵艦隊の組成でキャンセルされる。具体的には潜水艦単独の艦隊だと航空戦には参加できず、先制雷撃は出来るが当然無効で先制対潜しか発動しない。また、先制対潜も爆雷投射機のみでは発動不可で最低限ソナーが必要になる)
また、鬼怒・阿武隈に無い特性として補強増設スロットに副砲属性がある8cm高角砲系統が装備できるので水戦を装備した上で制空権を取り弾着観測射撃を単独で行ったり、大発系統を装備した対地攻撃で離島や要塞型の深海棲艦相手に連撃を当てることが可能。補正次第(WG42等)で対地目標なら二人以上の火力を叩き出せる。・・・と由良自身の装備と僚艦次第では器用貧乏になるか?優秀な旗艦になるか?は装備開発・改修の進捗と海域に合わせての適切な装備選択に左右されると云える。提督さんの腕の見せ所である。
実装直後の2017年8~9月開催の夏の限定海域『西方再打通!欧州救援作戦』においては上記の多才な装備から対空カットイン・先制爆雷を単独で両立できる上に、小型艦程度の露払いも可能な火力に加え、最終マップであるE-7では「第一艦隊に軽巡を加えることで航空戦を減らせる」というルート固定条件から連合艦隊の旗艦として由良が抜擢されるケースが甲種勲章を獲得した提督の間で見られた。
艦これアーケードでは、2022年5月10日実装。鬼怒改二より先んじて実装されたのは、後述の舞鶴コラボとの話題性故だろうか?性能は基本プラウザ版に準拠しており装備の幅が広いのに加えて軽巡最速の37ktをマークしている(阿武隈改二と同速)
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2018年秋のイベントたけなわな9月28日、運営鎮守府のTwitterにて『艦これ30秒通信~由良のゆらゆら対潜講座』なる動画が配信された。タイトルの通り、デフォルメされたちび由良さんが対潜対策を語る動画だが、特筆すべきはちび由良さんは藤川氏の手によるだけでなく、動画時に黒板に描かれた大鷹(改二)・時雨改二・大東・鹿島をタニベさんが描いてるというサプライズであろう。同人誌やpixiv等で公式絵師が他の絵師さんのデザインした艦娘を描くケースはあったが、公式で担当以外の絵師さんの筆による動画が出るのは初である。
好評を博してか、10月4日には装備について解説した第2回、10月12日には陣形について解説した第3回が投稿された。
2017年9月13日の夏イベント終了後のアップデートにて由良改二にも別modeの浴衣が実装された。既に改以前と改二で別のグラフィックが用意されるケースは初めてではないが、コニシ艦隊の艦娘としては初の実装である。ちなみに初出は17年の富士急ハイランドでの『瑞雲祭』でグッズとして提供されたイラストが元になっており、羽織っていた「瑞雲魂」の法被を外しての本実装になった。
その姿も16年の浴衣姿から大人びており、「恋人というより若妻」という由良提督の声は後を絶たないのも納得の艶姿である。
え?・・・ローソン海域へ出撃ですか?え!?由良が旗艦?
16年のローソンコラボでの店内放送、18年秋の夕張とのアイテム出演に続き、19年2月5日スタートの冬コラボでは鬼怒・阿武隈(・・・と深海浮き輪さん)と共にイメージリーダーとして抜擢。全国のローソン店頭にて【お出かけmode】で彩る事になった。お菓子購入時のクリアファイルのイラストとしても登場し、シンプルなジャケットにノーマルの制服姿に似たカラーのアンダーと黒タイツでシンプルかつ大人びたコーディネートで可愛い印象が強い妹二人と趣が異なるスタイルで魅了された由良提督多数。
こちらの私服は、月刊コンプティーク20年3月号表紙にも採用。夕張と共にバレンタインモードを彩った。また、2022年6月、京都丹後鉄道コラボの丹後「由良」号のラッピングとして浴衣modeと共に採用。
2023年10月1日スタートの舞鶴鎮守府・舞鶴市公式コラボにおいても継続してイメージリーダーとして登場。2023年11月現在東舞鶴駅にスタンディが設置されている。同地には由良以外でも赤れんがパーク(吹雪・秋月・朝日・伊201)・コラボ店舗(酒匂・朝日・山汐丸・Nevada)・西舞鶴駅(吹雪)・田辺城(霰)・五老スカイタワー(敷波・漣・稲木・Gotland)に加え、宮津市のハクレイ酒造(由良改二浴衣mode・夕雲)と多数展開中。
2021年7月には、コラボ商品「させぼ温州みかんサワー」にて水着姿で登場。同年冬に発売されていた蒼龍・伊47・速吸「瀬戸内レモンサワー」に次ぐ第二弾で、飛龍の「瀬戸内レモンサワー」と同時販売。後に8月4日のアップデートでゲーム本編にも実装。由良が水着に関して言及していた2016年夏から実に5年越しの実装である。
黒いTシャツと大きなパレオで隠れているため立ち姿は一見水着に見えないが、中破で白も眩しいビキニ姿を披露してくれる。また、コラボ商品版ではシャンパングラスだったのが、ゲーム実装にあたり前年に実装された夕張改二の水着姿と同形の水鉄砲を持っている。
由良がコラボ旗艦?
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2022年2月にはC2機関と京都丹後鉄道(丹鉄)の舞鶴鎮守府開庁120周年と連動した公式コラボとして上記の法被姿を「舞鶴鎮守府・丹後由良」仕様にした別バージョンとして登場。後述の史実に記載されている通り、軽巡由良の艦名が丹鉄が運行されている京都府舞鶴市及び宮津市を河口とする由良川に由来、並びに艦内神社の祀神が同地の由良神社であるのが縁。また、過去の呉公式コラボにて目的地への公式運行をしているウィラーエクスプレスグループとの協賛としての起用と思われる。C2機関のTwitter公式ヘッダーとしても採用され、22年3月より丹鉄宮舞線・宮豊線の駅に同デザインのポスターが掲示、舞鶴赤れんがパーク及び丹鉄宮津駅・天橋立駅で由良や舞鶴に関わりがある艦娘(軽巡酒匂・舞鶴生まれの朝潮型である大潮・霰、同じく夕雲型である夕雲・早波・浜波・沖波・早霜)の公式グッズの展開がされている。22年8月にゲームやローソンコラボと別デザインの水着イラストも書き下ろしが登場、アクリルスタンド等で展開。
同年5月21日から丹鉄西舞鶴駅・福知山駅にスタンディ(立てPOP)が設置。同日に吹雪(宮津駅)・秋月(天橋立駅)・浜波(豊岡駅)としーちゃん(西舞鶴駅)も設置。由良以外は舞鶴海軍工廠生まれ繋がりである。※展開時間は各駅の営業時間に準じるので注意。(2023年5月一杯をもってコラボ終了)
同年6月25日よりラッピング列車『丹後「由良」号』が先行運行開始。宮舞線・宮豊線全線である西舞鶴-豊岡を通し運行し、一部列車は途中の峰山駅で折り返しになる。7月より定期運行し11月27日まで。累計運行日は138日。
さぁ、由良の戦史見せちゃおうかな
1918年に策定された計画によって、二等巡洋艦として建造が決定。
1922年5月21日に起工、1923年2月15日進水、そして同年3月20日に佐世保海軍工廠にて竣工した、長良型軽巡洋艦4番艦「由良」は、いわゆる5500トン級軽巡洋艦の一艦として作られた艦である。余談だが、2代目神風型駆逐艦3番艦「春風」が、実は「由良」とほぼ同級生だったりする(1922年5月起工・1923年5月竣工)。
名前の由来は、京都府を流れる由良川より。ちなみに舞鶴鎮守府(現:海上自衛隊舞鶴基地)の西に河口がある。就役後、佐世保鎮守府に所属。
1923年8月25日、中国沿岸部にて警備に従事。9月4日に呉へ帰投した。
1925年3月25日、佐世保出港後に青島方面で作戦行動。
1926年末には、日本の軽巡洋艦では初めて、水上偵察機を搭載している。ちなみにカタパルトも装備されたが、邪魔なので後に撤去されている[2]。
1932年1月29日、第三艦隊第三水雷戦隊に所属していた由良は、上海事変により中国沿岸部へ進出。楊子江水域の警戒任務に従事する。同年3月22日に任務を終え、本土に帰還。
1936年5月21日、佐世保工廠で機関の修理に着手。しかしその途中で蒸気噴出事故が発生し、6名が死亡した。
1937年8月10日には第二次上海事変への対応のため上海上陸作戦に参加。これを機に日華事変が本格化したため杭州湾上陸作戦、広東上陸作戦、海上封鎖作戦などに参加。11月22日に作戦を終えて帰還した。
翌年の1938年4月10日から11月16日にかけて、華南作戦に従事。1941年11月24日、海南島へ進出。同年12月5日、開戦に備えて海南島の三亜を出撃。
太平洋戦争時には、第四艦隊第5潜水部隊の旗艦を勤めている(対潜能力が高いのはそのためか?)。開戦劈頭は南方に向かい、マレー作戦や蘭印作戦を支援。開戦日である12月8日にはノルウェー貨物船「ワヘリオス」を臨検している。翌日の12月9日、伊69よりイギリス戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」からなるZ部隊を発見したとの報告を受け、94式水上偵察機を放っている(後にプロコンドル島の山中に墜落した)。その後は旗艦の鳥海とともに警戒任務に従事。12月11日、駆逐艦5隻を率いて第七戦隊と合流。ボルネオ島攻略作戦に参加し、ミリ沖の対潜掃討も行った。16日にはサラワク、ブルネイの上陸支援を行い、翌日にはミリ攻略作戦を支援、23日にクチン上陸を支援する。
年が変わって1942年1月26日、第七戦隊と合同でエンドウ上陸を支援。2月3日、カムラン湾を出港した由良は輸送船25隻を護送。14日にはシンガポール南方で、駆逐艦「朝霧」等とともにイギリス特設砲艦「リー・ウォー」を撃沈。
3月1日、オランダ潜水艦「KXⅣ」に狙われるも、発射された魚雷を回避し事なきを得る。3月3日、カンダンハウ砲兵陣地に対し艦砲射撃を行う。4日にはバリ島付近で被雷して放棄された給油艦「襟裳」の乗員を救出している。
6日にスマトラ攻略支援を、12日にサバン上陸を支援。その後、サバン沖で哨戒任務に就く。20日、ペナンを出港しアンダマン諸島攻略部隊を乗せた船団を護衛。
4月1日、駆逐艦夕霧、綾波、汐風、朝霧を率いてセイロン沖海戦に参加。作戦中の5日、ベンガル湾にて夕霧とともにオランダ船「バタフィア」「バニュワンギ」、イギリス船「タクツァン」を撃沈する戦果を挙げる。作戦後、ペナンを経由して佐世保へ帰投。
1942年5月からは、潜水艦攻撃で大破した艦隊のアイドル那珂に代わって第二艦隊第4水雷戦隊の旗艦となった。
6月、第4水雷戦隊を率いてミッドウェー作戦に参加するも戦闘は生起せず。19日に小松島へ帰投した。
ミッドウェー惨敗後の8月11日、トラック諸島へ進出。決戦の火蓋が切って落とされたソロモン方面へ輸送任務に就く。
8月24日、ガダルカナル島北方で第二次ソロモン海戦が生起。由良は第2艦隊第4水雷戦隊に所属し、戦艦陸奥の護衛を務めた。
9月25日、ショートランドで停泊中、2機のB-17から爆撃を受け小破。
そして10月11日、ショートランドで米潜水艦「スカルピン」から魚雷を撃たれるも回避。14日、川内ら僚艦とともにエスペランス岬に兵員1100名を輸送。15日から17日にかけても輸送作戦に従事し、兵員2100名をガダルカナル島へ揚陸した。18日、米潜水艦「グランパス」から4本の魚雷を撃たれ、1本が命中するも不発だったため難を逃れた。
10月23~24日、ショートランド泊地から第二駆逐隊(「五月雨」「夕立」と「春雨」が所属)と「秋月」と臨時の攻撃隊を編成。先行した第六駆逐隊[3]から「敵飛行場は日本軍が占領」「敵巡洋艦、駆逐艦を撃沈」という情報を受け取り、10月25日、トドメを指すべくガダルカナル島に向かって出撃する。
だが、それは誤報[4]であり、アメリカ軍は無傷のままだった。
接近する「由良」達に、無力化されているはずだったアメリカ軍の地上基地から発進した航空機が猛攻撃を仕掛ける。
まずドーントレス急降下爆撃機に襲われた「由良」は爆弾2発を受けて艦橋大破、火災が発生する。ここで作戦中止を決め、戻ろうとする「由良」に、さらに第2波のドーントレスとB-17爆撃機が追撃で襲いかかり、爆弾をさらに3発受けた「由良」は大炎上し、二番煙突が倒れる。
ここに至っては手の下しようも無く、総員退艦の後、駆逐艦「夕立」「春雨」による雷撃処分が行われるが、なかなか沈まず、最後は「夕立」が砲撃して沈めたという。佐藤艦長以下生存者は「秋月」「村雨」によって救助された。
余談だが、資料によってはソロモン諸島インディペンサブル海峡東方にて米潜水艦「グランパス」による雷撃で大破させられたという記述があるらしい。
こうして「由良」は、日本海軍が太平洋戦争で喪失した最初の軽巡洋艦となった。1942年11月20日除籍。
時は流れて、令和。彼女の命名の由来になった由良川の畔、京都丹後鉄道の『丹後由良駅』の傍にある「由良神社」には「献木 軍艦由良」の碑がある。1923(大正12)年「由良」の就役時、同神社から分霊を行い艦内神社とした縁で1927(昭和2)年に「由良」乗組員からこの地に贈られた蘇鉄の樹が今も健在である。
関連動画、始めます!
関連静画なの? ほんと? やったぁ!
改二
関連商品も大切よね
なぜ由良さんだけないんじゃーー!!(涙)霧の艦隊版モデルだけど、遂にプラモデルになったよ!
関連コミュニティができたんですって
関連項目を強化してね、ねっ?
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 軽巡洋艦(艦これ)
- 長良型軽巡洋艦 / 長良型姉妹
- 第四水雷戦隊 - 第四水雷戦隊(艦これ) 損傷離脱した那珂に代わり四水戦を率いた
- 大井(艦これ) - 楊子江水域の警戒任務において、由良・夕張と共に活動
- タニベユミ(谷邊由美) - タニベ艦隊
- コニシ - コニシ艦隊
- 佐世保艦娘(出身、所属共に)
脚注
- *開戦前の一時期由良と川内が僚艦だった時期がある。戦中も三水戦と五潜隊が同作戦に参加していたこともある。
- *当時のカタパルト(萱場式艦発促進装置)はなんとスプリング式である。
- *ただしこの時は「響」「電」は別件でトラック泊地にいたため、「暁」「雷」と臨時編入していた「白露」の3隻からなる臨時編成となっていた。
- *第六駆逐隊を弁護すると、「敵艦撃沈」は自分達の誤認だが、「飛行場占領」はガ島の陸軍からの情報で、第六駆逐隊はそれを転送しただけだったりする。情報の真偽を確認するのは第六駆逐隊の任務ではないし、受け取った情報を余計な判断を入れずに司令部に転送するのはむしろ正しい。情報に真偽があったとして、それをどう判断するかは司令部の仕事であり、このとき「この情報は正しい」と判断して行動を決めたのも司令部である。
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