異とは、他と異なるということである。
また、以下のことを表す。
人名
- 王異(? - ?) - 後漢末の女性。趙昂の妻
- 馮異(? - 34年) - 後漢初の武将
- 李異(? - ?) - 後漢末から三国時代にかけての武将
- 朱異(? - 257年) - 三国時代孫呉の武将。朱桓の子
漢字として
異
- Unicode
- U+7570
- JIS X 0213
- 1-16-59
- 部首
- 田部
- 画数
- 11画
- 意味
- 異なる、他の、怪しい、奇怪、驚く、異変、区別するという意味がある。〔説文解字〕には「分かつなり」とある。
- また翼と通じて補佐するという意味がある。
- 字形
- 異形のものが両手を広げているところの象形。
- 〔説文〕は畀+廾の会意とするが、甲骨文・金文は田の字のような頭の物が手を広げている形。
- 異形のものが何かについては、猛獣の怪異である(〔説文解字注箋〕)とする説、翼と尾のあるものとする説(〔文源〕)、仮面をかぶった人とする説、鬼頭の神である説(白川静)などがある。白川は正面形が異、側身形が鬼・畏であるという。
- 音訓
- 音読みはイ、ヨク、訓読みは、こと、ことなる、あやしむ、わざわい。名のりに、より、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 異は、〔説文解字〕で部首である。〔説文〕はほかに戴を収める。
- 声符
- 異を声符とする漢字には、㔴、𠪙、廙、䔬、翼、趩などがある。
- 語彙
- 異界・異議・異境・異教・異国・異常・異人・異端・異論
異体字
関連項目
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- 0pt
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