発令!「艦隊作戦第三法」とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」において、2016年秋に実装されたイベント(期間限定海域)である。実施期間は2016年11月18日から同年12月7日→12月9日まで。
通称名は「2016年秋イベント(秋イベ)」。なお、ブラウザ版のイベント海域を元にした艦これアーケードの期間限定海域としても2021年春に実装される。新規実装艦の違い等がある。なお、当記事ではブラウザ版の記述を中心とする。
ブラウザ版・事前情報
2016年10月、運営公式Twitterにて期間限定海域の実装が発表された。以下、現時点での運営公式Twitterより報じられた内容である。
概要
本イベントは前段作戦3海域+後段作戦2海域の計5海域から成り、
の4隻が実装された。
中規模作戦と銘打たれた本イベントであるが、E-3やE-5に用意されたギミックの解除にそれなりの時間が掛かる点、E-4が輸送ゲージと戦力ゲージの2本を有している点などから実質大規模に近いと言っても過言ではない(中規模とはなんだったのか)。それに加えて出撃制限も厳しいので、挑む際はそれなりの覚悟を持っておこう。
イベント限定システム
出撃制限などについて
本イベントの、出撃制限を表にまとめる。
(内容に誤りがあったら、修正してください。)
E-1 | E-2 | E-3 | E-4 | E-5(甲) | E-5(乙or丙) | |
輸送部隊 | ○ | × | × | × | × | ○ |
迎撃部隊 | × | ○ | ○ | × | × | ○ |
増派部隊 | × | × | × | ○ | × | ○ |
決戦部隊 | × | × | × | × | ○ | 札なし |
- 輸送部隊:E-1へのみ出撃可能。
- 迎撃部隊:E-2、E-3へ出撃可能。
- 増派部隊:E-4へのみ出撃可能。
- 決戦部隊:E-5へのみ出撃可能。(甲作戦でE-5へ挑む場合のみ)
- E-5を乙作戦か丙作戦で挑む場合に限りE-5では「決戦部隊」のお札が付かない為、お札の種類や有り無しに関係なく全ての艦娘が出撃できる。
基地航空隊
出撃海域を選択するときに航空基地隊のバナーをクリックする事で、出撃させる航空機などを選出したり「待機」「出撃」「防空」などの行動を指示できる。
E-2へ最初に出撃する時は「待機」となっており、何もしないと出撃しないので注意。「出撃」などの支持を出せば、航空隊が出撃できるマップで、『出撃開始』のアイコンの下に緑色の『基地航空隊出撃準備中』という小さなバナーが出現、海域出撃後にマップ上で航空隊の攻撃対象マスを選択する。
「出撃」の指示を出した航空隊は1部隊につき、マップ上のマス2つまで航空支援による攻撃ができる。
だが、艦載機ごとに「行動半径」が設定されており、これが小さいとボスマスをはじめスタート地点から遠くにいるマスを選択することができないので行動半径の広い艦載機を用意しよう。
航空隊を編制する中隊のうち、最も短い戦闘行動半径が出撃可能範囲となる仕様も同様。なお、大型飛行艇などの足の長い誘導機を伴うことで出撃可能範囲を若干伸ばすことも可能。
1つの中隊には4つまで航空機を配置できるが、スロット1つにつき艦載機数は偵察機系が4、それ以外の航空機は18機配置となる。艦載機熟練度システムの対象にもなるので、高い熟練度の艦載機を配置すれば活躍してくれるだろう。
また一旦配置した航空機を別の航空機へ入れ替えると、最初に配置していた航空機は「配置転換中」扱いとなり、一定時間(約12分間)再び航空隊へ配置する事ができないほか、配置転換中が解除されるまでその航空機は艦娘が装備する事もできなくなる。特に中部海域(6-4以降)へ出撃中の提督は、中部海域の基地航空隊へ配属中の艦載機をイベントマップへ出撃させる際に転換中待ち時間に注意。
指示内容
- 待機
航空隊が出撃しない。航空隊が出られるマップで使用せずに出撃する場合に。
空襲による被害は「出撃」等と同じ? - 出撃
出撃命令を下す。マップへ出撃後、攻撃目標のマスを指定して、出撃中の部隊に加勢させる。1部隊につき2マスまで攻撃させることが出来、同じマスを2回選択して集中攻撃を行わせる事も可能。
ただし、上述の通り行動半径という制限が課せられるのでボスマスなどスタート地点から遠い場所へ出撃させる場合は飛行艇などを一緒に編成して飛行距離を延ばそう。 - 防空
今回のイベントマップでもE-2では、敵の航空部隊による空襲が発生し航空隊や航空基地(=資材)にダメージを与えてくる。この、航空攻撃を敢行する敵部隊を航空隊に迎撃させる事で部隊や資材の被害を防ぐ。基地航空隊を出撃させずに攻略でき、尚且つ少しでも資材の消費を抑えたいときに利用しよう。
空襲迎撃にあたっては「対爆」「迎撃」の数値が強力な戦闘機を配備したい。なお、行動半径は関係ない。
また今回も、E-2とE-5では制空権確保しつつ空襲の被害をゼロに抑える事でステージ攻略を有利に進めたりボスの装甲が低下するギミック発動の鍵の1つになっている。 - 退避
基地航空隊を遠方へ退避させ、空襲から避難させる。防空戦が発生しないので航空隊に損害が出ない上熟練度も下がらないが、代わりに無防備の基地が敵の攻撃をもろに受けるので備蓄資源の損害が増加する。 - 休息
航空隊も出撃を繰り返すと、艦娘と同じく疲労が溜まる。これを早く回復するために使用する。
空襲による被害が増大するので、休息を選んだ状態で空襲が発生するマップへ出撃しないよう注意。
また休息中は(疲労が回復した状態でも)ボーキサイトの自動回復速度が減少するので、これを選んだ状態で長時間放置していると大変な事になる。
連合艦隊決戦
6-5で「深海連合艦隊」が実装されて以来本イベントでも来るぞ来るぞと噂されてきたが、予想通り本イベントではE-3以降のマップで、敵のボス艦隊が艦娘と同様にボス率いる第一艦隊と護衛の第二艦隊による総勢12隻の連合艦隊で待ち構えている。
そのためボス戦は連合艦隊同士で総勢24隻が入り乱れる大海戦となる。
戦闘は空母機動部隊と水上打撃部隊で、砲撃戦の順番が異なるほか、砲撃戦の標的など様々な点が普段の砲撃戦とは異なり、砲撃や雷撃で標的がばらけやすい。以下に、簡素に記述。
(対全体:全ての敵が対象、対本隊:敵ボス率いる第1艦隊のみ対象、対護衛艦隊:敵第2艦隊のみ対象)
空母機動部隊 |
水上打撃部隊 |
なお、連合艦隊ボスと夜戦突入する条件は現状詳細な条件が判明していないが、夜戦突入時点で敵第2艦隊の旗艦を撃沈(または大破)させ、尚且つA勝利判定以上が勝ち取れたか否かで決まるという説が有力とされ(S勝利なら確実)、上記の7.のフェイズまでに敵護衛艦隊に対してA勝利判定以上の戦果を達成でき尚且つ旗艦を撃沈した場合はボス率いる本隊と夜戦になるが、護衛艦隊の旗艦や随伴艦が計2~3隻以上残っていた場合はボス本隊に逃げられ護衛艦隊と夜戦を行う事になるとされる。
護衛旗艦(軽巡)が無傷の場合は他の随伴艦を4隻撃沈しても本隊に逃げられた事例もあれば、旗艦を撃沈または大破した場合に随伴が2、3隻残っていても本隊と夜戦突入できた事例もあったりと、条件こそ不明のままだが敵護衛艦隊の残存数以上に敵護衛旗艦が重要な判断基準であると目されているようである。
(参考→艦これwiki「連合艦隊」掲示板より出典、敵本隊と夜戦突入成功した例、敵護衛艦隊に逃げられた例)
そのため砲撃戦時点で護衛艦隊を全滅、または旗艦含め4~5隻以上撃沈できるよう祈りたいが、可能な限りは護衛艦隊を蹴散らしつつ敵本隊にも夜戦までにダメージを与えておける展開が望ましい。決戦支援は惜しみなく投入しよう。
S勝利を達成する場合は敵部隊を12隻全滅しなければならない為、難易度は高い。S勝利限定のレア艦を掘り当てたい提督諸氏はそれなりの準備と覚悟を。
あまり見ない事例ではあるが、夜戦突入時点で敵本隊が全滅し護衛部隊だけ残っていた場合も護衛艦隊と夜戦になる。消化試合な感も漂うが、S勝利を狙うなら最後まで油断はできない。
作戦内容
第1ステージ 海上輸送作戦
最初の作戦海域。通常艦隊での出撃となり、『輸送部隊』のお札が付けられる。
Hマスでの揚陸後、駆逐艦が2隻以上で尚且つ艦隊が高速で統一・索敵値をクリアしていればボス戦へ行ける(低速艦がいたり、駆逐艦が1隻以下の場合はG・I・Jの迂回路へ逸れるとされている)。
輸送任務なので、大発動艇が搭載可能な艦を出撃させるとスムーズにクリアできる。特に阿武隈改二や鬼怒改二、朝潮改二丁などを持っている提督は大発と先制対潜爆雷攻撃が両立できるのでぜひとも投入したいところだが、現状E-2以降のルート固定要員など温存した方がいい艦娘の情報が揃っていないので判断は慎重に。
なお現状判明している限り、祥鳳や嵐、野分などがE-2やE-3でのルート固定要員になっている為、E-1への出撃は推奨しない。また最終マップを甲作戦で攻略する場合は、酒匂も温存しておこう。
ボスはもはや毎度おなじみ感がすっかり漂いつつある潜水棲姫。
随伴艦に潜水カ級eliteに加え、後期型駆逐艦も登場する。今回も前回のE-1同様で対潜がメインのマップであるが、最短ルートを通らなければ道中や迂回路にも水上艦隊が登場するので注意。
例によって、ボスを撃破する必要は無くボス戦はA勝利でもOKなので、開き直って大発やドラム缶をガン積みして水上の敵は高速戦艦や支援艦隊に任せゲージを減らす事に専念するのもいいだろう。特に甲作戦の場合は潜水棲姫を倒すのがかなり難しいのでボス戦でS勝利を狙うなら対潜装備を満載する以外にも軽空母に彩雲を持たせT字不利を回避するなど、運も絡んでくる。撃破を狙うなら五十鈴や朝霜、由良など対潜に定評のある艦娘を中心に編成し、先制対潜爆雷で攻撃の手数を増やしたいところ。
「イタイイッ!ヤメテヨオオ!!」「ちっ うるさい敵だな!やってやんよ!」
クリア報酬は給糧艦「間宮」及び特注家具職人(甲乙丙共通)、及び以下の通り。
上述の通りボスを倒さなくてもクリア可能なので、対潜装備や先制爆雷要員が揃っていなくても乙や甲はクリア可能。特に飛燕や雷電は現状イベント以外に入手手段が無いので、丙で妥協する前に乙や甲でチャレンジしてみるのも面白いかもしれない。
レアドロップでは、ボスマスでは「初月」「浦波」「鹿島」「秋月」「明石」が確認されているほか、揚陸マス後の迂回路を通るJマスでも「秋月」「浦波」が見込めるほか「野分」のドロップが確認されている。
第2ステージ 本土防空戦
第2作戦海域。通常艦隊での出撃となり、『迎撃部隊』のお札が付けられる。スタート地点は3種類用意され、正規空母や駆逐艦の数でスタートが決定するとも言われているが詳細は現状判明していない。
またこのマップは戦艦が編入できない。空母や重巡など火力の高い艦を揃えたいが、空襲や敵空母による航空戦が多いマップなので対空力の強い艦を編成すると被害を抑えやすい。
この海域では基地航空隊を使用できる。今回は出撃可能な部隊が1つのみである(2部隊とも出撃にしても、片方は待機or休息扱いとなり事実上任務放棄してしまう)為、もう1部隊は防空に充てさせるのが良い。E-1クリア報酬の飛燕や雷電が防空任務で早速活躍してくれる筈。
出撃はBかJマスを通る場合そこへ攻撃させるのが良いだろう。ボスマスへ基地航空隊を送り込むならどこからのスタートでも行動半径が8以上は必要となる。(真ん中のスタート地点が基準?)
ボスは空母ヲ級改flagship(丙作戦のみ空母ヲ級flagshipの場合もある)。
タコヤキ艦載機を搭載しているので攻撃力・制空力はかなり高い為、こちらも強力な艦戦を用意したい。また敵の随伴艦に戦艦が出てこない編成もあり、その場合は昼の砲撃戦が一巡しかしない。決戦支援はガチ支援を惜しまず投入し、夜戦で決着をつけよう。
なお、潜水艦たちを鍛え上げている提督の場合は潜水艦6隻編成の部隊でE-2をクリアするという手もある。
潜水空母に瑞雲や水上観測機を搭載させボス到達のための索敵値さえクリアできれば、潜水艦のみでゲージを削りきる事も可能。道中の燃料弾薬低下のリスクを抑えられる上空襲や航空戦のダメージを一切無視でき、潜水艦がE-3以降のステージで必要になる可能性が低い為E-3以降へ主戦力を温存したい場合の札対策にもなってくれる。ただしFマスで潜水艦隊とお見合いになるので出撃の度に1回は確実に敗北するリスクもあるが、空襲マスではS勝利が確定なのでボスマスまで行ければトータルではプラスになる。
何にしても高錬度の潜水艦が揃っている提督は、潜水艦隊でのE-2攻略を一考してみる価値はあるかもしれない。
甲作戦と乙作戦の報酬の違いは戦闘糧食のもらえる数と大発動艇しかないので、甲か乙で迷っている提督は大発やALL甲作戦クリアに拘らないなら、E-2は乙作戦でクリアを目指すのが楽かもしれない。
なお、後述するようにこのマップでは次のE-3ボスの装甲が低下するギミックがいくつか用意されている。
詳細は、基地防空(制空確保しつつ被害ゼロ)を3回成功させつつ4箇所存在する空襲マス(A・G・K・L)でS勝利を達成し、B・JマスでS勝利を2回達成するのがE-2でのギミック解除の条件、とされている。
レアドロップでは、ボスマスでは新登場の「山風」をはじめ「天津風」「神風」「春風」などが確認されているほか、HマスとJマスでは「神風」「春風」「春雨」「磯風」のドロップが確認されている。過去のイベントで春風や磯風が入手できなかった提督はここが狙いどころだろう。
第3ステージ 発令!艦隊作戦第三法
第3作戦海域。連合艦隊での出撃となり、E-2に続いて『迎撃部隊』のお札が付く。
スタート地点は2地点用意され、空母機動部隊は上側、水上部隊は下側のスタートとなる。ここでは基地航空隊の使用は不可能。史実艦(祥鳳、愛宕、高雄、野分、嵐、飛龍、蒼龍)を一定数以上入れることで最短ルートを通ってボスにたどり着くことが可能となるため、可能な限りここまで温存することを推奨する。
ボスは水母水姫。ボス艦隊は連合艦隊を組んでいるため、夜戦突入までに敵の第2艦隊を全滅するかA勝利相当以上のダメージを与えられなかった場合夜戦時にボスに逃げられてしまう。資源の許す限り決戦支援を惜しまず投入していきたい。
なお、ボスの装甲が弱体化するギミックの存在が確認されているが、ギミック解除のためにはE-2での行動も関係する。上述のE-2防空に加え、C・D・H・J・Kの5か所の戦闘マスでS勝利を勝ち取るのが条件とされる。
ボスが固すぎて倒しきれない際には解除を考えたいが、関連するとされる戦闘マス全てへ到達するには水上打撃部隊と空母機動部隊の双方で出撃しなくてはならない為多くの艦娘にお札が付いてしまうリスクが発生するほか、2016年夏イベントまで有効だった「難易度丙や乙でギミックを解除し、その後甲に変更する」という方法は今回から通用しなくなったので、難易度の選定も含めて考える必要がある。
(攻略途中のマップの難易度を甲へ変更した場合、E-2で進行中の分も含めギミック進行度がゼロにリセットされる)
尚、ギミック解除完了すると母港帰投時にSEが鳴るのも16夏の時と同じ。丙作戦や乙作戦なら総勢11隻の随伴艦さえ上手く片付けられれば装甲低下ギミックに頼るまでもなくボス撃破は十分可能なので、あまり頭を悩ませる必要はないと思われる。甲作戦の場合ボスの装甲値は223にも達する為、札付き艦娘が増えるのと引換にギミックを解除するか、力で押し通るかは考え所。
クリア報酬は、各難易度共通でフランスの水上機母艦「Commandant Teste(コマンダン・テスト)」が入手できる。その他の難易度別報酬は下記の通り。
Late 298Bは新しく登場した水上爆撃機で、雷撃値を持っていることが特徴である。Commandant Testeの初期装備であるため、複数揃えるこだわりがなければ乙を選択しても良いだろう。
その他、ドロップ艦としてC・H・Jマスで明石、ボスマスではE-2に引き続き山風が、さらに海風、江風、天津風、時津風、瑞穂、秋津洲、天城のドロップが確認されている。E-2で山風を掘りきれなかった提督はここで狙ってみても良いかもしれない。
ほか、ボスマスとH・J・Kマスで朝雲、山雲、浦風、江風のドロップが確認されており、さらにJマスでは高波も狙える。
第4ステージ シャングリラ捜索追撃 艦隊前進配備
「拡張作戦」の始まりとなる第4作戦海域。通常艦隊での出撃となり、基地航空隊は使用できない。ここでは最初に「輸送作戦」をクリアし、その後に通常通り戦力ゲージを破壊する2段構えの攻略が必要になるため、実質的に2ステージ構成となる。ここに参加した艦には『増派部隊』のお札が付けられる。
例によって、甲種勲章を狙うならここを乙か甲でクリアする必要があるが、E-5甲の場合E-4までに使用した艦はE-5で使えなくなるので決戦部隊用の戦力を温存しておこう(特にクロスロード組の3人)。逆にE-5を乙か丙でクリアするつもりならE-4へ全戦力を投入しても差し支えない。
まず輸送作戦だが、編成時に「高速艦のみ」「駆逐艦2隻以上」「軽巡1隻以下」「戦艦、空母系を含まず」の条件を満たすことで最短ルートへの道が拓ける。ここでの最大の鬼門はHマスで待っている空母ヲ級flagship(新型艦載機搭載)率いる敵部隊であろう。最短ルートを行く編成の場合、空母を含まないために制空権は取れず、かと言って制空権を全く無視すると他の敵から容赦ない連撃を受けることになる。また、輸送作戦ということで大発動艇やドラム缶が有効装備になるが、その場合は火力が制限されてしまうため相手にダメージを与えることもままならない。航空巡洋艦をこのステージまで温存しておき、できるだけ制空値の高い水上戦闘機や水上爆撃機を使って制空拮抗を取ることが必須といえる。
ここを超えても索敵値が足りなければボスマスにはたどり着けず、ハズレマスに行くことになるため、如何にして輸送の装備・索敵値・制空値を満たしつつボスでA勝利以上を獲得するかが攻略の鍵となる。潜水艦だけの編成でボス攻略も可能ではあるが、輸送値が低すぎるために現実的とはいえないだろう。
輸送作戦のボスは重巡棲姫。装甲はさほど固くない上随伴艦も容易に殲滅できるので、ダメージを小破以下で抑えた艦の夜戦カットインか夜戦連撃が複数入ってくれればS勝利も十分に望める。ゲージ破壊可能時もステータスも変化せず、先制雷撃は撃って来ない。
次に戦力ゲージの破壊作戦だが「高速艦のみ」「駆逐艦2隻以上」を満たすことで最短ルートを進むことができるとされる。それ以外の編成では遠回りさせられるが、その針路の詳細は巡洋艦や大型艦の割合次第。
ここではSマスの戦艦ル級flagshipが最大の鬼門で、丙や乙でも1~2隻、甲だと4隻で待ち構えているため、そこでの大破に泣かされる提督は数知れず。また、スタート直後とボスマス手前の空襲戦でも手痛いダメージを受けることも多々ある上、ボスが連合艦隊を組んでおり、それに通常艦隊で挑まなければならないこともあり、このステージこそがイベント中最難関と評価する提督も多い。
ボスは空母棲姫。最短ルートでボスまで来た場合は輸送作戦同様に制空権の確保が難しいため、軽空母を入れる、航空巡洋艦を使うなどして制空均衡を確実に取る必要がある。E-3同様に随伴艦隊にA勝利相当のダメージを与えられなかった場合は取り逃がしてしまうため、道中支援、決戦支援ともに全力投入して挑むのが攻略の近道である。
もっともE-3とは違いこちらの敵連合艦隊はボス以外の随伴艦が弱くなっている為、乙や丙であれば夜戦突入までに空母棲姫以外の随伴11隻を蹴散らすのもそこまで難しくない。ただし甲作戦の場合はelite艦flagship艦が大半であるため制空を奪われると敵の重巡やツ級が連撃を撃ってくる上、ゲージ破壊時には空襲マスやボス随伴のヌ級flagship2隻がヲ級改flagship2隻へ強化される無慈悲な敵編成となる。
そのため、毒食らわば皿までと大和型戦艦や正規空母を全力投入してE-4甲へ挑む提督も少なくない。
なお参考程度だが、E-2同様でE-4後半マップも潜水艦6隻編成でボス到達が可能。
E-2とは違ってボスを潜水艦のみで討ち取るのは流石に非現実的だが、最短ルートを通過でき尚且つ空襲とSマス以外の戦闘マスをノーダメージで抜けられる上に、甲作戦ではSマスの駆逐艦の数が2隻しか出ない為道中大破のリスクが乙・丙以上に低い。ただしボス戦は雷撃戦2回で12隻いる敵の数を減らさなければならないので手数が少なく、ボス撃破どころかゲージ削りすら難しい。ゲージ削りに投入したいならバケツの余裕がある場合に。
クリア報酬は各難易度共通で熟練搭乗員と勲章が貰える他、E-5での第三航空隊の使用が解禁される。その他の難易度別報酬は下記の通り。
試製甲板カタパルトは現在のところ瑞鶴改二、翔鶴改二以外に対応する艦がおらず、新登場のサラトガを改造するのにも必要ないので拘らないなら乙か丙でクリアするのが無難。クエストで入手可能とはいえ、時間や手間がかかる代物なので自信があるなら狙ってみるのもいいが、残りの戦力や資材・バケツの数と要相談。
陸上攻撃機は入手機会が滅多にないため、出来る限り高難度の作戦に挑んで、高級なものを手に入れたいところではある。性能は一式陸攻三四型が最も強力だが、行動半径は二二型甲が実装中の陸攻で最も広いので一概には比較できない(九六式陸攻と三四型は8、二二型甲は10)。
高難度だけあってドロップも濃厚で、Hマスと輸送ボスで早霜と清霜、萩風、親潮、大淀、速吸、そして新規艦の朝風が確認されている。戦力ゲージ側のボスでは島風、雪風、卯月、弥生、秋雲、浦風、浜風、谷風、早霜、萩風、親潮、朝風、大淀、速吸が確認されている。ただし、朝風は丙の輸送作戦では出ないので、ここで掘る場合は難易度の選択に注意すること。
もっとも、前述の通り非常に高い難易度である上、朝風を含めてE-5で狙える艦も多いので、ここでは掘りよりクリアを優先した方が精神衛生上好ましいかもしれない。
第5ステージ 渚を越えて
敵機動部隊群が出現する拠点を発見した! 連合艦隊抜錨! 干渉沖敵根拠地に向けて進撃。暁の水平線に勝利を刻め!
今イベントの最終ステージ。連合艦隊での出撃となり、基地航空隊の使用が可能。なお、基地航空隊は3部隊中2部隊のみ出撃可能で、1部隊が残ることになる。空襲に備えて戦闘機を配備し「防空」にセットしておこう。ここに甲作戦で出撃した艦は『決戦部隊』のお札が付く。乙、丙ではこれまで付いたお札の制約を受けず、全艦娘が出撃可能。
画面右隅がスタート地点となり、ボスマスはマップの左上のTマスとなる。実に10マス離れており、このままでは燃料と弾薬切れでボスに辿り着くことはまず不可能である。しかし、このステージには2つのギミックが仕込まれており、そのうちの1つを解くことでスタート地点をTマスに近づけることが出来る。これを実施しない限り攻略は限りなく難しいため、考え方によってはこのステージも実質2ステージ構成ともいえる。
スタート地点を近づけるギミック解除の条件は、道中での航空戦をノーダメージで完全勝利する、基地への空襲を無被害にする、G・HマスでそれぞれS勝利する、マップ右上のAマスで複数回S勝利する(丙:1回、乙:2回、甲:3回)。特にAマスでは軽巡棲鬼率いる連合艦隊にS勝利を掴む必要があるので基地航空隊や支援艦隊も動員したいところ。
全て達成するとMマスの右、Kマスの下に2つ目のスタート地点とその右隣にUマスが出現し、以後はそちらのスタートから出発することになる。またこのマップでは北東側へ進めばF→Aマスを通って補給艦を狩れるので、ろ号作戦などクエスト消化も可能。
ボスは初登場の深海海月姫。随伴に戦艦棲姫や空母棲姫、そして護衛艦隊に駆逐古姫まで含めた強力な連合艦隊で迎えてくる上、甲作戦の場合はHPが800と膨大で中枢棲姫にも匹敵する頑丈さを誇るが、空母の為中破以上まで追い込むか艦載機が全滅すると行動不能になる弱点もある。
そして、ここで勝利の鍵となるのが2つ目のギミックであるボスの装甲弱体化だが、スタート地点前進のギミック解除後に空襲被害ゼロ(制空権確保)を約4回、ボス直前のPマス(空襲)でS勝利を2回、Fマスで複数回S勝利を取る、の3つを達成するとラスボスの装甲が低下しイラストや立ち絵も変化する。基地防空を達成した数以外は、スタート地点移動前に達成した分もカウントされるらしい。
しかしそれ以上に、このステージではクロスロード作戦に供された艦(長門、酒匂、プリンツ・オイゲン)のボス艦隊への攻撃力が飛躍的に上昇しており、上記のギミック解除なしでもボス艦隊へ大ダメージを叩き出せる効果がある。該当艦がボス戦で戦艦棲姫や深海海月姫に500~700はたまた1000以上ダメージを与えオーバーキルしたという報告すらある為、これらの艦を所持している提督はギミック解除なしでまず挑み、難しそうであればギミック解除をしてから挑むのも良いだろう。所持していなくともこのステージで上記3隻のドロップが狙えるため、手に入れ次第急速育成して編成に組み込んでも良い。ただし、このステージも高速艦のみで編成すると最短ルートを行けるという特典があるため、長門を抜いた編成を組むのも手ではある。
クリア報酬は各難易度共通でアメリカの正規空母「サラトガ」が貰える。その他の難易度別報酬は下記の通り。
甲、乙で貰える艦載機はサラトガ、およびサラトガ改の初期装備でも貰える。なお、サラトガもクロスロード作戦に供された艦であるため、クリア後の周回をする場合はダメージ要員として活躍が見込める。
ドロップはA・O・T(ボス)マスでのドロップが美味しく、朝風、酒匂、速吸、島風、初風、舞風、秋雲、長波、親潮、朝風、阿賀野、能代、酒匂、プリンツ・オイゲン、あきつ丸、そしてポーラのドロップが狙える。ポーラを取り逃してしまった提督はボスマスに通って掘りをするのも良いだろう。プリンツ・オイゲンも同じくボスでのドロップのみなので、持っていない提督はこの機会を逃さないようにしたい。朝風はA・O・Tと複数のマスでチャンスがある。
作戦結果
運営公式Twitterより、イベント中及びイベント終了後に発表された突破率を記載する。
11月29日時点の発表
12月4日時点の発表
12月9日時点の発表
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
艦これアーケード
『第拾回 期間限定海域:発令!艦隊作戦第三法』 は4月15日(木)作戦開始です。
本作戦で邂逅可能な艦娘達の魅力を、動画でご紹介いたします!
第10回のイベントとして2021年4月15日より作戦開始。本作戦で実装されるのは、
関連項目
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 新規実装艦娘(ブラウザ版)
- 新規実装艦娘(アーケード版、上記との重複を除く)
- 登場する深海棲艦
- 艦これの関連項目一覧
イベントの一覧 | ||
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前回 | 迎撃!第二次マレー沖海戦 | |
次回 | 偵察戦力緊急展開!「光」作戦 | |
開催年 | 2013年 | -春- -夏- -秋- -冬- |
2014年 | -春- -夏- -秋- | |
2015年 | -冬- -春- -夏- -秋- | |
2016年 | -冬- -春- -夏- -秋- | |
2017年 | -冬- -春- -夏- -秋- | |
2018年 | -冬- |
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