白ロムとは、携帯電話に於いて加入者情報が書き込まれていないもの、あるいはSIMカードが挿入されていない状態のものを指す語である。
当項目では、それの対義語である「黒ロム」「灰ロム」「赤ロム」についても解説する。
概要
白ロムとは、W-CDMA方式等の第3世代携帯電話が普及する以前から使われていた、日本の携帯電話事情では欠かせない用語。
というのも、それ以前は端末内のフラッシュロムに電話番号(加入者情報)を直接書き込んでいたことからそう呼ばれるようになった。
現在ではSIMカードに電話番号を書き込むのが一般的になったので、白ロムという言葉は、SIMカードが挿入されていない端末のことを指すようになった。
黒ロム
灰ロム
電話番号が記録されているが、解約や回線停止により通信不可能な端末 or 通信不可能なSIMカードそのもの。
赤ロム
購入代金の不払いや、盗難などの不正に取得された端末に、キャリアがネットワーク利用制限をかけて利用停止になったもの。利用停止になった端末のなかにはアンテナマークが赤く表示されるものがあり、そこから赤ロムと呼ばれるようになったと言われている。一度利用制限がかけられると原則解除されないので、中古市場やネットオークションで入手した端末が赤ロムだった場合は泣き寝入りすることになってしまう。[1]
ネットワーク利用制限がかけられているかどうかは、各キャリアの専用サイトで端末のIMEI(International Mobile Subscriber Identity〈国際移動体加入者識別番号〉)を入力することで確認できる。
判定が◯であればまず赤ロムになることは無い。△は要注意(ロックはかかっていない、分割支払い中の機種等はここに該当し、端末代が完済されれば◯になる)。×はご愁傷さまです。
赤ロムを掴まないようにするには、多少値は張るが、赤ロム保証(返金or同等品交換)を行う中古ショップで買うのが賢明。ネットオークションでの個人間売買では赤ロムを掴まされるとほぼ十中八九詰むと考えておくほうが良い。
関連動画
関連項目
脚注
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