概要
警視庁捜査第一課強行犯捜査三係の警部。初登場時は警部補だった。元々は劇場版『時計じかけの摩天楼』で容疑者の一人として登場したが、スタッフから容疑者候補が森谷帝二しかいないという指摘があり、そのミスリード役として考案されたキャラクターだった。デザインを担当した青山剛昌はなるべく怪しく見える容姿を描き、演じた塩沢兼人もスタッフから怪しく演じるように念を押されたほどであった。その結果、劇中で毛利小五郎が白鳥を犯人だと名指す場面になった途端、劇場は爆笑に包まれたとのこと。この公表を受けて、それ以降の劇場版にも出演し、さらには原作にも逆輸入され、準レギュラーとなって今に至る。
初登場時点では新しく配属されてきた事になっていたが、逆輸入後は以前から所属していたという設定に変更されている。少なくとも高木刑事よりも前に配属され、松田陣平の死の顛末も知っていた。
実家は鈴木財閥にも引けを取らない大富豪で、執事がいたり軽井沢に別荘を持っていたりとかなりのお金持ち。佐藤刑事を、少年時代に出会った初恋の相手であると思い、当初は佐藤刑事に想いを寄せていた。そのため、高木刑事と佐藤刑事の仲をよく思っておらず、一課総出で二人のデートを監視したり、妨害したりしていた。しかし、その初恋の相手が佐藤刑事ではなく、コナン達の担任の小林澄子であったことが判明。それ以降は佐藤刑事から手を引き、小林先生と相思相愛の関係になっている。
昔は法曹を目指していただけあって、性格は真面目で冷静。また、ワインや建築などにも造詣が深いようである。
推理力もなかなかで基本的に他の登場人物より一歩先を行く推理力を持ち(ただしコナンなどの名探偵キャラには及ばない)作中で自力で全てを見抜き見事な推理を披露したことも。
名前のモデルは三谷幸喜脚本によるフジテレビのドラマ「古畑任三郎」。
備考
- 劇場版では『11人目のストライカー』まで16作連続出演しており、それ以降は登場しない作品が増えつつあるが、それでも警察関係者の中では目暮警部に次いで多い。
- 塩沢の演じる白鳥最後の出演となった『瞳の中の暗殺者』には後に白鳥役の後継者となる井上和彦が同作の容疑者役で出演しており、結果として新旧白鳥の共演となった。
- 塩沢の没後、アニメスタッフは当初「塩沢さんなしに白鳥警部は存在しえない」として白鳥を封印する話が持ち上がっていたが、「ここで消えてしまうのは塩沢さんにとって本意ではないかもしれない」と配慮から却下された。
関連動画
関連項目
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