百合とは、
この記事では主に3について解説する。
植物としての百合
ユリ目ユリ科ユリ属の多年草の総称。学名はLilium(リリウム)、英名はLily(リリー)。
詳細は⇒ユリ
名前に百合のつく人物及びユーザー
女性同性愛としての百合
女性同士の同性愛、またはそれに近い親密な関係も百合と呼ばれる。
「百合動画」のような使い方をする場合、まずこちらの意味をさすことは間違いない。
男性同士の恋愛を描いたBL(ボーイズラブ)にちなんで「GL」(ガールズラブ)とも称される。
1976年、男性同性愛者向け雑誌『薔薇族』誌上に、女性読者の投稿を集めた「百合族の部屋」というコーナーが創設されたのが、女性同性愛を指す意味での「百合」の起源である。
編集長の伊藤文學が、女性同性愛者向けの雑誌創刊への足がかりとしてはじめたと語っているように、「男性同性愛者=薔薇族」の対比として「女性同性愛者=百合族」と命名された。当初は意図に反して男性同性愛者を好む女性の投稿が多かった(『薔薇族』読者の女性なのだから当然ではある)ものの、1981年4月に「百合族コーナー」としてリニューアルされた頃には、女性同性愛者の意味で定着した。
1980年創刊の「少女のための耽美派マガジン」『ALLAN』誌上には女性同士の交際希望欄「百合通信」が設けられ、そこでは「百合族」ではなく「百合」「百合っ気」などの言葉が用いられている。
一方で、戦前の女学校で現実の女学生の関係として流行し、戦後衰退してからも少女小説や少女漫画などの創作作品の中で描かれ続けていった「エス」のイメージが、百合という言葉に吸収されていく。
エスとはsisterまたはsisterhoodの頭文字であり、少女同士の精神的な結びつきを重視した、特別に親密な関係のことである。(詳しくは「エス(sisterhood)」の単語記事を参照のこと。)
また、1983年には日活ロマンポルノ『セーラー服百合族(DVD改題:制服百合族)』が大ヒットし、男性向けポルノ作品を通して同性愛者以外にも「女性同性愛者=百合族」が普及する。その影響が大きすぎたのか、しばらくは「百合=男性向け女性同性愛ポルノ」という認識が強かった。
しかし、いわゆる「レズもの」AVの認知度が上がると、「百合」よりも「レズ」の方が男性向け女性同性愛ポルノを表す言葉としてのイメージを濃くしていく。
これらが一纏まりになって(また、その境界線上にあるものまでも)含まれていることになる。
現在のオタク文化における百合は2の影響が特に強く(「百合」という語が元来持つ清純なイメージも寄与し)、逆に3の意味は前述したように「レズ」という言葉が担うようになっているため、「百合は清純でレズは性的」というような認識がたびたび見られる。
これは近年の実際の用例からすれば、たしかにそういうニュアンスで使い分けられる傾向にあるとは言えようが、しかしながら適切な分類、厳密な定義とは言えない。心の繋がりを描いた百合作品が必ずしも肉体関係にまで発展しないわけではないし、現実のレズビアンは心の繋がりも体の繋がりも同様に大切だと思っている人が多いだろう。
同性同士の性的な感情が苦手な人は百合とレズビアンを分離したがる傾向にあるが、そういった考え方は同性愛者に対し差別的だという意見も多々ある。
こうした女性同士の親密な関係を一緒くたに百合と纏めるようになっている現状では、百合の中でも性的な感情に発展しているものを「ガチ百合」、そうでないものを「ソフト百合」などとと称する事もある。
「百合」と「レズ」という言葉からそれぞれ受ける印象が異なる以上、表現したいニュアンスによって使い分けられるのは自然なことだが、上述のような歴史的経緯があることを理解して、「百合とレズは違う」「百合はこうで、レズはこう」という自分の勝手な定義を他人に押し付けないようにしたい。
オタク界隈における百合の受容と発展
古くから女性同士の恋愛を扱った作品は少なく、耽美嗜好とされて存在自体あやふやであった。
だが、「少女革命ウテナ[1]」「マリア様がみてる」等の作品が好評を博し、”百合”という概念が認識されていった。
そして「マリア様がみてる」のフォロワーである「ストロベリー・パニック」
伝奇・ロボアクション・百合を融合させた「神無月の巫女」などが良く知られている。
他にも「舞-乙HiME」、「らき☆すた」や「魔法少女リリカルなのはシリーズ」等の
女性の交友関連を主とする作品から百合を見出す傾向も多々見られる。
百合界隈自体はまだまだ小さいがファン層は男女問わず存在し
また百合を匂わす作品も徐々にではあるが増えて来ており、今後の展開に期待したい所である。
ニコニコ動画上での百合動画
- 東方Projectの二次創作品では、原作上ほとんど男性キャラがいないため女性キャラ同士のカップリングが多い[2]。
- アイドルマスターでもアイドル同士のカップリングを作っている動画が存在する[2]。
- 公式配信アニメ「candyboy」は双子の女性同士の恋愛がモチーフの一片。
- 女性声優同士の交友関係や言動に百合を見出す例も散見される。→百合声優
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
主な百合(もしくはそういう描写のある)作品 |
ニコニコでの百合カテゴリ百合その他現在発行されている百合誌 |
脚注
- ^少女革命ウテナの原作者の一人でアニメ原画家のさいとうちほは、アニメ放送中は「百合」ではないと否定していたが、アニメ終了後に発行された書籍で「同性愛的な物を肯定できるようになった。」と言っている。
- ^公式では百合設定は存在せず、あくまで二次創作上の設定と解釈するのが一般的である。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E7%99%BE%E5%90%88


ページ番号: 106221
リビジョン番号: 1460266
読み:ユリ
初版作成日: 08/05/20 00:50 ◆ 最終更新日: 12/03/05 01:55
編集内容についての説明/コメント: >>1467より学名の発音誤り修正。また百合誌名「ひらり」→「ひらり、」に修正
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