単語記事: 的を得る

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的を得る」とは、議論の種である。

概要

的を射る」という表現は、広辞苑にも存在する正しい表現である。

では、「的を得る」はどうだろうか?現在のところ、『広辞苑』(第五版)を始めとして、『大辞』、『大辞』といった名だたる辞典にも、「的を得る」の句は載っていない。

この原因は見坊紀が編集した『三国語辞典』第3版(1982年)が『「的を得る」は「的を射る」の誤用』とわざわざ記載したことにあると考えられる。

しかし、これが誤りであるとは一概には言えない。『正鵠を得る』という、これまた正しい表現があるからである(しかも、この言葉は中国時代の『礼記』などにある、「的を射る」よりも古い言葉である)。「正鵠」とは、的の中心ののことであり、「的を射る」よりも、より良く的を射ているということになる。

(余談だが、大学弓道では「的」を使っているので「正鵠」をイメージしやすいが、高校弓道では「的」を使っているので、これをイメージしづらい。

だが、「正鵠」を「的」と置き換えて、「的を得る」と言って良いのだろうか?未だに辞典に「的を得る」の言葉が載っていないことから、まだこの言葉は議論の余地があると思われる。

つまり、「的を得る」という表現は、一概にそれを非難するのも誤りであり、かといって正しい表現であるとするにはまだ議論の余地があるという、そんな微妙句なのである。

そして2013年12月、誤用説の大元であった三国語辞典が第7版において「◆的を得るは誤用ではない」として撤回した。
現在の編集委員である飯間氏のTwitter
ただし現在でも「的を得るは誤用」と学んだ人、思い込んでいる人は多く、このままこの言葉自体が使われなくなる可性も高い。

「新し(あらたし)」と「惜し(あたらし)」

忘れてはならないのは、こうした言葉の変動は有史以来続いているということである。

例えば、「新しい」という言葉がある。この読みは「あたらしい」であるが、冷静に考えればおかしな読みである。「新」という字の訓読みは「あらた」であり、本来は「あらたしい」の方が正しいはずである。

実はこのことは、安時代に既に言葉の乱れとして認識されていた。

実際、古来より「あたらし(惜し)」というがすでに存在し、「もったいない」という意味であった。一方、安時代以前の「新しい」に該当する言葉は「あらたし(新し)」であった。

ところが、次第に「あらたし(新し)」を「あたらし」表現する者が増え、両者が混同されるようになり、競合の末に「あたらし(惜し)」の方はすっかりれてしまった。「新しい」を「あたらしい」と読むのは、この名残である。

このように、正しい言葉などというものは時代によって変動するのであり、未来永劫正しい表現など存在しないのである。

あらたし」が「あたらし」になるのだから、「なぜ殺たし」が標準になる日も、いつか来るかもしれない。

議論になりそうな語句一覧

  • 役不足」(意味)
  • 「さわり」(意味)
  • 「負けず嫌い」(意味)
  • 「弱冠」(意味)
  • 「情けは人のためならず」(意味)
  • 確信犯(意味)
  • 「奇特」(意味)
  • 「火蓋を切って落とす」(表現)
  • 汚名挽回」(表現)
  • シュミレーション」(表記)
  • 「雰囲気(ふいんき)」(読み
  • 「そのとうり」(表記)
  • 「こんにちわ」(表記)
  • すいません」(表記)

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読み:マトヲエル
初版作成日: 09/10/14 23:26 ◆ 最終更新日: 17/09/12 14:13
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的を得るについて語るスレ

378 : ななしのよっしん :2017/09/04(月) 14:21:55 ID: +7sM8EFjjv
>>375>>376
>>364ブログを読んでから書き込もうね。

>>377
漢文訓読が翻訳ではないとでも?日本国大辞典の編集長ですら「漢文訓読は翻訳」と認めてるんだぞ?
日本中国から漢字を学ぶとき「この漢字はこういう意味だ」と推測で決めたものが色々ある。
読み方は日本に合わせるが、意味は中国に合わせる?それが出来ていない。
不失正鵠を日本読みの不lost正鵠にし、lostの対としてget正鵠が出来ただけ。
lost/getに外れる/当たる意味があるから」じゃなくて「文脈から外れる意味だろうから、中国ではlostが外れるでgetが当たるだろう」という推測。
訓読が「翻訳」でなければ、なぜ「中国の言葉を表した文字に、日本での同義の言葉、つまり読み方を当てはめ」ようとしているのかな?
379 : ななしのよっしん :2017/09/04(月) 14:23:41 ID: +7sM8EFjjv
>>374
論点のすり替え。人身攻撃。感情が充填された
結局なんの反論にもなってないね。
仮に病人だとして、それが論の正当性にどう関係するというのだろう。
そもそも相手の論を崩すためには相手の論に直接攻撃すればいいだけのこと。
380 : ななしのよっしん :2017/09/04(月) 21:30:46 ID: +zCpa5v4hC
>>+7sM8EFjjv
お前ココ見てる人の大半からウザいと思われてるよ・・・・・・
>>364ブログからも同じ気持ち悪さを感じる・・・・・
381 : ななしのよっしん :2017/09/04(月) 21:51:06 ID: +zCpa5v4hC
>>364ブログから
>結論から言うと、「的を射る/正鵠に中る/正鵠をそれず」が元来正しい日本語及び外国語の和訳であり、「的を得る/正鵠を得る/正鵠を失わず」は外国語の誤訳です。
>根拠は中国語に「的を得る/失う」という言葉が存在せず、「的を射る/外れる」という言葉が存在するからです。

だけ引用してりゃいいのにグチグチ言うから病人扱いされるんだよ
ついでにいうとこのブログ書いてる人も病人(発達障害)だから話半分に聞いといたほうがいいんじゃない?
382 : ななしのよっしん :2017/09/06(水) 15:53:13 ID: UF1zKf1qmq
勝手に的を持っていくな
383 : ななしのよっしん :2017/09/06(水) 15:55:44 ID: BU8KJ4TDoj
お客様…矢を手で掴んで的に直接刺しに行く行為はご遠慮ください…
384 : ななしのよっしん :2017/09/08(金) 18:31:49 ID: vfTKGWCN8x
http://kazahanamirai.com/matowoeru.html
「当を得た」「的を射た」は機性に難あり。前者はイメージ喚起不足、後者は「意見」と続くと音が悪い
このブログで言われてるように、より明解で紛れのない言葉に言い換えるのも手だろう
自分は今後そうするよう心がけようかな。整った言葉は整った思考に結びつくはず

例えば
「核心をついた」→ポイントが一点に集中してる時?
ポイント(要点・ツボ)を押さえた」→ポイントがいくつかある時?
「要領を得た」→ものごとの構造を見通しよくまとめた時?

音の数が少なくて言いやすい言い換え
「的確な」→「的を得た」と意味合い・イメージが同一で、よりクリア
「鋭い」→意味合い・イメージは結構変わるが和感がしなやかで思考をよどみなくなめらかにする
385 : ななしのよっしん :2017/09/12(火) 08:02:18 ID: b+OqdRV9N0
的を射て得た意見だな
386 : ななしのよっしん :2017/09/12(火) 19:21:54 ID: 1GVAfoLCJD
いや、全に誤用だろw
どう考えても「正鵠(せいこく)を得る」と「的を射る」が
ごっちゃになってんだろw
「的を射る」擁護派の苦しい言い訳にしか聞こえないww
387 : ななしのよっしん :2017/09/24(日) 17:40:47 ID: z+n42YqnG9
>>384
「的を射た」→「的をぃぇた」→「的を得た」なんてこともあり得るかね。
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