目暮十三とは、名探偵コナンに登場するキャラクターである。愛称は目暮警部。
概要
警視庁捜査第一課の警部。茶色の帽子にコートを着用している肥満体型の中年男性。
名前の由来はジョルジュ・シムノンの推理小説に登場するジュール・メグレ。
原作1巻から登場しており、作中では最も登場する機会の多い刑事である(警察関係者では最古参)。
毛利小五郎の刑事時代の上司であり、小五郎の実力は高く評価しつつも(実際推理しているのはコナンだが)毎度毎度殺人事件に遭遇する「死神」や「厄病神」と皮肉っている(時には怒鳴ることも)。
最近では実は疫病神は小五郎では無くコナンではないかとも考えている。
トレードマークの一つである帽子は決して脱ぐことはない(入院していても)。
その理由は現在の妻であるみどり(当時高校生)と出会うきっかけになった事件で頭に負った古傷を隠すためとされているが、実際は妻との馴れ初め話を冷やかされたくないためである。
推理力はあまりあるとは言えず拳銃の腕もからっきしで、
機械類も全くといっていいほど操作できない(使用できるのは携帯電話くらい)。
しかし刑事としての資質は優秀で正義感が強く、犯罪を憎み、事件に対しては犯人や容疑者、部下に対しても毅然とした態度で挑み、必要ならば自らの身を犠牲にすることも辞さない。時には犯人を厳しく諭すこともある。
そのせいもあってかコナンやその父親の優作、警察関係者からは信頼されている。
性格は「昭和の頑固親父」的な一面もあり、毛利以外にも部下の刑事を怒鳴りつける事もあるが、
TV映りを気にしたりするなどお茶目な面もある。
特別コラボ番組「ルパン三世VS名探偵コナン」では、銭形警部の古い友人という設定だった。
言われてみれば確かにファッションが似ているので、彼らの若い時代に流行ったのかもしれない。
ちなみにトレンチコートにソフト帽という組み合わせはハードボイルド探偵の代名詞とも言える服装で、
銭形警部はハードボイルド探偵の一角、ディック・トレイシーをモデルにしており、
目暮警部の服装は名前の由来でもあるジュール・メグレの影響が見られる。
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