「なんなんだよ、もう・・・・・・」
相葉昴治とは、サンライズ製作によるアニメ『無限のリヴァイアス』の主人公である。
CV:白鳥哲。
「サンライズ最弱主人公」の異名を取っている。
概要
多彩な才能に恵まれた登場人物たちのなかで、昴治はとりたてて特徴のない平凡な少年である。移ろい変わる艦内の状況に流されては、そのたびに自分の非力さと直面し、「なんなんだよ、もう・・・・・・」と愚痴ってばかりである。
数少ない取り柄と言えば、協調性に優れた対人能力・現実に前向きに対処しようとする感性だが、弟の祐希には「お人よしの日和見主義」などと常に罵倒され、後に親友のイクミからも「口だけの正論しか言わない理想主義者」と非難され決別されることになる。
特筆すべきは、SFアニメの主人公でありながらロボットの操縦にまったくタッチしないことと、主人公としては規格外の『弱さ』である。それを指してファンからは「最弱主人公」としばしば揶揄される(後述)。
だが、荒廃の一歩を辿る艦内において社会性を失って異常な行動に走るものも少なくない中、決して自暴自棄になることなく、最後まで理性を保ち、自分のあり方を模索し続けた芯の強さを持っている。
物語後半で自己の限界にぶち当たり、ヒロインである幼馴染の蓬仙あおいと絶望にむせび泣くシーンは、作品中屈指の名シーンとして、また声優の演技の面でも「白鳥泣き」として好評価の対象ともなっている。
最終話での艦の再就航時には進路の決定を一任されるなど、艦内でも一目置かれる人物となった。
相葉昴治のスペック
- 容姿
並。いかにも人畜無害そうなフツメン。 - 成績
並。実技の不得手を学科で補って、辛うじて平均レベル。 - 体力
並。争いごとが苦手な性格でもあり、暴力沙汰においてはほぼ一方的に殴られている。 - 地位
基本的には戦闘ロボットを擁する航宙艦艇のブリッジで、通信オペレーターを務めている。
艦とロボットの連携を高める目的で、ロボットの操縦室に指揮官として派遣されたこともあるが、
ロボットのパイロットたちからはお荷物扱いされ、誰も彼の指示に何一つ従わなかった。
最終決戦においては、戦闘そのものにすら参加していない。
最弱主人公たる所以
あらゆる意味で凡才である相葉昴治だが、この程度の主人公なら他に例がないわけではない。
彼が『最弱主人公』とあだ名される理由は、それに加え「高い頻度で一方的に殴られているから」である。
よく殴られる相手は弟の相葉祐希である。弟にたびたび殴られ、反撃もできない無様な姿は、視聴者の同情と憐憫を買った。
その他、集団リンチの被害に遭う回数も決して少なくない上、終盤では親友や恋人だった者からも深刻な危害を加えられることとなる。
余談ではあるが、昴治役の声優は前述の通り白鳥哲であるが、祐希役は保志総一朗が演じている。
同じ平井久司がキャラデザを務めたサンライズ作品『機動戦士ガンダムSEED』でも二人は共演し、
保志>白鳥の能力格差という点が偶然の一致を見せている。
やはりこの作品でも二人は険悪な関係となっている。
女性関係
そう、ファイナ様である。
昴治は物語当初の人命救助をきっかけに、神秘的な美少女と恋仲になる。
彼女の名は「ファイナ・S・篠崎」。天王星圏チタニア出身のお嬢様である。
だが彼女は故郷の宗教「聖母アルネの教え」を曲解した新興宗教の教祖であり、素手で人を二人も扼殺した実績を持つ、極めて格の高いヤンデレだったのだ(通称ファイナ様)。
昴治の幼馴染である蓬仙あおいを含め、エロゲ的な三角関係の危うさをみせながらも、ファイナとの仲は順調に進み、肉体関係にまで至ったのだが、昴治はファイナの内に潜む狂気をうっすらと感じ取る。それが原因で二人の仲は破綻する。そのことで嫉妬に狂ったファイナは、恋敵のあおいの元へ刺客を二度も放つという実力行使に出る。
さらにもうよりを戻せないと悟るや、親友の尾瀬イクミにより銃撃を受けて重症の昴治に自らの手でとどめを刺そうとまでした。
問題のシーン。
邪魔が入らなかったら確実に殺していたであろう迷いのなさである。
そんなnice boatと紙一重の危機に遭っていながらも、女癖の悪さは改善されていない。
幼馴染・ヤンデレの三角関係ルートとは別ルートで進行させていた電波系美少女「ネーヤ」との交流が最終回で表面化し、あおいの嫉妬の対象になっている(こっちの嫉妬は可愛らしいものだが)。
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関連項目
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