真・仮面ライダーとは、1992年に登場したVシネマ作品「真・仮面ライダー 序章」の通称、並びに主役の仮面ライダーの通称の一つ。『仮面ライダーZO』『仮面ライダーJ』と続くネオライダー3部作の初代作。
概要
仮面ライダー誕生20周年記念として製作される。作品コンセプトは原作・石ノ森章太郎が作りたがっていた『真の仮面ライダー』。大人向けとして製作された故にグロテスクな描写があったり、ハードなストーリーが展開された。実際レンタル屋で本作品を借りて、驚いた親子は多い事であろう。
登場作品タイトルは『真・仮面ライダー 序章』。『序章』以降……続編が製作される事は無かったが、2009年『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』にて初客演を果たした。なんか一番端の所に怪人が混ざっt(ry
余談であるが、風祭真役の石川巧久(現:石川真)は後年、『ウルトラマンメビウス』にてセリザワ・カズヤ役を演じ劇中でウルトラマンヒカリに変身している。仮面ライダー、ウルトラマンの両方に変身を遂げた役者の一人である。
※この作品は子供向けではありません。
子供に見させると、トラウマとなってしまう子供が多いはずです。
『真・仮面ライダー序章』のご視聴は、勇気がある人のみお願いします。
あと名前を呼ぶ際は、「シンさん」という風にさん付けしましょう。でないと脊髄がぶっこ抜かれ(ry
ストーリー
主人公・風祭真はオートレーサーとして活躍する傍ら、遺伝子工学の権威である父・風祭大門の研究を手伝う日々を送っていた。
しかしいつの頃からか、人々を惨殺する光景を主観で見るという奇妙な悪夢に苛まれるようになる。
そして同時期、世間では異形の生物による謎の連続殺人事件が発生していた。
悪夢と事件の内容との一致に、真は自分が犯人ではないかとの疑いを持ち、その真相を突き止めようとするが…
登場人物
- 風祭 真(石川功久(現・石川真))
主人公。城南大学(かの本郷猛らが通っていた大学)出身で現在はオートレーサー。父の研究を手伝って自らの身体を実験のために提供していたが、その中で知らぬ内に父の助手・鬼塚によりバッタの遺伝子を組み込んだ改造兵士(サイボーグソルジャー)・レベル3に改造されてしまい、異形の戦士仮面ライダーシンとなる。その変身シーンは語り草でありみんなのトラウマ。 - 明日香 愛(野村裕美)
ヒロインで真の恋人。実は「財団」の構成員であり真の監視役だったものの、いつしか本気で真を愛し、彼との子を身ごもる。氷室の銃撃から真をかばって殺害されるが、異形の遺伝子を受け継いだ子供は体内で生存している。劇中で裸体を晒し、本作が大人向けであることをまざまざと示した。 - 鬼塚 義一(片岡弘貴)
真の父・風祭大門の助手。「財団」の手先として改造兵士の研究をする傍ら、奇妙なオカルトにもハマっていた模様。真だけでなく、自分の肉体も改造兵士・レベル3として改造しており、変身後の姿は真と殆ど同じ。しかし、理性を保てずに夜な夜な殺人を繰り返していた。 - 氷室 巌(原田大二郎)
遺伝子研究所・ISSの所長で「財団」の手先。真の父を騙して改造兵士の研究に携わらせ、真との子を身ごもった愛も研究材料として拉致しようとした外道。CIAに介入されて自身の立場が破滅したことで自棄になり愛を銃殺するが、そのことで真の怒りを買い、仮面ライダーシンへ変身した彼によってボロ布のようにズタズタにされ殺害された。 - 豪島(安藤麗二(現・アンドレ))
氷室の側近で改造兵士レベル2。生体に機械を組み込んで強化した、我々のよく知るいわゆるサイボーグである。普段は文字通り人間の皮を被っているが、戦闘の際は人工皮膚を破って機械の身体を晒す。初変身、氷室の殺害後と、シンとは都合2度戦闘を繰り広げており、2度目の交戦で倒される。スパインカッターからのハイバイブネイルによる脊髄ぶっこ抜きは、ある意味本作を象徴するシリーズ屈指のグロシーン。 - 謎の老人(石ノ森章太郎)
大門の研究を見学しに来た老人。ひっそり盗聴器を仕掛けて去って行ったが、目的は不明。
仮面ライダーシン
前述のとおり正式名称は改造兵士(サイボーグソルジャー)・レベル3。
強靭な肉体に加え、組み込まれたバッタの遺伝子の特性により同族間でテレパシーによって呼応し合うことが可能。変身の際は、怒り等の感情の高ぶりにより、体内の特殊な物質が活性化し身体が徐々に変化していく、後世では珍しい肉体変化型のライダー。
加えてシンの場合、額に赤い第3の目(仮面ライダー1号や2号の額にあるOシグナルのようなもの)が存在し、それによって異形に変身しながらも人間・風祭真としての理性を保っている。
戦闘スタイルはシン自体の爪や牙を武器とし、野性的な動きで手技が多い。
劇中で主に使われていたのは超振動する両手の爪ハイバイブ・ネイルや腕に生えた鋸状の刃スパイン・カッター。飛び上がって殴りつける、いわゆるライダーパンチも披露した。
バッタとしての脚力はジャンプ力やスピードを出す為に活かされており、特にスピードは豪島の目の前で視界から一瞬で消え失せるほど。その原始的な戦法は仮面ライダーアマゾンを思い起こさせ、後に登場する仮面ライダーギルスに通じる戦い方を披露した。
そう言ったスタイルのためこれと言った特徴的な必殺技は脊髄ぶっこ抜き以外はない。……だったのだが、近年様々な媒体で「真・ライダーキック」という必殺技が与えられた。 いや設定だからね。
その後はゲーム『ライダージェネレーション』や後述の各種DCD対応機種で採用されている。
もし続編が製作されるのであれば、その醜い姿を隠す為にスーツ、ヘルメット、マフラー、グローブ、ブーツを装着し、「仮面ライダー」となる過程が描かれる予定であった(このくだりは、萬画版「仮面ライダーBlack」で一部流用されている)。
石ノ森のラフスケッチによれば、ヘルメットはいわゆるバッタ顔の仮面ではなく、普通のフルフェイスのヘルメットであり、後に仮面ライダーらしいヘルメットに改良される案であったことがわかる。なお、初期案では『仮面ライダーガイア』というタイトルで進められており、この案を基にした小説作品『仮面ライダーEVE』も後年に発表されている(ただし主人公は風祭真ではない)。
なお、劇中では「仮面ライダー」とは呼称されず、ある組織に「MASKED RIDER」とコードネームを付けられるに過ぎなかったが、後年、児童誌や書籍の記載の為に便宜上、「仮面ライダーシン(または仮面ライダー真)」の名が新たに与えられた。
なお、専用バイクを持っていない唯一の主役ライダーであったが、40周年記念映画の『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で専用バイクに乗っていることが判明した。名前はわからない。前述の原作者ラフスケッチでは一応「グラスホッパー」という名前を冠したバイクも描かれてはいるが…。
ガンバライド
そしてついに……シンさんは05弾よりガンバライドへ参戦した!
レアリティはいきなりレジェンドレアという高待遇であり、この弾の副題である「新・旧・真・究!」にふさわしい一枚となっている。イラストはカッコいいの一言。堂々としたシンさんのバックには「真」の筆文字。所々には血をイメージしているのだろうか、墨の滴り、飛び散りまである(しかもその一部は箔押し。)
カードの性能はなかなかのもので、スロット合計はLRのXライダーと同じ450、ステータス合計もNダークカブトと同じ1650とそれぞれ史上最高タイを記録。その上必殺も低くない。スキルも前衛指定ではあるが「AP+30&相手の防御-300」と、過去に例を見ない強力なものに。全体的に高水準にまとまった、チートライダーであるシンさんの参戦カードにはふさわしい1枚となっている。
必殺技ムービーも秀逸で、ハイバイブネイルによる連撃の後、スパインカッターをお見舞いするというもの。赤い背景の中映しだされる敵影は首を切断されているように見える。シンさんファンでなくとも是非見てほしい、カッコいい仕上がりとなっている。
ガンバライジング
しかし、現行機種のガンバライジングではまだネオライダー勢のカードは発行されていない。(バッチリカイガン1弾時点)シンさんも含めた彼らの活躍が見れるのは当分先かもしれないし、すぐそこかもしれない。
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続きはない…(涙)
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関連項目
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