真下耕一(ましも こういち)とは、アニメ監督。株式会社BeeTrain代表取締役。愛称は「マッシーモ」。
概要
1952年東京生まれ。上智大学法学部在学時にタツノコプロ入社。笹川ひろしの下で指導を受け、タツノコ時代は押井守、うえだひでひと、西久保瑞穂らと「タツノコ四天王」の異名をとったりしていたらしい。その後フリーとなり、1997年にBeeTrainを設立。自ら監督として多くの作品を手がける。というか初期はともかく、2001年の『NOIR』以降はほぼBeeTrain作品=真下作品だった。
『NOIR』のヒット以降、基本的にオリジナルでも原作ものでも「真下アニメ」としか呼びようのない個性的な作風を発揮するようになる。その特徴として「クオリティの高いOP・ED」「梶浦由記による荘厳なBGM」「溜めの多い演出」「謎めいたストーリー(大抵は投げっぱなし)」などが挙げられる。そのため原作ものも真下色に染められることになり、何かと好き嫌いの別れる作風として知られている。
BeeTrain設立以前には『無責任艦長タイラー』や『爆れつハンター』、また深夜アニメの先駆的存在である『EAT-MAN』などを手がけており、BeeTrain初期にも『ポポロクロイス物語』を作ったりしているが、『NOIR』以降の個性的な作風の方が有名なせいか、あまり(真下作品という意味では)知られていない。
2011年の『へうげもの』を最後にアニメ制作に携わった形跡がなく、ビィートレインも同作を最後に活動停止状態にあり、現在は事実上アニメ業界から引退したものと思われる。
監督作品
- 黄金戦士ゴールドライタン (1981年)
- 未来警察ウラシマン (1983年)
- アイ・シティ (1986年)
- ダーティペア (1987年)
- F-エフ (1988年)
- ドミニオン (1988年)
- キムの十字架 (1990年)
- ロビンフッドの大冒険 (1990年)
- 風の大陸 (1992年)
- 無責任艦長タイラー (1993年)
- 無責任艦長タイラー・特別編 ひとりぼっちの戦争 (1994年)
- 爆れつハンター (1995年)
- EAT-MAN (1997年)
- ポポロクロイス物語 (1998年)
- NOIR (2001年)
- 砂漠の海賊!キャプテンクッパ (2001年)
- .hack//SIGN (2002年)
- AVENGER (2003年)
- .hack//黄昏の腕輪伝説 (2003年)
- MADLAX (2004年)
- 吟遊黙示録マイネリーベ (2004年)
- ツバサ・クロニクル (2005~2006年)
- スパイダーライダーズ (2006~2007年)
- .hack//Roots (2006年)
- エル・カザド (2007年)
- 無限の住人 (2008年)
- Phantom〜Requiem for the Phantom〜 (2009年)
- へうげもの (2011年)
関連動画
関連商品
関連項目
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