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眠れる巨人ズシンとは、遊戯王ファイブディーズに登場したチーム太陽が使用した切り札である。
概要(アニメ版)
| カード名 | 眠れる巨人ズシン |
| テキスト | このカードは通常召喚できない。 レベル1の通常モンスターが自分ターンで数えて10ターン以上(召喚ターンも含む) 表側表示で自分フィールド上に存在し続けている場合、それをリリースする事でのみ特殊召喚できる。 このカードの攻撃力・守備力は戦闘を行うモンスターの攻撃力+1000の数値になる。 このカードは魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない。 このカードが戦闘を行う効果モンスターの効果は無効化される。 |
| 攻撃名 | ズシンパンチ |
遊戯王5D's121話「奇跡の切り札 眠れる巨人ズシン！」で登場。このような効果を持っていた。自分のターンで数えて10ターンと言うのは相当に難しい。あの究極完全態・グレート・モスですら自分のターンで数えて6ターンで良い(ただしあちらは2枚のカードを守らねばならない)。
チーム3人で自分フィールドにキーメイスを維持し続け、太郎が召喚に成功した。
「能力だけは三幻神に匹敵」「ただし公式戦で出せた者はいない」「レアリティはノーマル」と原作では称され、まさにロマンの塊だった。
そんなロマンを出した時には観客も大盛り上がりで、それまで守備に徹していたチーム太陽にブーイングを浴びせていたのが手のひらを返したように絶賛した。
召喚後はその攻撃でブラック・フェザー・ドラゴンを粉砕、クロウを脱落させ遊星を引きずり出した。
なおこれだけ困難な召喚条件にも関わらず、耐性は「効果の対象にならない」「戦闘モンスターの効果しか無効にならない」だけなので、実は結構な穴があった(要は対象を取らない効果なら無効化されない)。遊星にもその点をつかれて、クロウが残したカード、BF-尖鋭のボーラによりズシンは攻略されている。
ちなみにこの召喚条件は「終焉のカウントダウン」の勝利条件と同じであり、その意味でも涙である。
余談だが、比較対象の三幻神はOCGだと「効果の対象にならない」耐性に収まっているため、一応同等の耐性は有していると取れなくもない。
TF6版
遊☆戯☆王ファイブディーズ TAG FORCE6にもオリジナルカードとして収録された。
| カード名 | 眠れる巨人ズシン |
| ステータス | ☆10・地属性・戦士族・攻撃力0・守備力0 |
| テキスト | このカードは通常召喚できない。 自分のターンで数えて10ターン以上フィールドに 表側表示で存在しているレベル1の通常モンスター1体をリリースすることでのみ特殊召喚できる。 このカードが戦闘を行う場合、バトルフェイズの間だけ戦闘を行うモンスターの効果を無効化し、 このカードの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ 戦闘を行う相手モンスターの攻撃力＋1000ポイントの数値になる。 このカードがフィールド上で表側表示で存在する限り、このカードは魔法・罠・効果モンスターの効果を受けない。 |
アニメ版と比較して、効果完全耐性を得て強化された。厳しい召喚条件はそのままだが、ゲームには手をつなぐ魔人も収録されているためそれを駆使する事で幾分維持はできるようになっている。ただし効果破壊やバウンスには警戒すべきである。
出してしまえばこのカードを正面突破できるカードは存在せず、邪神アバター・時械神ですら退ける無敵のカードに仕上がっている。
ちなみにこのカードはウルトラレアである。あれ？
このカードのレアリティの理由は、キャラクター攻略ボーナスで手に入るカードがウルトラレアで固定されているためである。通常パックに出ない分枠を取らず安心でもある。
そして…
2016年、実にアニメから5年半以上の時を経て、奴は現れた。
| カード名 | 眠れる巨人ズシン |
| カードの種類 | 特殊召喚・効果モンスター |
| ステータス | ☆10/地属性/戦士族/攻0/守0 |
| テキスト | このカードは通常召喚できない。 ズシンカウンターが10個置かれた自分のモンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。 (1):1ターンに1度、手札のこのカードをターン終了時まで相手に見せ、自分フィールドのレベル1通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターにズシンカウンターを1つ置く。 (2):このカードは他のカード効果を受けない。 (3):このカードがモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。このカードの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、そのモンスターの攻撃力+1000の数値になる。 |
2016年5月14日のコレクターズパック-閃光の決闘者編-で登場予定。
大きく変化した点は「カウンターを乗せ、そのカウンターが10個あるレベル1の通常モンスター」をリリースすることで特殊召喚できる点。カウンターは手札のこのカードを見せれば1ターンに1個乗る。このカウンター管理の関係上、このカードを手札に抱えていなければカウンターが進行しない点がアニメと異なっている。
ただしこの書き方でコンマイ語を理解している人は分かると思うが手札にズシンが3枚あれば、1枚ずつ公開することで1ターンに3個乗る。またカウンターが乗るのはターン終了時ではなく(1)の効果処理時なので、死者転生などで他の場所を経由すれば1枚のズシンでも1ターンに複数のカウンターを載せることが可能となっている。よって理論上は最速で1ターン目でこのカードを出すことが可能なのでその点ではアニメから強化されているともいえる。幸いにも戦士族かつ攻撃力0の為、デッキ・墓地からの回収は難しくない。
耐性も毒蛇神ヴェノミナーガ級と完璧であり出してしまえばまず戦闘破壊またはコストによるリリースでしか除去不可能である。ただし特殊召喚を無効化するカウンター罠にはくれぐれも注意。
相手の効果を無効にはしなくなっているため邪神アバターに突破されるようになり無敵とまではいかないが、突破できるカードは限られている。突破できる例としてはクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンや超重武者、装備カードの月鏡の盾が挙げられる。
また、その効果からSNo.39 希望皇ホープ･ザ･ライトニングでは突破出来ないカードと思われていたのだが裁定変更によりライトニング側が「このカードは他のカードの効果を受けない」効果も無効化出来るようになり逆にこちらが一方的に殴られ破壊されるようになってしまった。
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