しかし 矢木に電流走る――!
矢木圭次(やぎ けいじ)とは、福本伸行の漫画『アカギ ~闇に降り立った天才~』に登場する導電体質のキャタピラ王子である。アニメ版のCVは高木渉。
概要
原作1巻~2巻、アニメでは2話~3話に登場。アカギが初めて対戦したプロの打ち手。
川田組が囲っている代打ち。南郷の借金返済を賭けた麻雀勝負で、南郷の代わりに入ったアカギに追い詰められた竜崎に呼び出され、麻雀を覚えたばかりの中学生のアカギと対局することになる。
一局見ただけでアカギの才能を見抜き、冷静に最初の半荘を見に回ってアカギの様子を伺った。その際、アカギの見せたリーチに、アカギには初心者ゆえカンとリーチについての誤解と無知という弱点があると考え、それを突こうとする戦略を立てる。この際の「しかし矢木に電流走る――!」は矢木を代表する名場面という扱いになっている。
が、アカギを揺さぶろうと「俺と10万の差し馬を握れ、払えなければ指1本10万で請け負う」と脅しをかけるもあっさりアカギに「あんたも同じ条件ならいい」といなされ、その条件で対決することに。さらにアカギの的確な読みを惑わそうと敢えてロン牌見逃しという策をとるが、これも同じことをやり返され、「人をはめることばかり考えてきた人間の発想――痩せた考え……」と酷評される羽目に。
一度は得意のイカサマ技「キャタピラ」でアカギから倍満の直撃を奪い作中では貴重なアカギの驚きシーンを引き出すものの、オーラスでアカギの策略に見事に嵌められて敗れ、アカギから「まるで白痴だな……矢木さん……」と嘲笑われた。
その後、アカギの勝ち分を乗せた倍プッシュでの対局では完全にアカギに翻弄され惨敗。呻き声をあげて雀卓に突っ伏し出番は終了した。なお、アカギとの差し馬10万円、もしくは指1本を支払ったのかどうかは不明。
関連動画
関連項目
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