概要
初登場はゲームボーイカラー用ソフト『遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記』。
1999年12月からカードダスの形式で販売されていた「BOOSTER6」でOCG化を果たした。
テキストは以下の通り。
融合モンスター 星6/地属性/岩石族/攻2100/守1700 「岩石の巨兵」+「エンシェント・エルフ」※遊戯王カードWiki より引用
素材は両方とも通常モンスターで、特に「岩石の巨兵」は守備力が高く使用しやすいので、「凡骨の意地」、「フュージョン・ゲート」を利用して融合召喚を行うデッキでなら使いやすい。
また、過去には岩石族を融合素材に指定する唯一のモンスターであったため、「ダーク・コーリング」から「E-HERO ダーク・ガイア」の融合召喚を狙うデッキで、「E・HERO プリズマー」の効果で岩石族モンスターを墓地に送るために使われた。現在は「マルチ・ピース・ゴーレム」が登場し、そちらのほうが指定された素材の攻撃力が高いので、現在はそちらが利用されている。
今となっては「始祖竜ワイアーム」が存在するため、まともに使う意義はないが、イラストやゲームでの活躍から人気のあるカードである。
新エキスパートルール時代は、大会上位者の融合デッキにお守り代わりにこのカードが入っていることがあった。マスタールールでエクストラデッキ(融合デッキ)に枚数制限が設けられるとこのような光景は見られなくなった。
名前やイラストからは魔法使い族を連想するが、種族は岩石族。そのため、「魔女狩り」(魔法使い族専用全体除去)で狩られない。また、「マルチ・ピース・ゴーレム」が登場するまで、長い間岩石族唯一の融合モンスターだった。
初登場の後、「Booster R3」で一度再録されたが、それを最後に現在絶版である。
カード自体の強さとは別にイラストでも人気があり、絶版であることもあいまって、下手なレアカードより高値で取引されることもある。
海外では2012年の「Astral Pack One」で初めて登場した。
その他の作品において
海外で製作された遊戯王カプセルモンスターズ(遊戯王デュエルモンスターズALEX)では、第1の試練にて登場。「メデューサ・ワーム」を使い、砂嵐を起こして遊戯たちを苦しめるが、最終的に、「ブラック・マジシャン」と融合した遊戯によって倒された。
このときのこのモンスターのデザインは、敵であることからか、目が赤かったり、悪い魔女のイメージが強いものとなっている。
非OGC作品
DMシリーズでは通常モンスター。召喚魔族は黒魔族。
「どんなものでも石化して砂にしてしまう恐ろしい魔女」というテキストを持つ。
初登場作品であるゲームボーイのIIからIVまでは、女性型モンスターと岩石族モンスターを融合することでこのカードを出せた。融合の対象となるモンスターカードの攻撃力は2000以下ならどんな物でもOK。
極端な話だが、「ダンシング・フェアリー」と「太古の壺」という攻守500以下の弱小カードからも、このカードを作りだせる。
デュエリストレベルが低く、ろくなカードがない状態で戦わねばならない序盤から攻撃力2100の強力カードになるため、お世話になったプレイヤーは多い。
加えて、召喚魔族も弱点が少ない黒魔族なので、CPU戦はおろか、対戦の際にも猛威を振るいやすい。さらに言うと、上述の弱小モンスター群は、いずれも投入のコストも低く設定されているので、デッキキャパシティ制限デュエルの際にもエース級モンスターとして活躍が期待できる。
関連動画
関連項目
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