砂浴び単語

スナアビ

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砂浴びとは、動物の行動のひとつである。

概要

砂の中をくるくると転げまわったり、羽根で砂をまき散らしたりする行動で、
スズメやニワトリなどの鳥類や馬などの動物がよくおこなうことで知られている。

人間からすると、体が汚れるだけにしか思えないが、実はその逆で、
体を綺麗にすることを目的におこなわれているのである。
砂を体にこすりつけることで、羽根や皮膚についた寄生虫を落としているのである。

また、砂浴びにはリラックス効果もあるといわれており、
砂浴びをしている動物は目を細めてうっとりとした表情を浮かべることもある。
人間にとっての入浴と同じようなものである。

同じような目的で、鳥類の多くは水浴びをするし、豚やイノシシ、ゾウなどは泥浴びをおこなう。
(スズメは砂浴びと水浴びの両方をおこなう、珍しい鳥だといわれている)
中には、アオカケスやカラス、ムクドリのように、アリやヤスデなどを羽毛にこすりつけたり這わせたりする蟻浴を
おこなう鳥もおり、動物たちの入浴は人間からするとなかなかエキセントリックなものである。