『神無ノ鳥』とは、2002年11月にすたじおみりす teamL←→Rから発売された18禁BLゲームである。ショタゲー・鬱ゲー・泣きゲーにも属する。
現在一般には流通しておらず、市場に出回っている絶対数も少ないため入手は困難。その割りに現在旬の有名声優が実名で出演しているため需要が大きく、オークションでは2万円を超える値段で取引されることもある。
概要
どのルートを辿っても必ず主要なキャラクターが死に、神無ノ鳥の場合は消滅させられたりするため、皆が幸せになれるエンディングは存在しない。GOOD ENDの中にも到底主要カプすら幸せだとは思えないような切ないエンディングがあり、ほのぼのとした日常パートから結末への物語の流れや、容赦なく登場人物が消えるこのゲームは、多くのプレーヤーを鬱にする。
ストーリーの特徴として、登場キャラにとっての次に起こる悲劇が予想できてしまうことにより、よりプレイ中に暗い気分にさせられることが多い。特にその傾向は瑠宇ルートやレンジャクルートで顕著であり、またこの2キャラのエンディングには悲劇的なものが多く、そしてシナリオ自体も長大であり、難関であるとともに神無ノ鳥というゲームの主幹であったり、所謂"売り"であったりする。
またあるキャラのルートをクリアしないと、別のキャラを攻略できない等のルート制限があるため、ゆっさゆさにされることを望むプレーヤーは特に注意が必要である。しかしこの攻略ルート制限により、神無ノ鳥という立場に置かれたイカルの葛藤、神無ノ鳥と人間をつなぐ魂の概念など、次のルートを理解する上で必要な予備知識を順番にプレーヤーに伝える意味も持つと思われる。実際ルート制限が強いキャラのルートでは多くの伏線の解消が行われる。しかし、一つ一つのシナリオが長大であるため、中にはお目当てのキャラにたどり着ける前にギブアップしてしまうプレーヤーも多い。
このため特にキャラ同士の絡みを重視するプレーヤーにとっては好き嫌いの分かれる作品だが、一般的にコンプしたものの評価は非常に高い。音楽も定評があり、主題歌「ふたりの場所」はこのゲームを知らない男性でも知ってる人が多い。寧ろそこからこのゲームを知って腐男子となるものが後を絶たない。
主要キャラクター
このゲームの登場キャラクタは人間と、神無ノ鳥の2つに大きく分けられる。
- イカル (神無ノ鳥/CV: 鈴村健一)
- 綿貫琉宇 (人間/CV: 山口勝平)
- ハッカン (神無ノ鳥/CV: 遊佐浩二)
- レンジャク (神無ノ鳥/CV: 緑川光)
- 深町康哉 (人間/CV: 森川智之)
- 真部章仁 (人間/CV: 千葉進歩)
- あの方[主/あいつ] (神無ノ鳥/CV: 平川大輔)
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関連項目
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