立花藤兵衛(たちばな とうべえ)とは、特撮テレビドラマ「仮面ライダーシリーズ」の登場人物である。
『仮面ライダー』から『仮面ライダーストロンガー』までの昭和ライダーシリーズ、バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』内のコーナー『仮面ノリダー』、そして劇場用作品『仮面ライダー THE FIRST』、漫画『仮面ライダーSPIRITS』シリーズに登場した。
昭和ライダーシリーズで大きな役割を果たした人物であるだけに、平成ライダーシリーズでは彼にちなんだ「タチバナ」の名を持つ人物が設定されるケースが度々見られる。
概要
仮面ライダーシリーズ
演:小林昭二
第13話までは喫茶店「アミーゴ」のマスターであったが、第14話以降は「立花オートコーナー」を設立し、「立花レーシングスクール」の会長に、そして第74話で少年仮面ライダー隊設立後は同隊の会長になっている。
滝和也を除いては、本郷猛(および一文字隼人)が仮面ライダーである事を知っている唯一の人物である。
ゲルショッカー全滅後は滝がアメリカへ行ったため、ライダー隊の隊長も兼任。同時に「セントラルスポーツ」という運動用品店を経営しており、風見志郎(と結城丈二)とともにデストロンと戦った。
デストロン全滅後はコーヒーショップ「COL」を営んでいたり、オートレーサーになったり、旅に出たりしていたが、いずれの場合でも神敬介、アマゾン、城茂(と岬ユリ子)と協力してGOD、ゲドン&ガランダー帝国、ブラックサタン&デルザー軍団と戦った。
7人の仮面ライダーからは「立花のおやじさん(おやじさん)」(それぞれの作品の初期だと「立花さん」、「おやじ」など)と呼ばれており、彼らがそれぞれの組織に敗北した時には叱咤激励したり、怪人を倒すための特訓につきあうなど、彼らにとっては良き理解者であった。
ちなみに現視聴者及び旧ライダーの配役の人から「おやっさん」と呼ばれるようになったのは、『仮面ノリダー』の影響が強いと思われる。
また、ライダー1号の新サイクロン号、アマゾンライダーのジャングラーは彼が製作している。
ただし、新サイクロン号の場合は本郷や滝との共同開発であり、ジャングラーの場合は設計図はバゴーが作っている。
最後の登場は、『仮面ライダー(新)』が始まる前の特番『不滅の仮面ライダー』。
仮面ノリダーシリーズ
演:小林昭二
喫茶店アミーゴのマスターであり、木梨猛(ノリダー)や一文字マモル(ノリダーV2)からは「おやっさん」と呼ばれている。また、昔は科学特捜隊のキャップだったらしく、それがらみのギャグを言う事もあった。
ちなみにただでさえ昔のバラエティーなのにこのときののおやっさんの老けっぷりを見ると本家仮面ライダーはいったい何年前なんだ?と疑問を浮かばせてしまう。
のちの特番では、演じた小林氏同様におやっさんも鬼籍に入っており、木梨猛が跡を継いでオーナーとなった。
ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
小林昭二が演じたおやっさんがベースとなって登場。
ライダーチームを支える影の功労者になっている。
また、役者が同じムラマツキャップとは双子の兄弟という設定になっている。
仮面ライダー THE FIRST
演:宮内洋
劇場版仮面ライダー響鬼
演:下條アトム
仮面ライダーSPIRITSシリーズ
漫画『仮面ライダーSPIRITS』および『新・仮面ライダーSPIRITS』ではバイク修理店を営んでおり、城茂を助手にして(?)主に地元の暴走族のバイク修理をやっていたようである。
ユリ子が死んだ事で組織との戦いは拒んでいたが、滝和也と再会した事で戦いに再び巻き込まれることとなった。
四国編では10号ライダーとなったZX=村雨良の相談役となり、「ZX穿孔キック」の開発に協力した。
ZX&アマゾンとガランダー帝国との戦いの後、良の家で久しぶりに緑川ルリ子と再会した。
TV本編と違って、仮面ライダー(ZX含む)や滝からは「おやっさん」と呼ばれている。
作者の村枝賢一氏は初期ライダーシリーズを原体験しているが、やはりノリダーの方が印象強かったのだろうか?
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
演:井手らっきょ
映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』では、原作漫画版同様の本郷家の執事として登場。
映画「仮面ライダー1号」
彼自身は故人。孫に高校生の「立花麻由」が居る。
本作では存在が語られる他、ある場面で彼の生前の姿が見られる。
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関連項目
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