単語記事: 第二外国語

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今週のおすすめ この記事は第75今週のオススメ記事に選ばれました!
よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。

第二外国語とは、を除いて二つに学習する外国語日本大学教育では必修科とされているケースが多い。

概要

日本人外国語学習は、中学校英語を習い始め、大学でもう一つの言を勉強し始める場合がほとんどである。つまり、多くの日本人にとって英語第一外国語となり、第二外国語とは英語以外の外国語ということになる。二外(にがい)、などと略して呼ぶこともある。更に学習外国語を増やしていくと、順に第三外国語、第四外国語、…となる。

理系文系など学術分野を問わず多くの大学で一般教養における必修科として存在する。今も昔も学の苦手な学生たちの浅はかな頭を悩ませてきた罪深い教科である。

本記事では諸外国語を以下の二段階の難易度に分類して解説する。(下のリンクは記事内へのリンクです)

感じる難易度には個人差がありあくまで参考程度であるが、最高学府へ足を踏み入れてこの記事を読む者が、自らの分をえた言を選択して後悔して欲しくないので私的な見解をあえて述べることにする(不十分な点は編集を切に望む)。

とする言は、第二外国語として開講している大学がそれなりにあるものである。大学によっては他の言第二外国語として認めている所や、講義としては開講するものの第二外国語単位の充当分としては認めない所などがあるため、履修の際には所属する大学の便覧等を確認されたい。

どの言語を選べばいいのか?

第二外国語、何選ぼう?」という迷いは、入試に合格した者だけに許される嬉しい悩みである。になると、決まってYahoo!知恵袋やおしえて!gooはたまた2ch大学外国語などに「何を選んだらいいか」「どれが簡単か、役に立つか」という同じような質問が後のタケノコのごとく乱立する。
各言概要は後の項に譲るとして、ここでは、そんな言選択の総合的なTipsを与えることを的とする。

「どの言が易しいか?」
個人差もあって一概には言えない。〜は〜が難しいという話はいろいろあるが、言が複雑な意味の違いを表現する手段である以上、どんな言にも複雑に見える側面が必ずある。
単位取得という観点では、言の難易よりも試験の難易度・評価の厳しさの方が大きく影するため、「習得が易しい言」=「単位が取りやすい言」というわけではない。いずれにせよ予習・復習に一定の労は必要であり、「ラクな言を選ぼう」という態度ではどんな外国語を選んでもうまくいかない。
「どの言が将来役に立つか?」
卒業後の進路やこれから学ぶ学問領域によるが、通常はハッキリ言ってどれもあまり役立たない。第二外国語の選択であまり打算的にならない方が賢明である。
自身に実用的な意味はなくても、英語を学んだ時と違って「新規に短期間でを学ぶとはどういうことか」を身をもって経験しておくことは、将来違う言が必要になった時に、学習の手順・期間・到達度を見通すヒントにはなる。「言を学ぶ」のではなく「言の学び方を学ぶ」のだと思えば、少し違った見方ができるのかもしれない。
「どれくらい使えるようになるか?」
夢を壊すようだが、週に1-2回程度の大学の授業を受け流すだけではどの外国語もモノにはならない。しかし、大学の授業を足がかりに、自的な勉強を併行・継続することで、就職やビジネスにおける自らの強みとなり、また海外旅行ローカルで楽しんだり、非英語圏への留学や、原書を読破する実は十分つけられる。
「結局、どの言を選んだらいいのか?」
自分が一番興味を持てる・文化圏の言を選ぶべきである。社会人になってめて高いお金を払ってでも「英語以外の外国語を学びたい」と思う人は多い(そして時間がなくて断念する人も多い)。授業料と授業時間の中で外国語が学べる機会を賢く生かしてほしい。
「いや、それじゃ決められないんだけど?」
字面を見たときに頭の中で読めない・単が思い出せるのに文字で書けないというストレスはかなり大きいので注意されたし。

選択とは関係ないが、〜和辞典だけでなく和〜辞典(日本語からその言をひく辞書)もケチらずに買っておかないと、使用頻度は低いものの地味に不便な思いをする。

歴史

ここでは、英語にも一部焦点を当てながら近代のにおける外国語教育の変遷を俯瞰する。

戦前期

外国語の学習が始まるのは旧制中学校からであった。英語に学ばれたが、ドイツ語フランス語の授業もあり、場合によっては独仏語を第一外国語とすることもあったようである。旧学制において外国語が学ばれたのは、旧制中学以上のに進学を的とした中等・後期中等教育機関や商業学校であった。つまり外国語を学ぶことはエリートのみに許された特権だったと言える。

旧制高等学校に進学すると、学生は文科・理科に分かれたうえで更に、重きを置く外国語英語ドイツ語フランス語の内から選ぶこととなった。すなわち文科理科ともに甲類は英語とするクラス類はドイツ語とするクラス類はフランス語とするクラスであった。しかし類を設置する旧制高校は少なく、多くの学生高等学校進学にあたって英語ドイツ語のどちらかを自身の外国語として選ぶこととなった。

全体として、現在ほど極端な英語偏重ではなかったと概括できるものの、戦前期もやはり英語が最も重視された外国語であったことは間違いない。

戦後

アメリカを実質体とする連合令部の占領を被った日本は、自然英語外国語として重んじられることとなった。またこのとき、範とするイギリスから米国シフトしたことにより、わがではアメリカ英語学校教育で教えられるようになった。

新学制が整い、中学校で「外国語」が選択科として採用され、英語ドイツ語フランス語から一つを選択して学ぶことになったが、多くの場合は英語が選ばれた。後に導入された大学入試共通一次試験(センター試験の前身)も、英語ドイツ語フランス語からのみの選択であった。

大学における第二外国語も、1980年代初頭ぐらいまではフランス語ドイツ語くらいしか選択肢かった。

現在

定期的に学習導要領が正される中で、ドイツ語フランス語以外にも中国語朝鮮語を学んでもよいこととなった。大学入試センター試験においても、「外国語」の科名で英語フランス語ドイツ語中国語韓国語の内から一言を選んで受験する形になっている。現在、一部の中・高等学校や伝統ある有名私立校などで英語以外の外国語が学ばれている。

…が、実際には後期中等教育までの段階で英語以外の外国語、すなわち第二外国語が学ばれることは極めて稀である。これには、英語重視の社会潮や教員の確保、受験対策など数々の問題があり、状況はすぐに変えられるものではない。

従って現在のわが第二外国語の学習は、ほとんどの場合は大学入学時、18・19歳以降から始まることになる。以前とべると選択できる言の数は全体的に増えたと言えるが、大学によっては、依然選択肢が2・3言しかないこともある。

大学で勉強できる主要な言語の紹介

によっては「第二外国語」として履修することを認めず、別の言を履修していることを条件とするものもあるのでシラバスをよく確認しておきたい。また、ここに載っている数字は2014年現在データ英語Wikipediaから引用したものだが、容易に変動しうるので注意。

スタンダードな言語

以下の言は、較的オーソドックスで履修可大学も多く、また取り組みやすいものである。各言の特徴をよくべ、自分に合った言を選びたい。

ドイツ語 Deutsch

ドイツ語
総話者数 1億2000万人 (方言含む)
話者数の順位 10-11
系統 インド・ヨーロッパ語族
 ゲルマン
 西ゲルマン語群
通用地域 大陸ヨーロッパアフリカ南部の一部など

欧州系言の中では較的多くの日本人第二外国語として学んできた。かつてドイツ哲学文学法律学、医学科学に優れたヨーロッパの学問の中心であり、明治期の日本も諸学問の範を多くドイツに取っていた。

発音に例外が少なく、誤解を憚らずに言えばローマ字式に読むことができる。ほんの少し学習すれば、たとえ意味は分からずともドイツ語文をスラスラ読むことはできよう。

英語と同じくゲルマン系の言であり、言語学的には英語に近いといえる[1]。その一方、格・属格・与格・対格という「」に応じて冠詞を使い分けたり、名詞が男性名詞・女性名詞・中性名詞という3つの「」に分けられていたりと、英語では消滅した要素が残っているため、これを習得するまでが大変である。

文頭以外でも名詞の頭文字を大文字にするのだが、慣れないうちはうっかり忘れてしまいがちである

かつては、著名な医学書や化学書の多くがドイツ語で書かれていたために、「理系学生第二外国語といえばドイツ語」という潮もあった。伝統ある国立大学には現在もなお、その名残をとどめているところもある。かつて医者の多くはカルテドイツ語で書いていたが (そもそも「カルテ」という言葉自体、ドイツ語Karte (英語card に相当)に由来する外来語である。) 、最近では英語日本語で書かれることも多い。現在要な科学論文は英語で書かれており、カルテも日本語での記載が推奨されているので、期待はしない方がよいと思われる。

習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

ドイツオーストリアスイスリヒテンシュタインベルギールクセンブルク欧州連合(EU)

フランス語 Français

フランス語
総話者数 7500万人
3億3800万人(非話者含む)
話者数の順位 18
5-6(非話者)
系統 インド・ヨーロッパ語族
 イタリック
 ロマンス
通用地域

ヨーロッパカナダ(ケベック州)、アフリカ西部太平洋インド洋の一部地域など

欧州系言の中では較的多くの日本人第二外国語として学んできた。フランス較的くから民義をモットーにし、法律に関しても等思想など現代法の根本となる概念もある。明治以降の日本法律学にはフランスドイツ閥があった。

話者の数は決して多くはないが、かつて際共通として用いられていたことやアフリカなどで広く公用語として使われていることから、学習者は非常に多い。

ルマン・コンクエストによりフランスの支配を受けたイングランドには、支配者言としてフランス語が流入した。庶民の日常生活に用いられる単では古英語から由来するが現代まで多く残ったが、特に抽などでは現代英語にはフランス語由来の彙がかなり多くみられる

必須彙が較的少なく、よく用いられる一通り学習すると、文章に現れる単のかなりの割合を押さえられ、他のロマンスより取り組みやすいと感じる人も少なくない。

難点は、豊かな語尾変化発音、そして多義同音異字の多さである。

さながら花畑に色とりどりのが千々に咲き乱れるが如く、の「人称」や「数」、それから「時制」などに応じて動詞は様々に形を変え(これを「活用」という。)、また形容詞や名詞も「性」や「数」に応じて色々な姿を見せる(これを「曲用」という。)。

rの発音(有口蓋垂摩擦音)やin, un, on, an等の鼻音の発音が日本人には特に難しい。

よく使われるは限られているものの、そうした出現頻度の高い基本彙の多くは多義であり、そうは問屋が卸さない。

音は同じでもりが異なる(同音異字)が多く、聞き取りには文脈判断と慣れが要される。一方でり→読みは規則性が高く、規則さえ押さえればいろんな言由来のりが混じり合っている英語より読みやすいかもしれない。

習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

国際連合

欧州

フランススイスベルギールクセンブルクモナコ欧州連合(EU)

アフリカ

ガボンカメルーンギニアコート・ジボワール、コモロ連合、コンゴ共和コンゴ民共和ブチセーシェルネガル、チャドトーゴ、ニジェール、ルキナファソ、ブルンジ、ナンマダガスカル、マリモーリシャス、ワンダ中央アフリカ共和国ギニア共和

(ただし第二公用語としてや、支配的言ではないものの公用語として採用しているも含んでいる)

アメリカ大陸

カナダハイチ

アジア・オセアニア

ベトナムラオスカンボジアシリアレバノンイランバヌアツ共和

中国語 中文、华语/華語、汉语/漢語

中国語
総話者数 6億6千万人(普通話
話者数の順位 1(普通話)
系統 シナ・チベット語族
通用地域 東アジア東南アジア世界各地に点在する華僑コミュニティ

一口に「中国語」と言っても、実は方言によってかなりの差異がある。日本教育機関で学ぶのは、中華人民共和国における標準である普通話北京語アレンジ)がほとんどであるが、他にも上海、客香港や広東などで使われている広東(粤)、台湾や福建を中心に使われる閩、贛などがあり、7つの方言に大別される。

困ったことに、文法のみならず発音や彙、あいさつまで方言間で顕著に異なり、方言が違うと会話によるお互いの意思疎通は事実不可能である。しかし、皆漢字の知識はあるため、に字を書いて筆談すればコミュニケーションをはかることができる。(日中台で差異のある単もいくつか存在するので、それには注意されたい。)

また中華人民共和国漢字は、日本漢字よりも極端に簡略化した「簡体字」と言われる字体を使っているために、同じ意味でも日本漢字と字形が異なることがある。だが単や新たな漢字を知ると言う面では同じ漢字圏なのであまり問題ではない。むしろ、漢字を使う日本人には中国語習得の大きなアドバンテージがある[2]と言える。「繁体字」と呼ばれる、日本旧字体にほぼ相当する字体を用いる地域(台湾香港など)もある。

例:日本語の「経済戦争」は簡体字で書くと「经济战争」、繁体字で書くと「」となる。

文字よりも発音の方が圧倒的に難しい。北京語には四という独特の四種類の発音があり、それが一漢字ごとによって全部違うのが特徴である。ただし大部分は一種類、多くても二、三種類に収まる。少数の例外を除き、日本のような多数の読みは存在しない。覚えてしまえば楽である。詳細は中国語の項を参考に。

大学によるが、恐らくほぼ北京語ベース普通話を習う。C-POPファンなど台湾文化のは、注意すべきである。会話にはほぼ支障がないが(中華民国中国語公用語にしているため)、台湾の表記である繁体字で学習することはないかもしれない。

習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

中華人民共和国中華民国(台湾)、シンガポール国際連合

スペイン語 Español

スペイン語
総話者数 4億1000万人
話者数の順位 2
系統 インド・ヨーロッパ語族
 イタリック
 ロマンス
通用地域 スペイン、中南、カリブなど

スペインのほか、ブラジルを除く中南で共通として使用されている、世界際言の一つ。1位中国語に次いで話者数が多い。ポルトガル語と同様、ラテンアメリカの各種文化を知る上では欠かせない言である。

ロマンス系言の一つであり、フランス語等と同様ラテン語の文法・彙を多く受け継いでいるが、彙については、8世紀にスペインイスラム圏の侵略を受けたことから、アラビア語の影が受け継がれたものもある。ポルトガル語とは共通点が多く、片方を習得すればもう片方の理解も較的容易である。

文法については癖があるものの、スペル・発音はほぼ規則どおりで、その点では較的救われていると言える。本格的に習得する気はないが簡単なところだけ試しに覚えてみたいという人は、辞書やネットでの翻訳サービスで名詞を覚えるだけにとどめておき、文法には足を踏み入れないのがおすすめ。

  • スペル[易]ほぼ発音をそのまま踏襲するようになっており、英語のように同単で2パターン以上の読みに悩まされたりしない。
  • 音素…[]音は日本語とほぼ同じ5音(ただし/u/は円唇)で、子音は巻き舌のr(rrおよび頭のr)が若干訓練を要する程度で、日本語英語の発音の知識があれば特に苦労はしない。
  • アクセント…[]ほとんどの単が規則に則っており習得が楽。不規則アクセントは基本的にアクセント記号付きになるため、あまり苦労しない。
  • 屈折[難]名詞・形容詞の「曲用」は男性女性に分かれる程度だが、動詞は時制・格・単数複数などで細かく「活用」する。当然辞書を引くときは原形が基本であるため、未知の単が出てきたときに、曲用活用した形からスムーズに原形を推定できるような慣れが必要である。また、「点過去」(フランス語でいう「単純過去」)など不規則活用が登場する場面が多く、しっかり暗記する必要がある。
  • 文法…[やや難]「接続法」や「再帰動詞」の用法などロマンス特有の難しさはあるものの、フランス語イタリア語較すると英語との共通点が多く、とっつきやすい。句や節の並び方は英語習得者であれば較的覚えやすく、時制も「点過去」「線過去」の区別など一部の例外をのぞけばほとんどが英語と1対1で対応するため、混乱することが少ない。
習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

国際連合

欧州

スペイン欧州連合

中央アメリカ

メキシココスタリカ、グアテマラエルサルバドルホンジュラス、ニカラグ

カリブ

キューバミニカ共和プエルトリコ

南米

コロンビアベネズエラエクアドルペルー、リビアチリアルゼンチンウルグアイラグアイ

アフリカ

ギニア

ポルトガル語 Português

ポルトガル語
総話者数 2億2000万人
話者数の順位 6
系統 インド・ヨーロッパ語族
 イタリック
 ロマンス
通用地域 ポルトガルブラジルなど

第二外国語選択肢としては較的マイナーだが、話者数は2億人をえる世界から見れば非常に影の大きい言である。

もともとはスペイン西部ガリシア州で話されるガリシアと同じ言だったが、政治的に別のになったことによって別の言としてのを歩むことになった。その後標準ポルトガル語が定められる際に、ガリシアから遠い南部の発音が採用されたためガリシアと標準ポルトガルは発音がかなり異なる。正書法も違うが、文法・彙はほとんど変わらないため片方を理解できるならばもう片方も読んで9割方理解できる。スペイン語とだと多少理解度は下がるが、おおかた理解できるといわれる。

上述のようにポルトガル語はイベリア半島西部発祥の言だが、現在最も多く話されているポルトガルではない。かつてポルトガルが多く移民を送り込んだブラジルである。ブラジルの人口は1億人をえており、ポルトガル語話者全体のなんと8割も占めている。

ブラジルは本地理的に遠いことなどもあり、同で話されるポルトガル語は文法.発音など様々な面でポルトガルのものと大きく異なっているが、現在圧倒的な話者人口と影によってブラジルポルトガル語が本に逆に影を与えるという事態になっている。イギリスアメリカ英語でも同様の現は起こっているが、現在ポルトガル社会における影がかなり小さいこともあり、関係の逆転がより顕著となっている。見出しにわざわざブラジル国旗をつけたのはこのためである。

そんなわけで、ヨーロッパの外で「ポルトガル語」といえばだいたいこのブラジルポルトガル語すし、日本で学習できるポルトガル語もだいたいブラジルポルトガル語である。日本には出稼ぎのブラジル移民がたくさんおり(だいたい別統計で3-4位)、彼らとのコミュニケーションが喫緊の課題となっているため需要は大きい。にもかかわらず学習者はあまりいない。などでポルトガル語の案内表示をみたことがある人もいるかもしれない。また、日本語にもパンカステラなどポルトガルから戦国時代に輸入された言葉も数多い。実はかなり身近な言なのである。

文法・彙などの特徴はほぼスペイン語と同じで、上述のようにガリシアほどではないもののネイティブ同士ならなんとかお互いに意思疎通もできなくはないと言われるほどなのでそちらの項を参照されたい。発音はスペイン語とはかなり違い、特にブラジルのものは癖がある。しかし他のロマンスの例に漏れず規則性は高いのでそこは安心できる。

習得した時の利点

やはり多くはポルトガルよりも圧倒的な話者数を誇るブラジルに関わるものであり、ブラジルポルトガル語を学んだ方が実用的な面でのメリットは大きい。

検定試験情報
公用語として採用している国

ポルトガル以外は人口(≠話者数)の多い順。

ポルトガルブラジルモザンビーク、アンゴラ、ギニアビサウ、東ティモール、(マカオ)、カーヴェルデ、サントメ・プリンシペ

イタリア語 Italiano

イタリア語
総話者数 6400万人
話者数の順位 24
系統 インド・ヨーロッパ語族
 イタリック
 ロマンス
通用地域 南ヨーロッパ

フランス語とおなじく、ラテン語とするロマンス群の言だが、上とべると文法は簡略化されている。

発音はドイツ語同様、割と楽であり、日本人にはなじみやすい。文法は他のロマンスとよく似ているが、時制の用法等ラテン語から引き継いでいる要素も多く、イタリア語独特の難しさがあるといわれる。また、文法用も「遠過去」「先立未来」といったイタリア語特有の用に慣れる必要がある。

また、「屈折」をマスターするのは楽ではない。冠詞の「曲用」は、フランス語よりも少々厄介な点もある。一見複雑で不規則も多い動詞の「活用」は、であるラテン語を引き継ぐ要素である。

習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

イタリアヴァチカンサンマリノスイス欧州連合

朝鮮語(韓国語) 조선말(한국어)

朝鮮語 (韓国語)
総話者数 7700万
話者数の順位 17
系統 孤立した言
通用地域 朝鮮半島

文法上は日本語に近く、SOVの順、(※)であること、前置詞ではなく後置詞を使うことなどが共通している。また、漢字の大半(「電話」「札」など)が日本語に由来するので、単の類推ができるのも覚える上ではメリットである。一方、それ以外の彙については、共通点が少ない。また、子音は中国語と同様有気音・気音で使い分けるなどの特徴があり、正しく発音するのは難しい。ハングルいちいち覚えないといけないのも大変だが、ハングルの原則を覚えること自体は難しくない。

朝鮮民主主義人民共和国及び大韓民国公用語である。基本的には両で話されている言は同一であり、「朝鮮族の言」という意味で「朝鮮語」の呼称が言語学界では整合的かつ一般的である。しかし朝鮮半島の分断に関係して、北朝鮮を想起させる「朝鮮」のが忌避される傾向から、日本国内において一般向けに販売されている学参考書のほとんどすべてが「韓国語」の呼称を用いている。大学教育においては、講義名や学科名が「朝鮮語」となっていたり「韓国語」となっていたり、あるいは「韓国朝鮮語」「コリア」「ハングル」などとしている場合もある。

接頭辞接尾辞の付加によって単に文法上の特徴を与える言の総称。日本語も含まれる。cf:屈折、孤立

習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

大韓民国朝鮮民主主義人民共和国

ハイレベルな言語

以下の言は、学に不得手な人が予備知識もしに安易に取ることは感心できない言である。つまり英語にさえ躓いているような人間が生半可な気持ちで履修申請してしまうと、ヘタすりゃ単位が取れずに留年する可性があることを述べておく。その反面、学術を追求し刺がほしい方には是非オススメである。なお、この節の最初に述べた通り大学によってはこのような難しい言第二外国語としての履修を認めていない場合があるので注意。

ロシア語 русский язык

ロシア語
総話者数 1億5000万人
話者数の順位 8
系統 インド・ヨーロッパ語族
ラヴ
東スラヴ
通用地域 東ヨーロッパアジアの一部

ここで紹介する一のスラブ系言である。1991年ソ連崩壊後から第二外国語として選択できる大学が増えた。隣ゆえ、それなりに需要はあると思われるが、それなりに覚悟すべき言でもある。

学習はキリル文字(33個)を覚えるところから始めなければならない。しかも「р」、「н」、「с」、「и」、「я」、「в」 (それぞれラテン文字の「r」「n」「s」「h」「ia」「b」に相当するが、発音は「r」「n」「s」「i」「ya」「v」に相当する) のようにラテン文字の見た読みに惑わされてしまいそうになる文字もある上、印刷文字手書き文字が形がかなり異なるため(後者ラテン文字の筆記体に近い)両方覚えなければいけないので初学者はのっけから難関にぶち当たる。
ただし、英語などにべて、りと読みの関係に例外が少ないので、読み方はわかりやすい。 ただし、発音が楽ということでは決してく、スラブ特有の子音の連続や硬音/軟音の区別など厄介な点が多い。正確な発音をそうとすると、特に日本人にとっては「р」、「ш」、「щ」、「ы」の発音が難しい。

文法は、インド・ヨーロッパ語族特有の「屈折」、すなわち「曲用」と「活用」をマスターすることが基本となる。まず、名詞・代名詞の「曲用」については、「性・数」が4種類、「格」が6種類あるので、単純計算で4×6=24通りに曲用する。ただし、「性・数」(男性単数・女性単数・中性単数・複数)は、その語尾から見分けがつき、形容詞も語尾が決まっているので、単の品詞で迷うことは少ない。また、英語と違い冠詞は存在しない。一方、動詞の「活用」については、の「数」と「人称」、それから「時制」に応じて10通り+命令形2通りを覚える必要がある。

これでも、難易度としてはラテン語よりは低めだろう。ラテン語よりは不規則な面もあるが、英語べて文法面での不規則性は少ないため、一度基本をたたきこめばかなり応用がきく。もっとも、慣れるまでは活用表を横に置かないと、辞書もまともに引くことすらできないこともある。

習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

ロシアベラルーシカザフスタン, キルギス国際連合

アラビア語 اللغة العربية

アラビア語
総話者数 2億9000万
話者数の順位 5
系統 アフロ・アジア語族
 セム
通用地域 中東

現代に対応させるための手直しを施してはいるが、言自体の根幹は4世紀頃から変わってない、言わば「言界のシーラカンス」。

文語(正則アラビア語=フスハー)と口(地域方言=アーンミーヤ)に分かれており、教育機関で学ぶことになるのは間違いなくフスハーの方になる。二つのスタイルを状況に合わせて使い分けていく必要があるしい言でもある。

習得難易度ラテン語と同じく最難関。NHK講座が放送されているが、日本語で引けるまともな辞書がほぼない。英語が不得手なら、亜↔英と英↔和の二冊の辞書を併用する羽になる。

アラビア語といえば、うねうねとした独特の文字を思い浮かべる人が多いだろう。表音文字なので書いてあるとおりに読めばいいのだが、初心者の第一の関門がまともに文字を読むことである。文字は右から左に(通常とは逆)読むが、数字はその逆(左から右)の上にアラビア仕様(よくアラビア数字といわれるがそれと別物。向こうではインド数字と言ったりする)となる。また、続け書きを前提としているため、一つの文字独立頭・中・語尾で違う形になる。

基本的に文脈で音がわかるという特徴があるため、子音+長音のみを表記する(アブジャドという文字種。kwskとかwktkとかを想像してもらえれば理解しやすいだろうか)。
ただし、テキストや子供の読み物については、文字の上に記号が振られる。簡単に言うと音はa,i,uの3つ。しかし子音は日本人にとって発音が難しいものも多い。中でも「ض(ダード)」の発音はアラビア語特有のものとして知られており、アラビア語を「ダードの言」と言ったりする。

be動詞にあたるものが基本的にないので、二以上の名詞を活用させることによって文章を作ることも出来る。

の性別は男女の2つ、格変化は対属の3つ、数詞変化も単数・双数・複数と3つに分かれる。さらに動詞であれば了・未完了の活用形と10通りの生形が加わる。辞書で動詞を引く際には、了・第一形・三人称男性・単数の基本形(根)を割り出す必要があるため、接頭・接尾語も含めて、文法をきっちり理解してないと辞書すら引けない事になる。逆に言えば、根から単の意味を類推することも可ということでもある。

イスラム社会世界の最先端を行った時期がある影で、アラビア語が元となった言葉は非常に多い。
枚挙にいとまがないので有名所を簡単に紹介すると、アルコールアルケミー、アベレージにベガアラビア語由来である。そうそう、マリクアラビア語で「王」と言う意味になる。しかしは「サマク」で全部一緒くた、砂漠も「サハラ」で一緒くたである。サハラ砂漠をちゃんと言おうとすると「砂漠砂漠」になるのはその筋では有名な話。

習得した時の利点
検定試験情報
公用語として採用している国

アラブ首長国連邦アルジェリアイエメンイスラエルイラクエジプトエリトリアオマーンカタールクウェートサウジアラビアシリアスーダンチャドチュニジアパレスチナ自治政府、バーレーンモーリタニアモロッコヨルダンリビアレバノン国際連合アラブ連盟、イスラム国会議機構、アフリカ連合

ラテン語 Lingua Latina

ラテン語
総話者数 話者はいない)
話者数の順位 ランク外(ただし学習者はそれなりに存在する)
系統 インド・ヨーロッパ語族
イタリック
通用地域・場面 西洋古典学界、西洋史学界、哲学界、西洋美術学界、キリスト教関係など

古代ローマの言西ローマ帝国滅亡後も西欧で教養言として多く使われた。現在では共通としての地位はいが、歌唱言としてや一部が学術用などとして生き残っている。ラテン語ネイティブというのは存在しないので、その意味では死語に近い。

文法は、暗記すべき事項が多く、難易度が高い。インド・ヨーロッパ語族の特徴として「屈折」、すなわち「曲用」と「活用」をマスターしないといけないのだが、その種類が上述の諸言べても多い。まず、「曲用」については、「格」が格・属格・与格・対格・奪格・呼格の6種類、「数」が単数と複数の2種類、「性」が男性女性・中性の3つ存在するので、単純計算で36通りのバリエーションを考慮しなければならない。しかも、名詞の曲用にかけては、大雑把に5種類の曲用タイプが存在する。そして、動詞の「活用」は、さらにその上を行く。3~4種類の「法」、6種類の「時制」、2種類の「態」、そしての「人称」と「数」に応じて活用していくので、60以上のバリエーションを暗記していく必要がある。しかも、大雑把に4種類の活用タイプが存在する。

だがその反面、文法的な不規則と言えるものがほとんどく、見方によれば合理的とも言える。要するに、熟練者にとっては簡単だが、初心者にとっては辞書や曲用活用の一覧表を常に持参し、それらにかぶりつかないと単の意味すら理解できないという両極端な言である。

現代における用例・使い道

現代及び古典ギリシア語 ΕΛΛΗΝΙΚΗ

現代ギリシア語
総話者数 1200万人
話者数の順位 75
系統 インド・ヨーロッパ語族 
 ギリシア語
通用地域 バルカン半島、地中嶼の一部

日本大学においては、哲学、西洋古典学及び古代西洋史学研究のため、現代ギリシア語よりも古典ギリシア語講座が置かれているケースが多い(だが両者に大して差は 結構違う)。西洋史系では古典ギリシア語に加えて現代ギリシア語を習うこともある。

一つ英語のことわざを紹介する。

"It's Greek to me!"

チンプンカンプンだ、の意である。ギリシア語の難しさ、推して量るべし。

古典ギリシア語は、インド・ヨーロッパ語族の中でも「屈折」の著しい言である。屈折とは、名詞・代名詞・形容詞などが姿を変える「曲用」と、動詞が姿を変える「活用」との総称である。

動詞は人称、及び時制に従って「活用」する。

  • 相は動相中動相受動相の3つである。
  • 法は直説法接続法命令法の4つがあり、これに不定法を加えることもある。また分詞もある。
  • 人称は一人称二人称三人称の3つである。
  • 数は単数双数複数の3つがある。
  • 時制は7つあって、現在未来未完過去オリスト現在過去未来がこれである。

名詞はに従って「曲用」する。

  • 性は男性女性中性の3種である。
  • 数は単数双数複数の3つがある。
  • 格は属格与格対格呼格の5つである。
  • 曲用パターンには第一(A変化)、第二(O変化)、第三の3つがある。

もっともこのような活用が多いことそのものは他のヨーロッパを少しでも学習したことがあればさして苦にはならない。面倒なのが不規則活用曲用(第三変化)の多さ分詞の多用である。ただでさえ変化形が多いのに不規則が多いことで元のを推測するのが大変である上、分詞を多用することでや文章のつながりを推測しながら読んでいかなければいけないので慣れないと非常に大変である。

古代のギリシア語には方言が多いのが特徴である。一般的にはアテナ古典期(B.C. 5~4世紀)のアテネにおける方言である「アッティ方言」が学ばれる。このアッティ方言して「古典ギリシア語」と呼ばれる。プラトンやトゥキディデスはアッティ方言を用いた。ほかに、ヘロドトスイオニア方言を用い、女流詩人サッポーはまた別の方言で著述した。その後アッティ方言は次第に共通としての性格を増し、聖書ギリシア語コイネー)の基幹となった。

次の文章はプラトンの有名な著作『ソクラテス弁明』冒頭の原文である。古典ギリシア語とはどんなものなのか、実際に見てほしい。

τι μνμεῖς, ὦ ἄνδρες Άθηναοι, πεπόνθατεπτνμν κατηγόρων, οκ οδα· ἐγδον καατὸς ὑπατνλίγουμαυτοῦ ἐπελαθόμην, οτω πιθανῶς ἔλεγον. Καίτοιληθές γε ὡς ἔπος επεν οδν ερήκασιν.

あなたがたが、アテーナイの諸氏よ、私の告発者らによっていかなる心を持つに至ったかは わたしは存じません。私自身はと言うと、もう少しで自分がなのかわからなくなるところでした。それほどの説得ある話を彼ら(告発者ら)はしました。けれども本当のことは何一つといっていいほどりませんでした。

Wikipediaよりコピペ。これくらいの文章なら、一年も勉強すれば辞書と文法書を片手に読むことができよう。だが古典ギリシア語を始める前に、まずは日本語で「ソクラテス弁明」を読もう。話はそれからである。

現代における用例・使い道
検定試験情報(現代ギリシア語)
公用語として採用している国(現代ギリシア語)

ギリシャキプロス欧州連合

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関連項目

脚注

  1. *このため、英文法に対する理解度の差が習得に影する可能性が微粒子レベルで存在している
  2. *逆は必ずしもならず。中国語日本人にとって他の言より習得しやすいということではない。選択しようとする人は、自分の大学最後の学期で使うテキストにピンイン(発音記号)がついているかどうかと、試験で四を答える必要がある問題の割合を知っておいた方がよいかもしれない。ピンインのないテキストでは、漢字辞典同様、画数から部首を調べ、部首から読みを調べ、読みから意味を調べるということを「すべての文字」についてやらなければならない。すなわち、辞書をひくのが2倍(あるいはそれ以上)大変になるということである。また、四は本を見ているだけでは覚えるのが難しく、慣れることができなかった場合は試験で大きく点を落とすリスクがあるといえる。

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読み:ダイニガイコクゴ
初版作成日: 09/08/19 14:33 ◆ 最終更新日: 17/03/08 01:55
編集内容についての説明/コメント: ドイツ語はモテる(実体験)
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第二外国語について語るスレ

309 : ななしのよっしん :2016/08/02(火) 10:39:36 ID: oAr48ZwP6B
>>299
アルファベット苦手な人は、中国語に流れるような気がする
拼音と漢字と意味で、3重に関連付けて学習するのが得意な人ほど
韓国語欧州アルファベットだから…
310 : ななしのよっしん :2016/08/02(火) 10:45:21 ID: Gar800P44c
ID: Sdvrd+NHodさんみたいな人が>>292さんのように敵国学習した人に殺害予告叩きつけるんだなあ
311 : ななしのよっしん :2016/08/02(火) 10:50:06 ID: RdMJ+n01WO
日本漢文で書かれた古典籍がどれほどたくさんあると思ってるのやら……
312 : ななしのよっしん :2016/08/16(火) 10:13:32 ID: oAr48ZwP6B
こんな極端な考えが、鎖国思想や外文化排斥に発展する可性がありそう
戦争中、外小説所持しているのを憲兵に覗き見られてで連行され、暴行された女子学生も存在するわけだが
313 : ななしのよっしん :2017/01/10(火) 00:01:39 ID: d05FHPrJym
右翼左翼もどっちもブーメランのただのレイシストって事になんで気づかないんだろうね、おお醜い醜い
314 : ななしのよっしん :2017/01/20(金) 18:33:35 ID: KV7TA0Qg10
相手を知らなきゃ理解も敵対も出来たもんじゃないっすよ
315 : ななしのよっしん :2017/05/08(月) 00:00:30 ID: Ppk1U03Dn+
ポーリュシカ・ポーレ(origaバージョン)を理解して歌いたいってだけの理由じゃあダメなんですかね
あと敵を知り己を知れば戦危うからずって
316 :   :2017/05/27(土) 14:00:22 ID: Bb+ZUyHZxv
>>315
だけど共産趣味者なのでロシア語を履修し挫折
フランス語に逃げた人間なんで理由より興味と熱意が大事
317 : ななしのよっしん :2017/05/31(水) 10:17:25 ID: mT+NKDzwgb
文系ワイ、安易な気持ちからドイツ語履修して今さら後悔。
スペ中国語とっときゃよかった…( ; ; )
318 : 削除しました :削除しました ID: bqidr8+Ad8
削除しました
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