今年もまたあの季節がやってきた!!
寒風吹き荒ぶ幻想郷の冬に厚いお笑いの旋風が巻き起こる!「いえろ~ぜぶら」がお届けする漫才アニメ第1弾
前作を遥かに凌ぐボリュームで、何と今回はDVD!
本家にも負けない笑いの弾幕の数々!
やめて!もう残機はゼロよ!
第3回東方M-1ぐらんぷりとは、同人音楽サークル「いえろ~ぜぶら」が製作した電子メディア同人作品「東方M-1ぐらんぷり」のシリーズ第3弾、アニメ化第1弾である。
製品概要
頒布日 | 2008年12月29日 |
頒布イベント | コミックマーケット75 |
頒布価格 | 1000円 委託1260円(税込) |
メディア | DVD-ROM |
本作より公式絵師に抜擢された「沌x」氏による本編の完全映像化が実現した。
また、オマケ要素として本編とは別に「すぺしゃる」が収録されるようになった。
舞台設定
会場 | 妖怪の山特設スタジオ |
参加コンビ数 | 11008組(前回比+1775 ×1.19) |
競争率 | 2202倍(前回比-108) |
優勝賞品 | 主人公(肩書きではない) |
前回より競争率が低下しいるが、これは本作から導入された「敗者復活枠」により決勝戦が5組で争われるようになったためである。
優勝賞品の「主人公」とは「現在の主人公である『博麗霊夢』と『霧雨魔理沙』に代わる主人公」ということであり、幻想郷の歴史を大きく変えうる要素である。このため、本大会で決勝戦に出場した選手たちは相当必死である。
しかしすでに自機を経験したことがある人物も結構いるのだが……。
登場人物紹介
司会
- 森近霖之助(CV:らんてぃ)
- 前回に引き続き司会進行を務めるが、今作ではなんと選手としても出場するという前代未聞の行動に出る。
- ところが審査員のみならず司会の永琳からもなぜか変な扱いを受け今まで以上にツッコミが忙しくなってしまう。
- 八意永琳(CV:姫野あやか)
- 今回の本会場司会。終始穏やかではあるが、会場があまりにもgdgdな時にやるときはやる。
- 上白沢慧音(CV:和龍之介)
- 今回の敗者復活戦会場司会。満月の夜に開催されたためハクタク化している。ヤジを飛ばされるともれなく観客をcaved!する。
審査員
注意:今作より審査員は5人となった。ただしそのうち2人は途中交代が発生する。
- 八雲紫(CV:橘純麗)
- 今作では紹介時に居眠りをしたり、強引に起されて逆ギレするなど相当態度が悪い。
- しかし前回に引き続き冬眠の時期に無理やり審査をさせられているので、怒るのも無理はない。
- 八雲藍(中途参加、CV:藤宮ゆき)
- 睡魔に耐えかねた紫が繰り出した代打。今回の審査員勢で最もまともな存在。
- 伊吹萃香(CV:りる)
- 全ての元凶。「お酒を勧めて断らせない程度の能力」を駆使して、大会を酒乱の嵐へと変貌させる。
- 八坂神奈子(CV:杜秋乃)
- 審査を行うと同時に、守矢神社の布教に役立つネタを探し求めている。布教のためなら手段を選ばない。
- 洩矢諏訪子(CV:藤宮もな)
- 本心は帽子が表わしているため、被っている本人の感想や表情と矛盾することがある。
- カエルを65536匹も凍らせたチルノへの制裁として、捕らえて瓶詰めにした挙句審査員席に持ち込む。
- 四季映姫・ヤマザナドゥ(CV:春李めぐみ)
- 今回の審査委員長。前回から声変わりした。酒にはすこぶる弱く一瞬で回ってしまい、ただでさえ個性的な審査にさらに大きな変化が生まれる。ただし審査そのものに支障はない。
- 小野塚小町(中途参加、CV:姫野あやか)
- ……と思いきや映姫は泥酔してしまったため代わりに登場。第2回に引き続き審査員をすることになった。
決勝進出コンビ
注意:今作より敗者復活枠が追加され5組となった。敗者復活コンビに関してはネタバレ防止のため反転表記する。
- 冥界のカリスマ「幽々子&妖夢」
- 魂魄妖夢×西行寺幽々子のコンビ。第1回大会のリベンジ組として参戦。
- 不屈のジャーナリスト「ウインドガール」
- 犬走椛×射命丸文のコンビ。
- 奸智術策「てゐこーりん」
- 因幡てゐ×森近霖之助のコンビ。
- 爆窃の魔法使い「ウィッチドール」
- 霧雨魔理沙×アリス・マーガトロイドのコンビ。第1回大会のリベンジ組として参戦。
- 敗者復活コンビ「巫女巫女スパーク」
- 博麗霊夢×霧雨魔理沙のコンビ。
敗者復活戦
会場 | 妖怪の山特設スタジオの隣にある屋外仮設スタジオ(仮称) |
参加コンビ数 | 204組(準決勝敗退コンビ) |
競争率 | 204倍 |
優勝賞品 | 敗者復活枠獲得(決勝戦出場権) |
先述のとおり今作より導入されたシステム。この会場にも多くの観客と選手がいる。
ここでは、惜しくも勝利を逃したメンバーを紹介する。
「爆笑楽団」
- ルナサ・プリズムリバー(CV:なし)
- 沈黙。
- メルラン・プリズムリバー(CV:なし)
- トランペットの演奏で感情を表現。「良かった」とのこと。
- リリカ・プリズムリバー(CV:橘純麗)
- どさくさ紛れに帰りたがるてゐに代わって本会場に出向こうとする。当然霖之助に断られる。
「ヴァーミンラブ」
「ヴァーミン(vermin)」とは「害虫」を意味する英単語である。恐らくFF11の昆虫型モンスター「ヴァーミン類」が最も有名であろう。つまり「ヴァーミンラブ」を直訳すると「害虫愛」となる。「害虫」が指す人物とは当然(ry
- リグル・ナイトバグ(CV:名取亜紀)
- 第2回大会の鈴仙を見習って、ボーイッシュスタイルを生かし制汗スプレーのCMに挑むが……。
- そして背景をよく見ると……?
- ルーミア(CV:燐)
- リグルが鈴仙ポジションなので、彼女はてゐのポジションに。しかしその行動は恐るべきものであった……!
そのほか会場にいた選手
コマーシャル
- 「ミスティアの八目鰻」
- 牛車に乗って移動する幽々子と妖夢。寝ている幽々子が腕に抱えているのは八目鰻。
- それを見た妖夢はこっそりと八目鰻を食べようとするが……。
- 解説
- これは、マクドナルドの韓国版CMのパロディである。以下の動画の4:44~からのCMが基になっている。
見所
- 本編が完全映像化したことで「聞かせる漫才」から「魅せる漫才」へとシフトしていった。映像化を巡ってはいろいろな意見があったが、これにより今まで視聴者の想像に任せられていた漫才の雰囲気がより直感的に伝わるようになった。映像化は本シリーズの流行の発端である「ニコニコ動画」において非常に大きな意義を持つことである。
- 優勝賞品の主人公についても意見があったが、あまり考えすぎず純粋に漫才を楽しむことが大切。特にらんてぃ氏演じる霖之助の演技は必見。らんてぃ氏自らが漫才を行うのは本作が最初で最後であるため絶対に見逃せない。
- 本作から「悲劇のヒロイン」ポジションが新設された。この位置にいる人物は結構ひどい目に遭うのだが、必ずフォローがあるのでそこは安心できる。またエンディング(後日談)ではメインとなるため結構おいしいポジションでもある。
今回幻想入りしたもの
注意:ここではネタ内で取り上げられた「外の世界のもの」を列挙する。まだ幻想入りしていないものも含まれる場合があるので気を付けること。
- DEATH NOTE(ですのーと)
- 週刊少年ジャンプで連載されていた作品。後に多くのメディアで取り上げられ話題となった。当該記事参照。
- 東京MX(とうきょうえむえっくす)
- 1995年に開局したテレビ局。東京周辺に住む人はこの放送局のアニメにお世話になるだろう。当該記事参照。
- スイカバー(すいかばー)
- ロッテから発売されている夏の風物詩。姉妹品にメロンバーというものもある。Zガンダムでもネタにされている。
- とんがりコーン(とんがりこーん)
- ハウス食品の菓子。ニコニコでは「最強☆とんがりコーン」、東方M-1では「西行☆とんがりコーン」が定番。
- ポッキー(ぽっきー)
- 江崎グリコの菓子。同社商品のプリッツとともに祝う11月11日の記念日は殊に有名。ポッキーゲームも人気。
- じゃがりこ(じゃがりこ)
- カルビーの「硬さが特徴の」菓子。携帯性とアイデアレシピへの発展性がウリ。食べ始めたらキリンがない。
- アフラック(あふらっく)
- アメリカンファミリー生命保険会社。「アフラック」としか話さないアヒルのCMが話題に。現在は「招き猫ダック」。
- 滝川クリステル(たきがわくりすてる)
- フジテレビのアナウンサー。和名は「滝川雅美」。2009年にキャスターを引退したが、最近WiiUのCMに登場。
- 羽生善治(はぶよしはる)
- 将棋ファンで彼の名を知らない者はいないであろう名棋士。当該記事を参照すればその凄さが一目でわかる。
- パスカルの計算機(ぱすかるのけいさんき)
- 1645年にブレーズ・パスカルが開発した加減算ができる装置。計算機を語る上では欠かすことはできない。
- 北斗星グランシャリオ(ほくとせいぐらんしゃりお)
- 寝台特急「北斗星」に連結されている食堂車。懐石御膳とフランス料理からチョイス可能。予約をお忘れなく。
- ゴキジェット(ごきじぇっと)
- アース製薬から発売されている殺虫剤。その名の通りゴキブリ退治に特化した性能を誇る。
- ブローネ(ぶろーね)
- 花王から発売されているヘアカラー。クリームタイプやコームジェルタイプ、浸透性に優れた泡タイプもある。
小ネタ
使用楽曲
出囃子については各コンビの項目に記載しているので、そちらを参照。
オープニング | 神々が恋した幻想郷 |
開会式 | 妖々夢 ~ Snow or Cherry Petal |
審査員紹介 | 人恋し神様 ~ Romantic Fall |
コンビ紹介 | 東方妖怪小町 |
ジャッジ入り | ツェペシュの幼き末裔 |
点数発表 | 花の映る塚 |
CM入り | メイドと血の懐中時計 |
CM出 | シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome |
優勝ファンファーレ | ネイティブフェイス |
閉会式 | 亡き王女の為のセプテット |
本作以降、オープニング、CM、優勝ファンファーレを除きすべて上記の曲目で固定となった。
関連動画
Full.verを先頭に、登場(再生トラック)順に掲載する。
本作より公式で絵がついたため、項目は本家のみとなる。
決勝
以下は敗者復活コンビ登場からの動画である。「すぺしゃる」もこちらに含める。
決勝戦を全て見終える前に関連項目を参照する方は、「こちら」をクリック。
最終決戦
本作よりエンディングの後、大会後のミニドラマを通してスタッフロールが流れるようになった。
エンディングテーマも本作から導入された(詳細は「東方M-1ぐらんぷりを」参照)。
スペシャルデータ
タイトルから「special」を選択することで以下の特別な要素が楽しめる。
「フランのつっこみオーディション」
紅魔館で開かれる、お笑いを極めるフランドールの厳しいオーディション。今日も新米たちがやってくるが……。
登場人物紹介
- フランドール・スカーレット(CV:りぇる)
- 自身の漫才の経験を生かし、新人の育成に励む。出来が悪ければ容赦はしない。
- パチュリー・ノーレッジ(CV:ねね)
- フランのアシスタントを務める。時間計測は彼女の担当。彼女の指摘も鋭く、なかなか厳しい。
- ルーミア(CV:燐)
- あまりにも意味不明なネタを披露してしまったせいで、開始早々追放されてしまう。
- チルノ(CV:NEVE)
- 前回のオーディションにも参加していたらしく、必死に覚えてきたネタを披露し実力を認めてもらおうとするが……。
「八雲紫のすべらない話」
正式には「紫八雲のすべらない話」である。これは元ネタである「人志松本のすべらない話」に由来する。
6人の人物がなぜか「雀卓」を囲って元に忠実な展開を見せる。
少女たちのトークはもとより、霖之助を演じたらんてぃ氏による若本氏再現率の高さは、まさに必聴ものである。
登場人物紹介
- 八雲紫(CV:橘純麗)
- 進行役だが相も変わらないテンションの低さ。しかし彼女は冬眠の時期なのでそこは許していただきたいところ。
- 八雲藍(CV:藤宮ゆき)
- 紫をサポートする人物として、本編と同じく活躍する。漫才キャリアの長さが自慢の真のすべり知らず。
- 河城にとり(CV:杜秋乃)
- 彼女がメインとなってトークを展開するため、今回の最重要メンバーといえる。
- 東風谷早苗(CV:夢咲叶)
- 外の世界でのすべらない話の経験は幻想郷でも通用するかどうか注目される。元JK。
- 十六夜咲夜(CV:天使ひなの)
- 「紅魔館における『人間の』誰もが耳を疑う実体験」をもとにすべらない話を語るという。それは紅魔館は彼女以外がすべて人外であるから当然であろう。
- レティ・ホワイトロック(CV:水野はるか)
- 「温厚で穏やか」な二次設定が定着する中、本作の彼女は極めてテンションが高いため驚いた視聴者は少なくないはず。
「パチュみりん」
第2回大会の絵む-1作品の代表と言える沌x氏の作品sm2074910「第2回東方M-1ぐらんぷり『パチュみりん』動画ver」の完成版。
中盤の「魔理沙が好き」アピールをする時に、本人の立ち絵が表示されるなどの追加要素がある。
関連項目
- 0
- 0pt