筒石駅とは、新潟県糸魚川市にある、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(旧・JR西日本・北陸本線)の駅である。
概要
筒石駅 | |
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つついし - Tsutsuishi | |
基本情報 | |
所在地 | 新潟県糸魚川市 |
所属事業者 | えちごトキめき鉄道 |
所属路線 | ■日本海ひすいライン |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 | 15人/日 (2019年度) |
開業年月日 | 1912年12月16日 |
備考 | |
駅テンプレート |
駅舎は地上だが、ホームは頸城トンネル内にあると言う特殊な構造をしている。駅舎とホームとの間には40mの高低差があり、この間は下りホームへは290段、上りホームへは280段の階段で結ばれている。
トンネル内にホームがあるため、列車通過時に強風が通路に流れ込む恐れがあることから、ホームと通路の間には頑丈な扉があり、待合室もこの扉の内側にある。こういった危険性があることから、乗車人員が40人程度であるにも関わらず、駅員が5人ほど配置されている駅であった。しかし乗車人員の低下により、2019年3月16日より無人駅となった。
他にも「赤い青春18きっぷ」(いわゆる非マルス券)を売っていることでも有名で、一時期は通信販売を実施していたこともあった。
さて、なぜトンネル内にホームがあるのかと言う話になるが、1912年(大正元年)の開業時は当然地上にホームが設置されていた。しかし、この時の北陸本線の糸魚川駅~直江津駅間は海岸線沿いの山を削って線路を通したため、度々地滑りで不通になることがあり、列車転覆事故は6回も発生した。当駅自体も2回ほど地滑りで駅構内が破壊されることがあった。
その後、北陸本線は主要幹線であることから複線化・電化が進められ、糸魚川駅~直江津駅間を残すのみとなった。しかし、同区間のルートは地滑りが今後発生する可能性があったこと、用地の問題で複線化が困難なこと、海岸線沿いを通ることから波浪および電化設備の塩害が予測されることから、長大トンネルを通して複線化する現在のルートを建設することになった。この時、能生駅・名立駅を含めた3駅が移転対象となり、能生駅・名立駅については明かり区間に移転したのだが、当駅だけは移転できる適当な明かり区間がなく、トンネル内に移転することになった。
2015年3月14日の北陸新幹線金沢駅延伸開業に伴い、北陸本線の金沢駅~直江津駅間が第三セクター運営に移管され、えちごトキめき鉄道の駅となった。
隣の駅
隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
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能生駅 | 筒石駅 | 名立駅 |
関連動画
関連項目
- JR西日本 / 北陸本線(旧路線名)
- えちごトキめき鉄道 / 日本海ひすいライン
- 駅名一覧(中部地方)
- 土合駅 - JR東日本・上越線の駅。下りホームが地下にあり、「日本一のモグラ駅」としてしられる。
- 美佐島駅 - 北越急行ほくほく線の駅。ホームが地下にあり、頑丈な扉が設置されている。
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