節朔衆とは、
1:室町幕府における武家の身分格式の一つで、奉公衆の番頭クラスのさらに一つ下あたり。
2:もしくは公家の中から節朔に室町幕府の将軍のもとに出仕していた家
のことである。
1の概要
節朔衆とは五節句と朔日(1日)の将軍の御対面に参加する家門のことで、将軍に御目見えできる家の中では一番下のランクである。大体奉公衆の中から上位に位置するものが選ばれている。
他の室町幕府の「~衆」と同様江戸時代以降のソースの不明な情報が入り乱れているが、足利義政のころには存在していたことが確認されている。
節朔衆の一覧
この中でも小笠原氏は、歴代将軍の弓馬師範を務める弓馬故実家であったために、書式などでは他のメンバーに比べて上位の扱いを受けている。
2の概要
室町幕府は公家との融合路線を進んだこともあって官位も高く、摂家や清華家に家司として仕えるのと同様に将軍家の家司を務める中小貴族も存在するほどであった。
そのこともあってか基本大体の貴族は家ごとに定められた日の室町殿への出仕が慣例となっており、それが節朔だったのが節朔衆である。
なお昵近衆を務める家も、当初のものはすべてこの中に含まれている。
節朔衆の一覧
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関連項目
脚注
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