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約束の地リヴィエラとは、STINGから発売されたRPGである。
正式なタイトルは『Riviera~約束の地リヴィエラ~』
最初はワンダースワンで発売され、後にゲームボーイアドバンス、PSPにも移植された。
知名度としてはキャラクターデザイン、イラストレーターに戸部淑を起用したGBA版が一番有名。
概要
イージートリガーシステムという、他では類を見ないシステムを採用したRPGであり、
操作感覚はアドベンチャーゲームに近く、本質的にはゲームブックに近いシステムとなっている。
さらに、簡単なアクション要素や恋愛シミュレーション要素まであったりと結構に欲張りな内容である。
やりこみ要素もあり、アイテム収集はもちろん、スコアアタック、タイムアタックといった遊び方もできる。
難易度は普通に(技を習得しながら)プレイする分には低めであるが、
ここに縛りを設ければ一転して高難度の戦略ゲームと化すなど、プレイヤー裁量に因る部分が大きい。
WSからGBAへ、さらにPSPや携帯アプリへと移植されている、隠れた名作……だと、思う。うん。
一部の人にとってはショタくぎゅが主人公のゲームとして有名かもしれない。
世界観は『ユグドラ・ユニオン(GBA/PSP)』『ナイツ・イン・ザ・ナイトメア(DS)』『グングニル-魔槍の軍神と英雄戦争-(PSP)』と共有しており、
合わせて『Dept.Heaven Episodes』シリーズであるとされている(公式)
キャラクター紹介
エクセル (CV：釘宮理恵)
神界の命令で『神罰』を執行するためにリヴィエラに向かっていたが、彼はその命令に疑問を抱いていた。
侵入時の激戦の末、記憶を失った彼はリヴィエラに住まう精霊たちと行動を共にすることとなる。
本人にその気はないのだろうが、かなりの人間(精霊?)磁石であり、行く先々で女の子を仲間にしていく。
人畜無害そうな外見・性格をしているが、プレイヤーの選択肢次第では
ヒロイン達にアイテムを取りに行って貰う→不幸なアクシデントで泥だらけに
→拠点でヒロイン達が沐浴に行ったと聞く→一目散に泉にダッシュして覗き
という、中々アグレッシヴな男の子っぷりを披露してくれる。
戦闘では主に剣を得意とし、己の半身とも言えるディヴァイン『神剣エクセリオン』は常に戦闘の要となる。
また、ドラゴンキラーなど様々な特殊武器の扱いにも長けているため、攻撃面は申し分ない。
天使らしく暗黒属性には強いのだが、他の属性にはやや弱い。さらに体力も若干少なめなので要注意。
必殺技はエクセリオンの力を解放する『告死ディザレスタ』、ロゼを特攻させる『炎のロゼアタック』など。
ルゥリ (CV:今野宏美)
明るく元気なエクセル御一行のトラブルメーカー。何にでも興味を示す、好奇心旺盛な性格。
ただ、罠付きの宝箱を不用意に開けたりして、結果的にパーティ全員がとばっちりを受けることも……。
どう見てもお子様なのだが、これでもフィアより年上である。
戦闘では弓を得意とする。後列への狙撃ができるため、後列の敵に必殺技を使われたくないときは重宝する。
ただし、通常攻撃では単発なので使える場面はそう多くなく、爪や鎌といった武器で戦うことが多い。
他のキャラクターが真似しないことを平然と行う面もあり、見ていて楽しいキャラクターである。
電撃属性には強いが、火炎属性には弱い。……何かトラウマでもあるのだろうか？
必殺技は雨の如く矢を降らせる『スターダスト』、敵を切り刻む『ライジングクロー』など。
フィア (CV:柳瀬なつみ)
暴走がちでおっちょこちょいなルゥリをサポートするしっかりもの。お姉さんみたいだが、年下である。
外見からして清楚でおとなしい印象を受けるが、決意を最後までを貫き通す強い意志も兼ね備えている。
菜食主義者であるらしく、ゲーム中で肉を食べることができない(使っても何も起きない)
戦闘では突剣(レイピア)を得意とし、さらに攻撃魔法や回復魔法などなんでもござれなオールラウンダー。
薬草を調合してポーションを作ったり、弓を持たせれば弱ってる敵を狙撃したりと、完璧過ぎるほどである。
そして、何故か妖刀の扱いにまで長けており、斬鉄剣(真・斬鉄剣)を扱えるのは彼女のみである。
反面防御力には難があり、終盤の敵に多い暗黒属性に弱いため、場合によっては一撃でKOされることも。
必殺技は鋭い突きのラッシュで串刺す『カデンツァ』、聖なる光で敵を消滅させる『バニッシュ』など。
「悪しき者よ、消え去りなさい。 バニッシュ!!」
セレネ (CV:野中 藍)
背中にコウモリのような羽をもつ、アーク族の少女。絶体絶命の危機をエクセルたちに救われて仲間に。
さっぱりした性格。ルゥリは彼女にとっていいオモチャであるようで、ちょくちょくからかって遊んでいる。
背中の羽が元で魔族(サキュバス系)に同族と勘違いされるエピソードも。
だが、実際に酷似しているため、アーク族のことをよく知らない人は普通に間違えてしまいそうである。
戦闘では大鎌を得意とし、槍や爪での攻撃もできるインファイター。常に前列を張れる戦闘力を持つ。
激しいラッシュ攻撃が多いため、敵のレイジレート(必殺技ゲージ)が溜まりやすいのが難点と言えば難点。
冷気に耐性を持つが、火炎や電撃には弱い。暗黒属性にも若干の耐性があり、終盤は心強い。
捕獲したコウモリを自由に使役することができるため、使える場面があれば彼女に使わせよう。
(他のキャラクターがコウモリを使った場合、味方がターゲットにされる可能性もあり、危険)
必殺技は大鎌で敵を切り裂く『Ｓ(セレネ)イリュージョン』など。大鎌の技にはすべて『セレネ』が付く。
シエラ (CV:後藤邑子)
「紅の魔女」と呼ばれるほどの凄腕の魔法使いで、名の通り炎の"攻撃"に関しては追随を許さない。
戦闘では凛々しく、非常に頼りになる彼女だが、普段はおっとりマイペースで、かなり危なっかしい。
また、少々感覚がズレているようで、料理に超火力の炎を使い、消火に洪水の魔法を使おうとしたり。
戦闘では魔女らしく、杖や魔導書といったアイテムを媒介に魔法を駆使して戦う。
太古に封じられた禁呪の類まで扱うことができるため、ここぞという場面での爆発力にも期待ができる。
また、そのままでは食べられないような食材を加熱調理することもできる……が、失敗して焦がすことも。
火炎属性には鉄壁の耐性を誇るが、冷気には致命的に弱い。敵を見て戦闘に出すかどうかを判断しよう。
必殺技は業火で敵を焼き尽くす『カラミティフレア』、聖なる光で包み込む『イノセントスフィア』など。
ロゼ (CV:小松里歌)
エクセルの使い魔。黒猫のような姿をしているが、猫ではない。猫扱いされることも嫌っている。
性別の概念があるかどうかは疑わしいが、どちらかと言えば女性(メス)である。名前的な意味でも。
リヴィエラにたどり着いた際エクセルとはぐれてしまうが、シエラに拾われて最終的には合流する。
シエラからはミルフィーユちゃんと呼ばれており、エクセルたちと合流した後も、この名で呼ばれている。
彼女とは色々あったようで、喋ることができなくなってしまった(エクセルとの意思疎通は可能)
(エクセル、エクセルってば！ ……ダメだ、聞こえてない…………)
レダ (CV:森田成一)
エクセルと共に『神罰』執行の命を受けた、孤高の告死天使。エクセルの先輩にあたる。
感情を表に出すことは殆どないが、エクセルを指導したり諭したりと、面倒見は良い人物である。
神界屈指の実力者であり、ディヴァイン『神槍ローレライ』を駆使して戦う。
エクセルとはリヴィエラに侵入する際に別れており、彼は独自にリヴィエラを駆け回っている。
物語中盤、エレンディアの近くを通りがかった際、エクセルと再会するのだが……
必殺技はローレライの力を解放する告死奥義『告死ロストセフィ』。他の武器は何故か使おうともしない。
というよりは、ディヴァイン自体がある種究極の武器であるため、そもそも使う必要がないのである。
属性に関してはシエラと同じく火炎耐性が非常に高く、逆に冷気耐性は非常に低い。
PSP版SpecialEditionでは、ある条件を満たすと…………？
ヘクター (CV:杉山紀彰)
神々の代理人である『ゴートの七賢』の一人で、エクセルやレダの上司。
神界を魔族の手から守るという名目でエクセル達に神罰の発動を命じる。
「さあ、告死天使レダ そして、告死天使エクセルよ リヴィエラに急げ！」
マリス (CV:鈴木麻里子)
ロザリナ島でアーク族の魂を狩っていた告死天使。
ディヴァインは氷の斧である『神斧トゥール』。
本来、告死天使は神々の意志に仕えるものだが、彼女はヘクターの私兵に近い存在である。
冷気属性の攻撃を行ってきて、火炎属性の攻撃には弱い。
ウルスラ (CV:塩山由佳)
精霊とリヴィエラに封じられた神罰を守る存在。
最初は神罰でリヴィエラごと魔族を滅ぼそうとするエクセル達と敵対するが、エクセルが純粋な心の持ち主だと知って彼にリヴィエラの未来を託す。
『この者に託してみましょう リヴィエラの平和を・・・そして、私たちの未来を・・・』
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関連項目
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