「綸直」(リンチョク ? ~ 237)とは、三国時代に燕王を自称して魏に対して反乱を起こした公孫淵旗下の将軍である。
三国志演義では「倫直」と表記されている。
正史では
初、文懿簒其叔父恭位而囚之。及將反、將軍綸直、賈範等苦諫、文懿皆殺之。
と、燕王を自称して魏に反乱を起こした公孫淵を、同僚の賈範と共に諌めたと思ったら処刑されていたという開幕即死な記述が残っている。
演義では
公孫淵の参軍として登場する。
燕王を自称した公孫淵が、魏の国に対して反乱を企てた際に、同僚の賈範と共に公孫淵を諌め、
犬が頭巾をかぶり赤い着物を着て、人と同じように歩いて人家に上がっています。これは実に不吉な前兆です。
また、ある人が飯を炊いたところ、蒸し器の中に幼児が蒸し殺されていました。これもぞっとするような凶兆です。
にわかに地面が陥没し、5・6尺もある肉隗がヌーッと現れたのです。その肉隗には頭も顔も、目、鼻、口、耳もあるのですが、手足はありませんでした。恐れをなした人々が斬りつけたり射たりしても傷を負わず、全く得体の知れない代物でした。
こういう不吉なものが現れるのはわが国の進路への警鐘です。いま謀反を起こされては、御身を滅ぼすことになります。
と、ほとんど脅しの様な諫言も効果なく、公孫淵によって捕らえられた倫直は、市場に引き出されてで首を刎ねられた。
公孫燕が司馬懿に敗れて反乱が終結すると、司馬懿によって墓を手厚く祀られ、子孫に爵位が与えられた。
※その他「綸直」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照
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関連データ
コーエーの三國志シリーズにおける綸直の能力一覧。三國志III~11は「倫直」名義で登場。
能力一覧 | 統率 | 武力 | 知力 | 政治 | 魅力 | 陸指 | 水指 | 身体 | 運勢 |
三國志 | - | - | - | - | - | ||||
三國志II | - | - | - | ||||||
三國志III | 57 | 56 | 50 | 64 | 53 | 26 | |||
三國志IV | 41 | 57 | 66 | 60 | 64 | ||||
三國志V | 63 | 59 | 49 | 62 | |||||
三國志VI | 44 | 58 | 63 | 60 | 56 | ||||
三國志VII | 52 | 68 | 62 | 58 | |||||
三國志VIII | 48 | 70 | 63 | 58 | |||||
三國志IX | 51 | 42 | 70 | 63 | |||||
三國志X | 47 | 39 | 74 | 63 | 62 | ||||
三國志11 | 46 | 42 | 72 | 64 | 56 |
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