概要
1949年に暫定的な国歌として制定された。しかしその後正式な国歌として制定されることはなく、1982年に全国人民代表大会で正式な国歌として決定された。作曲:聶耳(Niè Ěr) 作詞:田漢(Tián Hàn)
元々は、抗日映画「風雲の子女」の主題歌として東京で作成されたものである。そして映画とともに、中国に届いた。すると民衆の間で抗日応援歌として有名になり、素早く浸透していった。
しかし文化大革命中は、演奏が減少した。作詞者の田漢が迫害されたためである。文化大革命中の事実上代替的な国歌は、毛沢東を称える楽曲・東方紅となった。
文革終了後、義勇軍行進曲は一度、毛沢東を信奉する内容の政治色の強い歌詞(1978年版・集体填詞版=集団作詞の意味)に書き換えられて復活するが、その後、田漢の名誉回復がされ、下記の歌詞に戻った。
ちなみに作曲者の聶耳は1935年7月17日に神奈川県藤沢市の湘南海岸で遊泳中に水死した。現在も毎年、命日には慰霊祭が行われている。また現在のCRI(中国国家放送局・旧名は北京放送)のオープニングメロディーにも使用されている。
各種表記
歌詞
現在の歌詞
起て!奴隷となることを望まぬ人民!
我らの血で築こう新しい長城を!
中華民族に最大の危機せまる、
一人一人が最後の雄叫びをあげる時だ。
起て!起て!起て!
我々すべてが心を一つにして、
敵の砲火をついて前進!
敵の砲火をついて
前進!前進!前進!進!
1978年版(集体填詞版)
前進!各民族の英雄的な人民よ!
偉大な共産党は我等を導き長征を継続する。
人々は皆心を一つにし共産主義の明日へ向かう、
祖国を建設し、祖国を守る為の英雄的な闘争をしよう。
前進!前進!前進!
我等は千秋万代に毛沢東の旗を高く掲げて前進!
毛沢東の旗を高く掲げて
前進!前進!前進!進!
関連動画
(現在版)
関連項目
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