聖譜顕装(テスタメンタ・アルマ)とは、小説「境界線上のホライゾン」に登場する、武装の種別である。
概要
かつて聖譜所有国に配られた、聖譜を守るための神格武装。
三十年前、各国の総長達がどこからか預かって来たと伝えられている。
大罪武装の製作モデルだったのではないか、という推測もある。
聖譜顕装の駆動は、それを所有する各国の聖譜から伝わる流体によって行われる。
それゆえ、基本的に聖譜顕装は所有国の支配地域の地脈上でしか使用できない。
逆に言えば燃料源を外部に持つため、燃料補充式の大罪武装に比べて連続使用が容易。
七大罪に対応する七つの枢要徳をモデルにしているため七種類に分かれており、
さらに聖譜自体が新代(ノウム)と旧代(ウェトゥス)の二つに分かれているので、 合計で十四個存在する。
聖譜の枢要徳対応と所有国家
- 第一聖譜:「信仰(ファイデス)」:K.P.A.Italia
- 第二聖譜:「希望(スペス)」:上越露西亜
- 第三聖譜:「慈愛(カリタス)」:M.H.R.R
- 第四聖譜:「賢明(プルデンティア)」:六護式仏蘭西
- 第五聖譜:「正義(ジャスティア)」:英国
- 第六聖譜:「勇気(フォーティチュード)」:P.A.ODA
- 第七聖譜:「節制(テンペランティア)」:三征西班牙
聖譜顕装の名称及び形状、能力の一覧
- 天渡りの信仰(カプト・ファイデス)/天輪
旧代……信心ある限り、その者は負傷や病にて死ぬことはない。 - 意欲の慈愛(アニムス・カリタス)/盾
旧代……一日一回、負傷した者を完全に回復させる。
新代……攻撃と防御という敵対行動を一瞬停止させる。 - 聖骸の賢明(コルプス・プルデンティア)/光の翼
旧代……光に対し、光量に応じた破壊力を与える。
新代……使用者に敵対する者の行動は、宣言を経なければならない。 - 巨きなる正義(ブラキウム・ジャスティア)/大手甲
旧代(左手)……英国の正義を乱そうとするものは必ず失敗する。
旧代(右手)……戦場にある武器を遠隔操作する。(敵味方問わず) - 身堅き節制(クルース・テンペランティア)/大剣
旧代……相手の時間を倍に引き延ばす。
新代……相手の能力を使用回数分だけ分割減する。 - 聖骸の勇気(クルース・フォーティチュード)/杖
旧代……持ち主の麾下にある者たちは、勇気ある行動を示した際、一日一度だけ防御力が無限となる。
※作中で公開済みのものを記載。使用者に関してはキャラクター一覧及び個別記事を参照のこと。
関連項目
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