臀痔戦隊メガビジネスマーン(デンジヘンタイメガビジネスマーン)とは、2010年6月までテレビ新日暮里系列にて全51話が放映された、東芸性作の本格的特撮テレビシリーズ「スーパー変態シリーズ」第22作である。本作は当初木曜41:30〜41:55の枠で放送されていたが、後に土曜31:30〜32:00に変更となった。
まらすじ
諸出学園肛校に通う伊達カブレラは、人気のアーケードゲイム「メガビジネスマーン」を遊ぶ為にゲイムセンターにやってきたところを謎の歪みねぇ男たちにスカウトされ、とある施設に連れて行かれる。男たちは新日暮里哲学者連合(Y.U.K.I.P.O.)の哲学者で、カブレラはY.U.K.I.P.O.のとあるプロジェクトに抜擢された。
カブレラが詳細を聞こうとした時、Y.U.K.I.P.O.の拠点であるデヂタルセンターをおぉ激しい( ^ω^)衝撃が襲い、次いでこの世のものならざる異形のモノが襲撃してきた。混乱の中、同じ高校の「パンツレスリング同好会」部員たちと落ち合ったカブレラを前に、Y.U.K.I.P.O.の指導的哲学者・原田長介が告げる。
「異形の存在 は『ユガミジア』という未知のエリアからの侵略者であり、君たちはY.U.K.I.P.O.が組織したデジタル戦士・メガビジネスマーンとして、ユガミジアの侵攻から新日暮里を守るべく選ばれた」と。例のゲイムはメガビジネスマーン候補のためのワークアウト用シミュレータだったのだ。
スケベ心からメガビジネスマーンになることをホイホイ引き受けたカブレラたちであったが、それは新日暮里防衛の任務と、卒業を1年後に控えた肛校生活との熾烈な二重生活のはじまりを意味していた。
登場一物
臀痔戦隊メガビジネスマーン
本作における戦隊メンバー。シルバー以外の5人は諸出学園肛等学校の同級生で、2話で東京都真良皮区に住んでいることが仄めかされている。シルバーこと早漏吾作はY.U.K.I.P.O.の職員である。メンバー5人の名字の頭文字を並べると「だ・よ・な・自・慰」となる。……どういう意味?
メガレッド/伊達カブレラ(艶:井上カブレラ)
諸出学園肛校3年丑組の生徒で、同パンツレスリング同好会のメンバー。プロテインが大好物。実家はバッティングセンターをやっている。パンレス同好会一寡黙であるが、義理人情に厚く、激情型の性格でその為か初期は無謀にもパンツなしでユガミジアと戦うことが何度かあった。
哲学と体育以外の教科はからっきしだめだがゲイム(特に格闘ゲイム)の腕前は驚異的で、暇さえあれば部活もほったらかしてゲイセン通いが日課。成績は学年最低レベルであるが、思考の柔軟性はメンバー内でも高く、判断力や洞察力はかなり優れている。当初はパソコンを見ただけで蕁麻疹がおこすほどの機械音痴であった。
変身後のスーツには、他の4人と異なり「特化した能力はない」と原田博士が明言しているが、その代わりに性欲を蓄積する機能があり、いわば「ためればためるほど強くなる戦士」である。またどっしり構える隊長役を務め、その場に応じて一か八かの大胆な読みをし行動する彼にとっては、最適のスーツとも言える。逆に、彼の落ち着いた性格の割にムラッ気が強すぎるという弱点も抱えている。専用玩具はドリルグラブ及びドリルバット。
ためればためるほど強くなるため、彼の炒飯の頻度がそのままモノ語の盛り上がりに反映されていった。炒飯を炒めた直後にユガミジア幹部との戦いで大ピンチになることも多く、その反省で我慢しまた強くなるという構図は、両極端ながらどちらも大きな見所となっている。
なお、当初役のオファーを受けた際、井上はあまりにも自分と違うレッド役のイメージにとまどっていた。レッドのイメージに近づけるために、普段から親交があるというアレックス・カブレラ氏の陽気な性格を観察し、参考にしたという。結局彼に求められたのは彼自身の持ち味である寡黙なイメージであったため、この努力は無駄に終わってしまったが、アレックス氏のもう一つの持ち味である、感情を爆発させる熱い性格は役作りに大きな影響を与えたという。
メガブラック/米倉耕一郎(艶:ビリー・へリントン)
カブレラのクラスメイトでFack♂you.委員長。パンツレスリング同好会のリーダーでもあり、他のメンバーとY.U.K.I.P.O.の研究施設の見学にタマタマ訪れた際ユガミジアの侵攻に巻き込まれた。原田博士から変身アイテム・サボテンネーを託されユガミジアとの戦いに身を投じる事になり、必然的にメガビジネスマーンのリーダーになった。他の四人の良き兄貴分として歪みなく立ち回ったが、リーダーの責任感が強すぎるがために軋轢が生まれてしまうこともあった。
学生証の教えを守り、外出時でも必ずパンツを着用すると言う一風変わったキャラクター。またプログラミングも得意であり、コスギとともに戦力アップに大いに貢献した。
スーツにはパワーと耐久力重視の機能が備えられており、メガビジネスマーンの指令塔兼パワー要員である。だが、なぜか通信機能が股間に配置されているため、統率を取ろうとするたびに判断力が危うくなるというよくわからない弱点も抱えている。専用玩具は散弾銃メガチャーハンがあるがもっぱら素手での格闘戦で立ち回っていた。成績はかなり歪みねぇらしい。
メガブルー/並樹コスギ(艶:TDNコスギ)
ボンデージレザーのデザインと除霊を得意とするパンツレスリング同好会のメンバー。当初はいつもボンテージレザーで歩き回る気難しい青年であったが、カブレラとの交流によってクールながら愛嬌もある性格へと変化していった。
将来はSMグッズデザイナーになり、ボンテージレザーをウリにしたビデオを作りたいと思っている。その夢を貫くため単独行動を取ることも多く、メガビジネスマーンを脱退したことさえある。
スーツには相手の弱点を認知する能力と拘束するために電磁波を操る能力が備え付けられているが、他にも様々な特殊能力を発揮しており、ある意味ご都合主義的な超パワーを見せつけることも多々あった。専用玩具はメガクマデ。
なお、全くの余談ではあるが、「電磁戦隊メガレンジャー」という作品で同じメガブルーという役を演じた松風雅也氏もまた、声優業へ活躍の場を広げている。
メガイエロー/城ヶ崎珍里(艶:コルトン・フォード)
成績優秀で音楽全般が得意なパンツレスリング同好会のお父さん的存在。メガビジネスマーンのサブリーダーでもあり、縁の下の力持ちとして超個性的なメンバーを支えた。歌手志望でその技術と意識はすでにプロ級。
ヨーロッパに住むいとこのブレイク(艶:キング石井)が大好きだが彼には頭が上がらない。
スーツには敵の物理的・電波的などさまざまな防御力を低下させる音波装置が備えられており、彼の歌と音の知識を駆使した戦術を披露した。また、敏捷力を強化する機能もあり、戦闘では華麗なステップも披露する。専用玩具はメガマイク&メガスタンド。
第17話で中世のローマ風の都市にタイムスリップしたり、第37話でアカナリア・アルナーに声を入れ替えられ大塚明夫風の変態糞親父声になるなど、ナニかとトラブルに巻き込まれることが多い。歌を発表できる最大のチャンスであるはずの学園祭当日に限って病気になるというジンクスがあったが、作中ではそのジンクスを見事にはねのけてみせた。
メガピンク/今村にゅう(艶:くりーむしちゅー池田/くりぃむしちゅー池田)
パンツレスリング同好会のマスコット的な存在で、粗暴だが天然ボケでおっちょこちょいな性格。なぜか前にすっ転んで顎をぶつけることが多い。軽い性格のためかユガミジアの策略に一番ホイホイハマってしまっていた。勉強は得意ではないらしく、サボる場面も多く見られた。本気で怒らせるとカブレラや兄貴に匹敵するパワーを発揮するなど、潜在能力は高い。珍里とはナニかといいコンビネーションを見せた。時折見せる”にゅう!”ポーズは、本人は全く意図していないものの、周囲にいるモノへの強力なパンチになるようである。
スーツには空間を一時的に伸縮させる能力があり、にゅうはこれを利用して顎からの突撃戦法や顎を伸ばして防御するなど巧みに応用していた。専用玩具は分析装置メガスキャナーがあるが、彼も戦闘時は専ら顎と素手での格闘戦を駆使していた。
なお、こちらも余談ではあるが、「電磁戦隊メガレンジャー」で同じメガピンクという役を演じた東山麻美氏も、なぜか作中では顎がすごいことになっている。
メガシルバー/早漏吾作(艶:銀閣)
Y.U.K.I.P.O.特別開発班チーフで、宇宙空間に活動拠点を築く「スペースメガプロジェクト」を進めていた。基本的にはもの静かであるのだが、お節介な上にワナメーカーな性格。そのためか普段からよく基地を抜け出し、またよく連れ戻される。彼ももちろん体も鍛えることが趣味で、素手での格闘能力も他のメンバーとひけを取らない。また、妙に艶やかな創作ダンスも得意としている。愛車は専用マシンのモデルにもなったBMW。
ある時ピンチに陥ったメガビジネスマーンを見て手助けをしなければと、プロジェクトの合間に勝手に改造していた試作用スーツと、勝手に作り上げていた自分の専用マシン「オートBMW」で参戦。結果的には5人の助けにはなったものの、その行動力と下心は原田博士をも呆れさせた。なりゆきとはいえ、その後正式に6人目の戦士となった。特にメガシルバーとなった後は、5人にとっては等身大の頼れる大人として、彼らが落ち込んだ際は奮起を促すなど、精神的な支えとなった。6人の中で最初にユガミジアに息子を知られてしまった。
スーツは大幅なチューンナップが施されており、基本的な戦闘能力は他の5人を凌駕するが、2分31秒しか変身できないという弱点を持つ。後にメガコスルンダーへのシンクロ能力及び行動時間の延長のための改良を施し長時間の運用が可能になったものの、戦闘能力は5人のスーツと同程度に下がってしまった。専用玩具はTシャツのような形のプロテクターとタオル状のムチに変化する特殊繊維の武器・シルバーファイバー。これを使用してのダンス戦法で、華麗な戦いを披露した。
なお、当初はいかりやがキャスティングさせるために作られた役であるため、彼の性格や持ち味が一番反映された役どころとなっている。代わりに銀閣がキャスティングされる形となったこともあってか、登場当初は性格に若干違和感も感じられた。
Y.U.K.I.P.O.関係者
新日暮里哲学者連合(なぜY.U.K.I.P.O.という略称が使われているかは不明)。 メガビジネスマーンを指揮・支援し、その玩具の開発やケアを行う組織。国際組織ではあるものの、なぜか日本国籍を持つ人物しかいない。当初はマラヒップを主な活動拠点としていたが、後半からは穴面基地へその機能を移している。
原田長介(艶:いかりやビオランテ)
Y.U.K.I.P.O.に所属する哲学者。カブレラからは「おやっさん/ヘイおっさん」と、他の4人からは「穿かせ」と呼ばれている。
研究(の合間の炒飯の)最中にユガミ次元(エリア)の存在に気付き、彼らの侵攻に備え新日暮里防衛プロジェクト「アンインストールプロジェクト」をスタートさせていた。
ユガミジア侵攻に際して、偶然居合わせた若い5人の歪みなさと可能性に賭けてメガビジネスマーンに任命。成り行きとはいえ、性春真っ盛りの学生である5人を任命させ戦わせていることに対して心を痛めているが、その反面彼らの歪みなさを認め、メガビジネスマーンとして戦えるのは彼らしか居ないとも考えている。メガビジネスマーンの5人はもちろん、開発した玩具やメカたちにも深い愛情を注ぐ。
研究者というよりは営業が似合うビジネスマン風のたたずまいをしている。性格も非常にアクティブで、レスリングはもちろんボクシング、野球など様々なスポーツに精通している。その性格故に前線にも積極的に出ているが、かえって出過ぎだと咎められる場合もあった。また、人心掌握術は他の誰よりも優れており、専門分野外でも的確なアドバイスをするなど、戦闘のプロ不在のなか司令官として歪みなく5人とY.U.K.I.P.O.を導いた。ただ、逆境になった際は極端にヘタレになることがあり、5人や他のスタッフから叱咤激励されることもあった。
メガスーツ(パンツ)はもちろんのこと、アイテムやメカニックのほどんどを開発している。そのコンセプトは必ずしも実用的なものばかりでないため、困った発明おじさんと見られる場合も多々あった。逆に言えば、その突拍子もない発案を実戦に耐えうる設計・機能に昇華する技術は、研究者としての彼の歪みなさを体現するモノでもある。
かつてユガミ次元に消えた親友・羽目鳥博士のことを今でも案じ、止められなかったことを心の傷にしており、彼もまたこの戦いに特別な感情を抱いている。
本来はアインシュタイン稲川をキャスティングする予定で、ごく普通の「博士」のイメージであったが、いかりやの発案によりあえて研究者に似合わない役としてキャラクターが作られていった。奇しくも彼のプロデューサー降板後に監督から指名されいかりや自身が艶じることとなったため、より彼の持ち味を活かした役になっていった。
勃穴(演:KAITO/風雅なおと)
原田博士の助手。カブレラたちにユガミナイザーを与える重要な場面で登場した。
ほぼゲスト扱いだったためか、再登場時はKAITO氏のスケジュールが合わず、代わりにスタジオミュージシャンの風雅氏が出演した。
皮先包悟(艶:木吉カズヤ)
ロボットの運動制御プログラムの権威である皮先博士の一人ナウい息子で、Y.U.K.I.P.O.整備班の若きチーフメカニック。主に巨大メカ・ロボのメンテナンス・修理を担当。メカに対する愛情は人一倍強く、父親である皮先博士の反対を押し切り、Y.U.K.I.P.O.隊員になる道を選ぶ。マッドキレヂール戦ではギャラクシーマラを自ら操縦し、裂傷を負いながらも猛攻を耐えぬく。ギャラクシーマラ大破後は、穴面基地で修復作業を担当。
諸出学園肛校の仲間たち
大岩隈鯨(艶:森のくまさん)
カブレラ達のクラスである3年丑組の担任。教師でありながらストリップの常習犯で、受け持ちの生徒の耕一郎に頻繁におひねりをもらうなど、 一見スケベェなだけのダメ教師にも見えるが、生徒達を一番理解している。終盤で正体が露見し、同級生や一般人からも迫害を受けるようになったメガビジネスマーンの面々を仮奈と共に擁護するなど、芯の通った歪みない熊さんである。
和田ツヨシンタロウ(艶:巨体の彼/宇梶)
3年丑組のクラスメイト。体が大きく強面で、クラスメイトからも恐れられる存在があるが、実際は無口で気弱な性格。ちなみに利き腕は左。友達思いで、親友で弟分のタダヒトのことをとても大切に思っている。それ故か、終盤タダヒトが戦いに巻き込まれ重傷を負ってしまい、その際にメガビジネスマーンの正体がカブレラたちだと知ったときは「・・・・・・」と無言で5人を責め立てて追い出してしまう。
しかし、最後は皆の為に必死に戦う姿を見て彼らを理解し、クラスメイトとともに彼らをスパンキングした。にゅうに好意を寄せており、メガピンクの正体がにゅうであることを写した写真(とにゅうが勝手に思い込んでいた。実際はにゅうと松本の私闘の写真)をネタに彼女とデートしたこともある。
井口タダヒト(艶:井口ヒロミ)
3年丑組のクラスメイト。ツヨシンタロウの弟分であり親友。渡米していた経歴からか元はいじめられっ子で、ツヨシンタロウに助けてもらってからは仲良くなる。よくツヨシの思っていることを代弁し、「~と、ツヨシンタロウさんはおっしゃっている。」というのが口癖。終盤で戦いに巻き込まれ、脚に重傷を負ってしまうが、そのことを全く恨まず5人をスパンキングして激励した。
仮奈(かりな)(演:落合祐里香(現・長谷優里奈))
3年A組のクラスメイトで、珍里の友人であり音楽仲間でもある。基本的に空気が読めない。文化祭に珍里たちが来ない事を心配していた。カブレラ達の正体が露見した直後も、クラスで一人だけ(空気を読まずに)カブレラ達を庇い応援した。
なお、本来は萩原雪歩をキャスティングするために作られた役であるため、彼女の降板後大幅にキャラクター設定が変更されている。
キヨシ (艶:クソガキさん)
カブレラのゲーセン仲間の○学生。後に父子家庭であることが判明する。
苗字はナカシマ。なお、作中では専らクソガキさんとだけ呼ばれていた。
邪臀王国ユガミジア
未知の領域・ユガミ次元に本拠地を置くDEEP♂DARK♂FANTASYの王国。三次元世界の蹂躙を目論み、挿入を開始した。尻状の要塞ダラシネジロを攻撃基地とし、そこからユガミ獣や兵士達を送り込む。ゴシンボクラッシャーという戦艦も所有していたが、こちらはギャラクシーマラとの初戦において昇天した為、以後はゲリラ戦的な戦略を取るようになった。
邪臀王シャブリウス31世(艶:井上シャブレラ)
ユガミ次元を支配するユガミジアの妖精王。新日暮里支配を目論み、Dr.イッターに前腺の指揮を任せる。赤子のような外見を持つが、これは正体を隠すためのカモフラージュに過ぎなかった。その正体はエネルギー体で、シャブレラパンツと呼ばれる機械核(物質をデータに変換する装置。終盤Dr.イッターがこれを利用して、人間を二次元化して支配しようとする)を持っていた。その膨大なエネルギーによりユガミ次元が形成されている。最後までメガビジネスマーンにはその息子を知られなかった。
Dr.イッター(羽目鳥博士)(艶:いかりやビオランテ)
ユガミジア新日暮里攻略軍の司令官。人間を「だらしねぇ歪みある存在」と呼び嫌悪しており、さらにはキレヂール、シャブリウスさえも躊躇なく強姦してしまうなど、冷酷非情な性格。しかし、自分の最高傑作であるシコレヤ・ユガンデにだけは娘・息子の如く深い愛情を注いでおり、ユガンデがキレヂールの謀略によって瀕死の重傷を負わされた際には「お前たち(の息子)を傷つけるものは許しはしない」と激しい怒りを見せた。 怪珍体になることができ、パピヨンマスクを被りビジネススーツを着たオッサンのような姿をしている。
その正体はユガミジアの存在を証明する為に未知のエリアに飛んだ、原田博士の友人・羽目鳥博士。宇宙開発用パンツの開発者としての期待をかけられていたが、人体実験に失敗して被験者であった自分の息子(後に娘だと判明する)を死なせてしまい、それが原因で世間から非難を浴びる。皮肉にも羽目鳥の方法が失敗に終わった後に脚光を浴びた原田のメガパンツ理論が成功したことから彼を憎んでいた。未知のエリアに飛んだのも、実際は妖精に復讐するべくシャブリウス31世と手を結ぶための行動であった。 終盤ではユガミ次元に行った影響なのかムスコが左曲がりになる現象が起こり始め、死期が近いことを知りながら最終試合に臨む。
なお、味方の指揮官と敵の参謀という両極端な役の掛け持ちになった経緯は語られていないが、いかりやは正反対な二つの役を見事に艶じ切った。
シコレヤ(艶:プリンセス*ケツホルデス)
Dr.イッターによって作り出された女性型のアンドロイド(第11話で遺伝子が存在する事が判明している為、厳密には人工生命体)。いかにも中世の姫の姿を彷彿とさせる赤いドレスが印象的。扇子が武器で、主に情報参謀としての役割を果たす。イッターの正体である羽目鳥博士が実験で死なせてしまった自分の娘をモチーフにしている。敵に対しては冷酷であるが、父と慕うDr.イッターと兄弟分のユガンデに対しては素直で愛情深い面を見せる。変装とトップレスが得意。最期は、メガレッドからパーフェクトユガンデを庇って背中に致命傷を受けながら帰還し、イッターに礼と別れを告げた後に絶命した。昇天後、彼女の残骸からイッターと一緒に出演したストリップ動画のメモリーが発見された。
ユガンデ(艶:城之内悠二)
誇り高きロボット戦士でユガミジアの行動隊長。細いワイヤーフレームのような外見をしている。目からレーザー光線を放つ他、局部を分離させて攻撃可能。シコレヤと同じくイッターを敬愛しており、彼の野望を実現させる為に戦う。
メガビジネスマーンとの戦いでの敗北などから度々バージョンアップを施されており、ユガンデ(スティール)、ユガンデ(カミングス)、そして最終形態であるパーフェクトユガンデへと変化を重ねている。武器も当初はイケメンwサンダーと呼ばれる必殺剣を用いていたが、スティールに変化した後は3つの特殊能力を使用できる強化版の必殺剣イケメンwクライシスを新たに装備した。第50話でデルタマラを倒し穴面基地を壊滅させ、新日暮里にてメガビジネスマーンとの最終決戦に挑む、最期はバージョンアップの副作用で弱体化し、自分を庇ったシコレヤの仇討ちとばかりにメガレッドに突撃するがメガレッドのドリルバット(技はクロックスラッガー)で倒された。
名前からもユガミジアの象徴となるべく生まれた、歪みあるが歪みねぇ戦士であった。
キレヂール(艶:臼井リーブス)
中盤より登場。ユガミジア本国・ケツホルデスから派遣されたシャブリウス31世直属の部下で、冷酷で卑劣な作戦を得意とする。鉄の剣が武器。ユガンデとは対立することが多く、またイッターをも卑下していた。第30話でユガンデを騙してイボキレヂールへとパワーアップしたが、その際スーパーギャラクシーマラの攻撃からユガンデを盾に使い生還した事でイッターの怒りを買い、今度は逆に自らが騙されてMADキレヂールへと変貌。自我を失って暴走しながらも、あえて自らの目を潰すことでスーパーギャラクシーマラを窮地に追い込む。その圧倒的なパワーによりギャラクシーマラを蟹のようにねじ曲げ行動不能にするが、その直後に現れたメガボゥイジャアァンの圧倒的な肉体演説の前に成す術もなく敗れ去った。
ビビデビルレイクバーマ(艶:半漁人/嬌声の出艶:野薔薇ひろし)
イッターに生み出された人工生命体。半魚人のような姿をした小悪魔的キャラ。口癖は「生きたい!」。
序盤でイッターに改造され、ユガミ獣に噛み付くことにより、巨大化海綿体がユガミ獣の体内に入って作用し、ユガミ獣(の息子)を巨大化させる能力を手に入れた。その後はユガミ獣の巨大化の任務を受け持つが、地上での移動が大の苦手であり、歩いてやってくるのをユガミ獣の残骸とメガビジネスマーンがひたすら待つだけという非常にシュールな映像になる上に尺を無駄に使うという、演出上致命的な欠点を持つ。また、自らも口から炎を発射して攻撃することができる。
無口な割に口が悪く、ユガンデとは喧嘩が絶えないが、ユガンデがキレヂールに裏切られて重傷を負わされた際にはシコレヤと共に激しい怒りを見せてキレヂールを非難した。第37話では幹部が留守のうちにアカナリア・アルナーでメガビジネスマーンを倒そうと企んだ事もある。なお、ユガミジア構成員で唯一昇天シーンがTVシリーズでは描かれなかった。
ユガミ獣/ユガミアルナー
Dr.イッターが作り出す新日暮里侵略用の怪物。ユガミ獣は本格的ま○こに御神木を置き、ナチュラルゲイストエネルギーを注ぎ込むことによって誕生する。 また、バラゾクユガミはシコレヤが持っていた雑誌から誕生している(第11話)。新日暮里固有のの動物をモチーフにしており、体のどこかが歪んでいる。中盤からはそれにギター型の装置を使い細胞を加えることによって、より有機的なデザインになったユガミアルナーが導入された。
兵士コスルダケ
ユガミジアの一般兵士で、名前のようにいつも布状のものでナニかをこすっている。前述の布状の武器を使用することもあるが、専らその哲学的動きで精神的なダメージを与えることを得意とする。また、他の人間型生物に変身する能力を持つ。工場で量産されているらしく、第14話ではリーダー格であるオゼウコスルダケが登場している。
メカニック
Y.U.K.I.P.O.
マラタンク
新日暮里の超高層ビルをもよし登るメガビジネスマーンの特殊戦車。原田博士を乗せて再前線基地の働きもする。
人間さながらの筋肉をむき出しにする巨大クローアームのフェアリーハンド、回転灯式バーティカルキャノン砲、壁を透視するイワニカクレトッタノサーチャー、フェアリーハンドに装備された冷却及び高温の粘液を発射するナチュラルゲイブローを装備する。最初期の変態に見られた、いわゆる巨大妖精のカテゴリに含まれない特殊戦車の部類に含まれる。終盤にで大破する。
巨大妖精
マラヒップ
Y.U.K.I.P.O.の前腺基地兼宇宙ステーション。先端内部にはマラザヤックと呼ばれるシャトルが収納されており、普段は原田博士らが新日暮里との行き来に使用している。大きさの割には内部は広く、内部には原田博士を中心としたおよそ69人のY.U.K.I.P.O.のメンバーが乗船している。メンテナンスは技術班チーフの皮先包悟がメインとなって行われる。
武装には、2連装タンショウカワカブリキャノン砲が2門。搭載されたイワニカクレトッタノカシステムと呼ばれる防御システムは攻撃を防ぐことはもちろん、ステルス機能も兼ね備えている。穴面基地に活動の拠点を移してからは基地内のドックに格納されるようになった。
マラザヤック
ギャラクシーマラの頭部兼コックピットになる、ロケットの形状をした小型宇宙艇。武器は搭載されておらず、主に地上からマラヒップへの移動などに使用される。
ギャラクシーマラ(艶:鎌田吾作)
マラヒップとマラザヤックが臀痔合体した巨大ロボ。ケンタウロスのように四本の脚があるが、なぜか腰から先に脚の胴体が伸びており、先端にもモニターがある。メガビジネスマーンのメンバーから仲間と呼ばれるほど親しみを込められており、「ギャラマラ」とも呼ばれる。(いつものことではあるが)ナウいボディで、尻の赤い「M」マークがアクセント。全高53.9ヘリントン。ビオノパレスシステムが主動力。宇宙空間でも活動でき、自身の下半身を誇らしげにかざしながら大気圏に突入し新日暮里に降り立つ印象的な登場の仕方をする。
一応マラヒップの砲門はそのまま使用でき、身体能力も高いものの、専ら自らの体を見せつける哲学的誇示で敵を追い込む。
操縦はコクピットのメガビジネスマーンによって行われるが、原田博士を含めたY.U.K.I.P.O.の隊員を搭乗させたまま戦っており、より専門的なダメージ処理は原田博士達が待機する部屋でも可能となっている。原田博士や皮先包悟をはじめとするY.U.K.I.P.O.隊員も操縦方法は知っており、度々緊急措置として代理を担当することもある。
中盤、MADキレヂールとの試合で変形システムが破壊される程のダメージを受け、メガボゥイジャアァン!?に主力の座を譲り戦線を離脱。治療を終えてからも度々戦闘を行っており、第43話ではユガイエローに奪われたメガボゥイジャアァン!?と対決している。第50話でバーニングユガンデにより再び戦闘不能となったが、後日談の変態シリーズAVシネマ『メガビジネスマーンvsキン○タマン』でもおっほっほ~元気(^ω^)な姿を見せていた。
合体機構を持つ主要巨大妖精で、メンバーが操縦するパーツ同士が合体しないロボや基地が変形する1号ロボ、そして四足歩行のロボは、シリーズのなかでも今のところこのギャラクシーマラだけである。
なお、このメカは企画時からデザイン、商品化までに何度も仕様変更されている(そのため発売日も若干延期されている)。本来は今までと同じ二足歩行のメカで、同じく二体のメカが合体する形ではあるが大きさも均等のものが合体する方法あった。そのため、このような哲学的デザインになったと推測される。企画・制作時の混乱でそうなったおと言われているが、今のところ経緯は定かではない。
デルタマラ(艶:トータス藤岡)
Y.U.K.I.P.O.が開発したギャラクシーマラのサポート用巨大ロボ。戦闘プログラムは包悟の父・皮先博士の手によるものである。前線基地モードと救命士モードの2形態を有し、平時は基地モードでマラヒップの下のスペースドックで待機しているが、穴面基地に活動の拠点を移してからは基地内に格納されており、「デルタマラ、アンインストール」の合図で起動、ユガミナイザーによる哲学的誘導で動く。なぜか戦闘時になると基地モードの状態でロボモードの顔を出しながら静止する欠点があり、さながらただ覗きに来ただけのような状態になる。通常ユガミナイザーを持つレッドが制御を担うが、ユガミナイザーさえあれば誰でも使用できる。
基地モード時は機首及び頭部のサーチアイレーザー、ロボモード時はすさまじい硬度と破壊力を誇るトータスナックルを武器とする。はずなのだが、合体するまではひたすら覗きに徹しているため結局一回も使用せずじまいだった。
最終決戦でパーフェクトユガンデの猛攻を受け大破したが、こちらもまた後のAVシネマに登場し、こちらでは格闘戦を披露した。
スーパーギャラクシーマラ(艶:鎌田吾作/ビリー・ヘリントン/トータス藤岡)
ギャラクシーマラとデルタマラが超哲学的合体した超巨大ロボ。ユガミナイザーをコクピットにセットして31モードを起動し、合体の際には両機体とも一度分離し大気圏外へ離脱、宇宙空間で合♂体。デルタマラがギャラクシーマラ後部に覆いかぶさる形で完成する。四本脚に四本の手と、今までにない哲学的な風体をしている。ギャラクシーマラ同様、尻に赤い「M」マークがある。
武器は両肩(というより三・四本目の腕)のギャラクシークラッシャーで、その圧倒的パワーで敵を持ち上げて放つクラッシャーリフトが必殺技。なのだが、たいていの巨大ユガミ獣は使用する前にその哲学的勇姿に圧倒され、耐えきれず自爆することとなる。
MADキレヂールはわざと自らのカメラプログラムを破壊することによって外見の哲学的ダメージを無効化して互角で戦うことに成功しており、その際は破壊寸前まで追い込まれた。
メガボゥイジャアァン!?(艶:チャベス・オバマ)
5機のボゥイジャアァンマシンが演説合体したシリーズ後半の主力巨大ロボ。大気圏外で合体後、太陽を背にして地上へ降りてくる。
武器は胸に搭載されたチャベスビームがあるが、専ら屈強な肉体を駆使した肉体演説による攻撃・防御を得意とする。必殺技は、テンガボイジャー3の胴体部をアタッチメントとして装備して放つをオバマスパルタン。
最終決戦では穴面基地の壊滅により性能が30%ダウンした状態でチョロンユガミスの猛攻を耐え抜き、自慰攻撃を阻止する為爆発に巻き込まれ大破した(メガレンジャーは既に脱出していた)。
なお、こちらはギャラクシーマラでの反省点として「楽しい合体」をコンセプトにしており、シンプルながらもドームボゥイジャアァン50にテンガボゥイジャアァン10をぶち込むなど、玩具は組んでいて非常に面白い構成となっている。
ボゥイジャアァンマシン
アレックスボゥイジャアァン42
メガレッドが操る野球選手型ボゥイジャアァンマシン。ホバー飛行する。腕にはバズーカバットと呼ばれるバット状の武器を装備しており、股間部から形成されるエネルギーボールをこれで打ち攻撃する。同じ人型でありながらギャラクシーマラと異なる四肢を直接使っての操縦だが、ゲイマーとしてのセンスとバッティングセンターでの経験とを発揮し、徐々に乗りこなしていく。なお、アレックス含めナンバリングは特に意図して付けられたものではないらしい。
バイクボイジャー80
メガブラックが操るバイク型ボゥイジャアァンマシン。宇宙空間でも問題なく移動するとができる。ライトから放たれる80クラッシュが武器。なお、宇宙空間で活動するにも関わらず、なぜバイクの形になっているかは不明。
テンガボゥイジャアァン10
メガブルーが操るオナホールロケット型ボゥイジャアァンマシン。ボゥイジャアァンマシンの中では最も巨大である。4M-Vロケットに似た多段式ロケットの構造をしており、合体時には初段・脛部、2段目・腹部、3段目以降・オバマスパルタンのアタッチメントを構成。移動時はアレックスボゥイジャアァン42を上に乗せて飛行する。
なお、本来は熊手の形状になるはずだったが、ブルーの武器に被ってしまうこと、また前述のような合体構成だと先端が穴に通らないために急遽変更となった。
ドームボゥイジャアァン50
メガイエローが操るUFO型ボゥイジャアァンマシン。反重力素子により空中で止まったりジグザグ飛行をしたりとトリッキーな動きが可能。また、内部には素子を形成するためのディスク状のパーツがあり、分離してフリスビー状のカッターとして攻撃することもあった。このパーツは合体時は背中に配されさながら後光のようになる。
コンバインボイジャー20
メガピンクが操る農耕機型ボゥイジャアァンマシン。宇宙空間ではジェットで、地上・月面ではホバーとキャタピラで移動する。二問のビーム砲・ファームキャノン砲を装備。なお、宇宙空間で活動するにも関わらず、なぜ農耕機の形にな(ry
メガコスルンダー(艶:金閣)
スペースメガプロジェクトの裏で早漏吾作が密かに開発していたシルバー専用の大型宇宙戦闘機。両翼にレーザー機銃を装備。飛行形態のフライヤーモード、地上走行形態のランダーモード、「ユニクロのスカル乳首」のコードで変形するロボ形態のコスルダケモードの三形態を使い分ける。
ファイターモードでは翼から変形したコスルダケウイングを使用した格闘戦が得意。またコスルダケウイングで自らの股間を擦り続けて敵を戦意喪失させることも可能。
最終決戦で月面基地 に進攻したパーフェクトユガンデとの戦闘で大破寸前に追い込まれ、最終回で瓦礫に埋もれたボゥイジャアァンマシンを発♂掘後に機能停止した。
メガボゥイジャアァン!?100%(艶:チャベス・オバマ)
メガコスルンダーから分離したメガウイングを背負うすることで、飛行形態メガボゥイジャアァン!?100%となる。必殺技は、飛行中にウイングを分離して擦りながら肉体演説を行う「オバマスピーチ」。
ユガミジア
ゴシンボクラッシャー
再序盤に登場するユガミジアが所有する戦艦。艦首部の一門の巨大なキャノン砲を武器とする。第2話で宇宙空間でギャラクシーマラと交戦の末に哲学的撃沈された。
ダラシネジロ
ユガミジアの移動基地。当初はユガミ次元に在ったが、終盤ユガミ次元が岩に隠れた後は地球に移った。最終決戦ではイッターの改造により、人型の戦闘兵器チョロンユガミスへの変形機能が追加された。驚異的な再生能力を有し、火炎放射器と巨体を活かした格闘戦を武器とする。
ゲイ要
本作は、企画勃ち上げの際よりいかりやビオランテを中心となってスタートした。そのため、彼の持ち味が反映され、最もイかされた作品となっている。
肛校生戦隊
まず、主人公たちは『肛束戦隊ターボゥレンジャー』以来の学生(肛校生)たちに設定された(年齢的にいかん、危ない危ない危ない・・・!ためか、どの学歴に相当するかは設定されていないが、おそらく高等学校に相当するものと思われる。)。
これは、いかりやが親友である萩原氏のアイドルと学生生活の両立に感銘を受けたものと語っており、実際に萩原氏にも多くの取材を行っている。「リアルタイムにダブルで活躍するゆきぽを見ていたら、その難しさと歪みなさが改めてよくわかったよ、ワフー」といかりやは語っている。
その取材の成果で、ただ舞台が学生というだけではなく、授業を抜け出さなければいけないことや自分たちがヒーローであることを隠さなければいけない苦しさ、青春とヒーローとしての活動という葛藤、何より学生たちのリアルながら爽やかな性春模様を見事に描ききることに成功している。また、年齢的なギャップはありながらも、爽やかな学生たちを好演したレギュラー陣も大いに評価すべきであろう。いかりやの多彩な観点から観るいい目が見事に功を奏した結果と言えるだろう。
撮影に使われた校舎はこの作品のために新たに建設されたものである。だが、なぜか普通の会社のビルのような形をしている。
なお、当初はビジネス街を舞台に、若きビジネスマンたちが仕事とヒーロー活動を両立させるという筋書きは似ているものの全く別の題材になる予定であった(この2点に関しては後述)。
本格的デヂタルパンツレスリング
また、ヒーローのモチーフとして、「電脳世界」およびネット社会を舞台にしている。当初は肉体が完全にネット世界に挿入りこむことにより、ユガミジアと戦うという構図であった。スポンサーのVANDAIが(別の制作会社の作品だが)『電肛挿人フグリッドマン』の微妙な結果を例に出して難色を示したことにより、ユガミジアの本拠地、変態シーンや発進シークエンスなど最小限にはとどまっているものの、エフェクトによって電脳空間が歪みなく表現されている(なお、いかりや自身もフグリッドマンのリベンジであると言及している)。
その代替案としてか、第二の舞台として「宇宙(空間)」が設定されており、メガヒップ穴面基地などの本拠地は宇宙に配され、ギャラクシーマラなどの巨大妖精は宇宙から発進するなど、印象的な場面で宇宙空間が登場している。
いかりやビオランテ(マーク・ウォーフ)について
こういった歪みない要素が存分に詰まった本作ではあるが、その一方で制作側では相当な軋轢を生んでしまった作品でもある。
特に、プロデューサーに起用されたいかりや(マーク・ウォーフとしてクレジットされている)の起用及び働きについては評価が分かれるところである。そもそも、マークがプロデューサーに抜擢されたのは前作「科学戦隊ダイナマラ」での(謎の制作費の乱用で)大幅な赤字で(いつものことであるが)予算が逼迫するなかでスタートしており、そのため彼のビジネスマーンとしての経歴を評価され、スポンサーサイドから予算などのマネジメントでの働きを期待されてのことであった。
だが、マーク(及び監督含む制作スタッフ)は、この起用を彼の作品に対してのプロデュース能力を期待されてのことだと判断した。(ピンチヒッターとはいえ)彼が中心となって作られた『超精子ビオマン』での歪みない前例もあったため疑問に思うものは誰一人おらず、現場サイドは何の問題もなく彼を中心にして何の問題もなく企画・制作は進んでいった(一人6役を全うした『超精子ビオマン』のようにキャスティングの予算軽減のために起用したという説があるが、いかりや自身はキャスティングされる予定がなかったため正しいとは言えない。ただスポンサーサイドでそういった思惑があったことは事実らしい)。
クランクイン直前になってスポンサー側がこの事態に気付き、確認したところ、前述の「ビジネス街」を舞台にするというムスコ層が感情移入しにくい舞台や、萩原雪歩、KAITOなど意欲的すぎるキャスティング、セットに使用するため(どこかを借用すればいいものをわざわざ行った)ビルディングの建築、何よりマネジメントするべきマークが筆頭になって制作している事態に激怒。あえなくマークは降板となってしまった。(これについてヴァンダイ幹部のVan Darkhome氏は「Fxxk you.」と発したのみで沈黙を貫いており事実ははっきりとはしないが、彼自身はこういった意欲的な要素は多大に評価しており、降板を言い渡した後も複雑な感情を抱いていたようである。)
これにより舞台設定の見直しが計られ、ビジネス街は前述の通り学校に設定を変更されたが、またしても時間的猶予がなくなってしまった。こういったゴタゴタは残ったスタッフの尽力により辛うじて作品の出来に影響することはなかったものの、一号ロボであるギャラクシーマラの仕様変更や萩原の降板の遠因になったと言われている(前者は予算的都合とスケジュールの逼迫で、後者は本人がプレッシャーに耐えられなかった、事務所との意見の相違など諸説あるが不明)。
混乱した事態を引き起こしたことはプロデューサーとして評価すべきでないが、一方で筋書き自体は非常にしっかりしたものとなっていたため物語自体にはさほど影響を与えず、むしろこういった混乱により制作側・スポンサー側がより一丸となって作りあげたことにより、作品としては非常に完成度の高い作品となっている。また、いかりや自身も降板後再度キャスティングされており、この事態の汚名返上すべくいつも以上に熱艶した。彼の演技に他の役者陣も引っ張られる形となり、いつも以上に役者達の歪みない艶技を見ることができる作品でもある。
その他の新要素
この他、本作では初めてスタジオでのアフレコが採用されている。特に、空耳が聴こえづらいアクションシーン以外での屋外ロケには多用されている。何故かどの役者も悪乗りでアドリブを多用しており、ここは評価が分かれるところである。
この作品、どや?
制作の混乱にも関わらず本作は歪みない物語となっており、ムスコ層をはじめマニア層からの評価も上々であった。懸念された舞台設定も概ね好意的に受け容れられた。
一方で商業面ではかなり苦戦しており、編成上の都合による視聴率の変動、一号ロボの微妙な売り上げ成果、そして何よりわざわざ建築したビルの費用などで大幅な赤字を計上してしまった。これに関してはVan様も怒りを通り越して呆れており、ダーク♂お手上げの事態となってしまった。こういった状態でも次回作が企画されるあたり、当シリーズの人気の高さが伺えるだろう。
なお、撮影に使われたこのビルは新日暮里大学に買収され、新設される映像科の校舎に使われる予定だという。結果的にマークの滅茶苦茶な行動は、将来の映像作家の育成に歪みない功績を果たした。…のかもしれない。
主なスタッFoo!
- 原作:八天三郎
- 連載雑誌:ホモビマガジン、ほもびくん、COLT
- プロデューサー:新暮日里(テレビ新日暮里)、ベイリン・ベヨネッタ(東芸)、太宰ウェンツ(東芸エージェンシー)、マーク・ウォーフ(マーク・ウォーフスタジオ)※企画時まで。クレジットは8話まで
- 脚本:鎌田吾作
- 音楽:風雅なおと
- 殺陣:ヴァン・ダークホーム(暗黒剣友会)
- 監督:妖精王チ・ チ・ラルー、乳首コリーナ
- キャラクターデザイン:マーク・ウォーフ、アインシュタイン稲川
- 車両協力:ツヨシ工業
- 性作:テレビ新日暮里、東芸、東芸エージェンシー
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関連項目
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