色に出でにけり わが恋は単語

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エロゲー版 クソゲーオブザイヤー2010 大賞作品 何の権威もありませんが、とりあえずおめでとうございます。

色に出でにけり わが恋はとは、ういんどみるから発売されたアダルトゲームである。

概要

2010年4月29日発売。

タイトルは小倉百人一首の平兼盛の短歌、「しのぶれど　色に出でにけり　わが恋は ものや思ふと　人の問ふまで」に由来する。

シナリオは平内太平衛が、原画は、『はぴねす!』や『祝福のカンパネラ』でお馴染みのこ～ちゃと、『11eyes』を手掛けた鳴海ゆうが担当する。

予約特典として、片霧烈火が歌う主題歌『色に出でにけり わが恋は』が収録されたマキシシングルがプレゼントされる。

キャンペーン期間は2010年1月29日～2010年4月28日。

2010年3月23日に天城桔梗の声優が佐本二厘からかわしまりのへの変更されることが公式HPで発表された。

なお、発売前に配布された体験版では佐本二厘が声をあてていた（Web体験版ではかわしまりのに変更されている）。

ストーリー

作品の舞台は天神市という高原の街である。

主人公の神木悠人の通う普通の学園が、名門女学校である『嶺鳴館学園』と合併吸収されることとなった。

そんな中主人公の実家である神社が代々行ってきた、地元の名家『天城家』の後継者を決定する「決闘の儀」を受け持つこととなった。

その際にとある理由で頭首候補の一人である天城梨桜と一つ屋根の下で住むこととなったのである!!

・・・・エロゲによくある展開ですね。

登場人物

神木 悠人（かみき ゆうと）

本作の主人公。

剣術の自体の腕は梨桜や桔梗以下なのだが構えだけは彼女ら以上であり、彼女らでさえ簡単には打ち込めないと錯覚させられるほど。素振りだけで相手を殺す(相手からは殺された)と感じられるほどなので実力は彼女ら以上であると思われる。

実際に猪を素手で倒したり熊をにらみ返すなど実力はあると思われる会話は多数ある

小町からトリ頭と称されるほど物忘れが激しく、幼い頃に小町とキスしたことを忘れている。

近年ではそれほど珍しくも無いが料理が上手である

天城 梨桜（てんじょう りお）

声：民安ともえ

身長:155cm、B/W/H：85/55/85

ヒロインの一人。桔梗の妹

ブロードソードを扱うお嬢様である。姉同様に複数所持している。隠し持っている場所は企業秘密

寝相がかなり悪く、起こそうとすると寝技を掛けられる。美苑にはバズーカ(空砲)を打たれたり、フライパンとおたまを叩いて出すアレに起こされたりしている。

悠人の他には小町と対峙したが構えだけで負けた

天城 桔梗（てんじょう ききょう）

声：かわしまりの

ヒロインの一人。梨桜の姉

身長:158cm、B/W/H:80/56/83

日本刀を振るうお嬢様である。日本刀は複数所持しているがどこにあるかは妹と同様に企業秘密

かなりシャイであり、登下校時はステルスモードと呼ばれる程に気配を一切消している

みたらし団子が好きで、コンビニで買った物でもOK。

自身のルートでは悠人に買ってもらったがステルス状態ではもらないという条件を付きつけられて渋々ステルスを解いた。

鈴枝 小町（すずえだ こまち）

声：波奈束風景

身長:156cm、B/W/H:90/59/87

ヒロインの一人。幼馴染み

攻略キャラの中では何がとは言わないが一番デカい。

自身のシナリオではピーな意味で揉まれてさらに巨ｄ…成長しているらしい

御園 美苑（みその みその）

声：遠野そよぎ

身長:151cm、B/W/H:86/54/85

ヒロインの一人。梨桜と桔梗のメイド兼屋敷のメイド長

酒癖は悪いが酔った時の記憶はある。ちなみに同僚と飲んだ時はそれ以降誘わなくなるほどである

自身のルートでは酔った勢いで悠人と行為に及んでたまたま妊娠してしまう。その後メイド長を引退した。

母乳が良く出る体質なのか母乳だけでミルクが必要な期間持った。ちなみに今も出るらしい

さらに2回目の時の後に妊娠しちゃったかもと言っていたが…

楓 柚菜（かえで ゆずな）

声：みる

身長:145cm、B/W/H:77/49/78

ヒロインの一人。幼馴染み

学生食堂に併設された水族館のペンギンに夢中になるほどにペンギンが好きで見ている。

かなり病弱でよく吐血している

春風 朋音（はるかぜ ともね）

声：柚木かなめ

サブキャラの一人。幼馴染

柚菜が倒れたと察知するとサイレンと共に登場し、学校なら保健室、それ以外なら病院に運ぶ

ノーマルエンドでは朋音と恋人(??????)になる

鳥羽 綾媛（とば あやめ）

声：黒崎猫

サブキャラの一人。ボクっ娘

イギリスからの留学生でホームシックになっていたところで梨桜に助けてもらった

大原 九郎（おおはら くろう）

声：石川ゆうすけ

サブキャラの一人。悪友

黙っていればそれなりに良い男なのだが…

ういんどみるまさかの乱心・・・？

ところがどっこいこの作品、記事冒頭にもあるように「エロゲー版クソゲーオブザイヤー2010大賞」を受賞してしまった作品だったりする。

ういんどみると言えば、エロゲ界でははぴねす!や祝福のカンパネラでお馴染みの純愛ゲーメーカーとして名が知れているブランドではあるが、そのういんどみるがまさかこんな核地雷級の代物を差し出してくるとは誰が予想できたのだろうか・・・？

主にクソゲー扱いされるのは「あまりにも薄すぎ且つ起伏の殆どないシナリオ」「言動が支離滅裂すぎでおまけに設定が殆ど活かされてないキャラの数々」「大半がストーリーと殆ど関係のない多すぎる選択肢」などであろう。
クソゲーのお約束である致命的なバグなどは皆無であり、エロゲーとしての主要部分であるキャラとシナリオのみで大賞を受賞してしまったと言えばどれだけ凄まじいのかがおわかりだろうか？

キャラの言動について一例を挙げてみても・・・

• 神木悠斗
  紛うことなきぶっちぎりでういんどみる史上きっての変態主人公。修行と称して梨桜に妙な事を吹き込みまくったり、故意に自分のナニを見せつけたりする。他、日常パートでもセクハラと下ネタのオンパレード。
• 天城梨桜
  そんな悠斗に乗せられてぶっ壊れていく子犬お嬢様、というかお嬢様設定はほぼ皆無になっていく。「前後おおおん♪」は本作を知らない人でも聞いたことがあるだろう最凶の迷言。
• 天城桔梗
  比較的まともと思いきや、途中から幼児退行を起こして女性の乳を揉みまくる変態その2と化す。しかも個別ルートでは実は最初から・・・
• 鈴枝小町
  ヒロインの中では相対的に一番まとも・・・というかブレが少ないだけで冒頭から悠斗と一緒にはっちゃけまくりで悪ノリを繰り返しているだけとも言える。
• 御園美苑
  当初こそ表情の変化の激しい面白メイドさんかと思いきや、桔梗の所為で往来で喘ぎまくりな痴女同然の醜態を晒しまくることに・・・
• 楓柚菜
  ルートの入りとエロシーンへの突入があまりにも唐突過ぎる。病弱設定はほぼギャグオンリー。

その他にもやたらと繰り返されるメタい説明パートやみさくら語にも匹敵しかねないエロシーンでの狂ったセリフの数々、柚菜以外でもとてつもなく唐突なヒロインとの告白シーンや心理描写の薄さ、決闘の儀や学園祭といった如何にも盛り上がりそうなイベントのお粗末な扱い等々。
これらの要因が見事にかちあった結果、それはもう色々とアレな内容に仕上がってしまったということなのである。

何よりういんどみるはこういった要素があるという説明皆無で、本作発売前の情報提示ではいつも通りの純愛ゲーであるかのような宣伝を繰り返していたことに加え、オープニングの出来もいつも通り、というかいつも以上に気合の入ったやたらシリアス風味な完成度の高い物になっているという前評判からの急降下も影響していると言える。
(とはいえ、最初からそういう類のバカゲーであるということを念頭に入れても首を傾げてしまうのだが)

元凶はシナリオ担当の平内太平衛であるという声も大きいが、ぶっちゃけこの内容でGOサインを出しちゃったういんどみる全体に問題があるような気がしないでもない。というか後にHyper→Highspeed→Geniusのシナリオを担当することになる当時のシナリオ監修であったサイトウケンジは平内のコレに疑問を挟まなかったのだろうか？

流石にこの事態をういんどみる側も重く受け止めたらしく、後発の作品では本作のような悲劇は繰り返されていないものの、これを機にういんどみるというブランドを見限ったというユーザーの声も少なくないので色々な意味で難儀な作品と言えるかもしれない。

主題歌

• 『色に出でにけり わが恋は』
  作詞：ayachi、作曲：菊田大介（Elements Garden）、歌：片霧烈火

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関連項目

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