花の慶次とは、隆慶一郎作の歴史小説「一夢庵風流記」を原作とした、原哲夫の歴史漫画。
副題は「-雲のかなたに-」。
概要
戦国武将・前田利家の義理の甥、天下御免の傾奇者・前田慶次郎利益(通称・慶次)を主人公とした一大活劇。
大ヒット作「北斗の拳」終了以降、あまりヒット作に恵まれなかった原哲夫久々の大ヒット作品。
物語は原作である「一夢庵風流記」に概ね沿っているが、連載が少年誌であるためか若干アレンジされている。
- 原作では誰も「だがそれがいい」と言わない(あとがきでは書かれている)。
- 原作にはおふう、岩兵衛、七霧の里は登場しない。
- 原作ではおまつ(利家の妻)との不倫関係が描かれているが、本作ではあくまでも恋慕のみの描写。
- 原作の小田原攻めはあっさりと描写されており、真田幸村・伊達政宗関連の話は本作オリジナル。
- 朝鮮行きの話が、琉球行きに変更されている。
- そのため、伽耶国の末裔を称する伽姫(終盤のヒロイン)が登場しない(本作の「利沙」に相当する)。
しかし、原哲夫の迫力ある描写と原作の物語、そして前田慶次自身とそれを取り巻く多彩な登場人物の魅力で
各方面から人気を博した。
ニコニコ動画的には、やはりパチンコ台「CR花の慶次」の動画が多い。
その他
- 1994年、四次元からスーパーファミコンでゲーム化。対戦格闘という、原作の魅力を再現していない内容だった。
- 2007年7月、ニューギンよりパチンコ台「CR花の慶次」がリリース。ハイリスクハイリターンの台スペックで人気となり、「花の慶次」そのものが再注目される一因となった。主題歌「傾奇者恋歌」は名曲。
- 原作『一夢庵風流記』では「慶次郎(ヒロインからは『慶郎』)」と呼ばれる主人公であるが、少年漫画化されるにあたって「『慶次』と呼ぶのがいいんじゃない?」と提案したのは、他ならぬ原作者の隆慶一郎である。
- この漫画の誕生エピソードは熱い。平成元年当時、原作者の隆慶一郎はすでに死病に犯されていたが、入院先の病院で原哲夫と熱く語り合い、「前田慶次郎をぜひ漫画化してほしい」との要望を残し、『花の慶次』読み切り版が掲載されたその年(1989年)にこの世を去った。原哲夫もこの原作者の熱意に感動した、というエピソードが、コミック文庫版『花の慶次』のあとがきに収録されている。
- 「少年誌で時代劇漫画はヒットしない」というジンクスを覆した数少ない例である。……月刊少年ジャンプで連載された『影武者徳川家康』は、そのジンクス通りになってしまったけど……
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読み:ハナノケイジ
初版作成日: 09/02/06 20:03 ◆ 最終更新日: 11/07/02 00:49
編集内容についての説明/コメント: だがそれがいい
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