苦渋の選択単語

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クジュウノセンタク
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苦渋の選択とは、

  1. 辛く苦しい思いをしながらもやむを得ず選択する事。
  2. 上の日本語の意味を踏まえた遊戯王OCGに登場するカードである。本項の解説はこちら。

概要

Magic Ruler -魔法の支配者-で登場した魔法カードテキストは以下の通り。

通常魔法禁止カード)
自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。
相手はその中から1枚を選択する。
相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカード墓地へ捨てる。
 
遊戯王カードWikiexit より引用

テキストの時点でわかる人には相当強いというのが判るだろうか。

デッキのあらゆるカードをサーチ可」「1枚で5枚もデッキ圧縮」「1度に4枚も墓地を肥やせる」「更に同名カードを混ぜて相手の選ぶカードを制限できる」「それでいてリスク一切しの通常魔法」というサーチカードとしては極めて強な効果を持っている。

本来は「相手によってそのうち4枚が墓地に送られてしまう状況で、自分がデッキの中の5枚を苦渋の末に選び出す」コンセプトだろう。だが登場当初からエクゾディアサーチなど、むしろ捨てる効果のほうに眼が置かれており、デメリットメリットとして利用されていた。むしろ、相手に苦渋の選択を迫ることができる。

「相手は墓地に送りたいカードを選びながら、手札に入れたいカードも混ぜ合わせている。
は、そのしわ寄せで苦渋の選択を……強いられているんだ!集中線)」

こんなセリフが言える様になったら知識面では初心者卒業かもしれない。

墓地利用が当たり前じゃなかった当時ですら、強な使い方をいくらでも考えることができた。そのため、多くのプレイヤーがこのカードを使い、勝利を手に入れてきた。登場から9ヶ後、他のカードの使用を促すため制限カードとなるが、数年後に【カオス】の台頭によりこのカードの便利さが高まったため禁止カードとなった。直後の制限改訂で一回だけ復帰したが再び禁止され、以降禁止カードとなってからもライトロードなどの墓地利用カードは続々と増えた。

現在環境では墓地に落とせることで回収が楽になることも多々あり、それを踏まえて1枚しか落とせない下位互換おろかな埋葬》は制限カードになっている。もしこのカードが復帰したら、その《おろかな埋葬》すら使われなくなるだろう。よってこのカード禁止カードから復帰することはないと考えられている。

アニメ版では

乃亜編」においては海馬三郎が使用し、デッキからエクゾディアパーツ一式を選択して対戦相手だった海馬社長ブラウン管の向こう側の々を驚愕させた。その際、

企業たるもの、常に選択を迫られている。それがたとえ苦渋を強いられる選択であろうとな」

と、かつての会社経営を踏まえた発言を行っていたが、実際には養子への心理フェイズと、《エクゾディア・ネクロス》召喚のための墓地肥やしを兼ねた効率的な使い方であった。

GXでは万丈目サンダーこと万丈目準・長作に対して使用。その時に選んだ面子サクリファイス》・《キャッスル・ゲート》・《サンダークラッシュ》・《ものマネ幻想師》・《王立魔法図書館》。

準「カードは拾った(古井戸の底で)」

攻撃絶対義の世界とはいえ、こんなカードを捨てる連中って…。ともかく、低攻撃デッキを強いられていた彼は墓地モンスターカードに応じて攻撃の上がる《カオスネクロマンサー》の強化に使用。長作は相手の壁モンスターの豊富さを考慮し、《サンダークラッシュ》を選択するのだが…。

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苦渋の選択

97 ななしのよっしん
2020/11/17(火) 08:23:50 ID: FV9lCFGsU5
懐かしいカードだけど、当時は大して墓地利用可カードデッキから直接落ちて嬉しいカードもほぼ存在しなかったから詰んでる人も少なかった(というか弱かった)まさに使う側が苦渋の選択だった

まあ当時はスタンダード(グッドスタッフ)が基本的に強くてカード一枚一枚の等価交換の遅いデッキやその応用のいたずら好きな双子悪魔、強引な番兵、押収によるハンドキルが強かったし、当時の最強デッキも今じゃなんかワンターンキルされる気がする…当時弱かったカード使っていいと言ったら尚更 苦渋の選択の他にも処刑人マキュア、遺言状なんかもあるし
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98 ななしのよっしん
2021/05/11(火) 14:35:23 ID: 6gLWGR1pQr
墓地肥やしばっかにがいくけど、サーチカードとしても「カードに一切の制約なくそのターン中に使える」のが実は苦渋の選択しかないんだよね
もし仮に残った4枚をデッキに戻すだったとしてもサーチ性が高すぎて禁止にはなってたと思う
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99 ななしのよっしん
2021/05/12(水) 19:17:49 ID: k6J1o05pII
PS1で出た封印されし記憶みたいな時代なら許されたカード
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100 ななしのよっしん
2023/01/04(水) 10:26:53 ID: GvP+7qQTSG
ゲームで禁止制限無視して遊んでるけど楽しい
ダンディバルブ・スポーアジェット送って適当レベル4置くだけでシフルやクエーサーが出て手札が盛り盛りになるw
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101 ななしのよっしん
2023/03/18(土) 20:01:12 ID: uOPllp3VND
ティアラで1枚からルルカロスorグラファ+ミドラ作ってもよし
征竜デストルドー落としてVドラの準備をしてもよし
エラッタ前効果ありなら1枚でエクゾディア

禁止連中でも屈カードパワーだ…
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102 ななしのよっしん
2023/05/27(土) 23:31:11 ID: aRzKd5Wr/r
コストや発動条件が一切く、そのターン中に効果を使える
・発動後の制約が一切く、ドローカード墓地に送ったカード自由に使える
・サーチ条件が一切く、デッキ内の全カードから自由に選べる
・それでいてサーチ枚数が脅威の5枚。コンボパーツを4枚墓地送りにしたり、キーカード2枚を確実に墓地送りしたり自由自在
・ついでに1枚ドローできるので手札アド損
・上記のような性質上、実質的に消費しで5枚分のデッキ圧縮を兼ねる。というか単純なデッキ圧縮としても使えるので、最終盤でもない限り基本的にいつ引いても腐らない

というバグっぷり。このカードの強さが理解できるようになったら脱初心者
墓地利用カードは今後増え続けるわけだからカードパワーが上がることはあっても下がることはない
そもそもこいつの下位互換であるおろかな埋葬モンスター限定で1枚)が制限、おろかな副葬(魔法限定で1枚)ですら準制限という環境なのだから、5枚サーチして4枚墓地送りのコイツなんてお察し
もし復帰させるなら、ターン1制限
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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103 ななしのよっしん
2023/11/13(月) 07:27:15 ID: vcfa9XfaF+
どのサイト解説でも今使えたら~みたいなif妄想ばかりなんよ
制限-制限-禁止の過程、当時の狭いカードプールの中でどんな悪さが出来たのかを知りたいのに
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104 ななしのよっしん
2024/01/11(木) 19:34:55 ID: cIdePRUI/u
とりあえず4枚は裏側で除外しろ
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105 ななしのよっしん
2024/01/18(木) 11:10:44 ID: YMSV0bLTxz
インフレで1枚初動が増えれば増えるほど4枚除外でも万サーチの面が悪になるな
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106 ななしのよっしん
2024/01/25(木) 20:14:46 ID: yHllf9oMeq
>>103
一口に当時と言っても結構現役期間長いからなこいつ
なんやかんやでほぼ丸4年間は娑婆にいる
まあ本当に出た直後2期前半での用途なら、エラッタキラースネークとの組み合わせ、補充要因エクゾディア、各種蘇生カード蘇生くらい
しかも今じゃ考えられないだろうが、大半が結構えるのに苦労するカードで、要するに札束デッキでないと価を発揮できなかった

たまに見る「当時から強いと思ってた」の当時は多分かなり後の少なくとも3期に入ってからをイメージしてるんじゃないかと思う
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