英国面(British Side)とは、"フォースの英国面"またはそれに堕ちたものの総称である。
概要
着眼点及び思想的に正しいアプローチを行っているものの、技術的ハードル等の対処方法などに諸外国の技術者とは一風異なる対応をすることから、出来上がりが「なぜこうなった」と首を傾げられるシロモノが出来上がる。
国内での独自開発工業製品であればあるほどその技法は発揮される場合が多く、特に兵器など現れやすいが、車などにも英国面が色濃くでる場合もあるだろう。
他国が匙を投げたような技術、あるいは考えようもしなかった技術をモノにしてしまう場合もあるが、その多くは…あれ? 誰か来たようだ。
具体的な英国面の例
発想がぶっ飛んでいるもの
英国人的な発想で作られたもののこと。航空母艦や弩級戦艦、VTOL機ハリアーなどその分野の先駆者となった例も多いのだが、中にはあまりにぶっ飛んでいて実現しなかったものもある。
- パンジャンドラム (ロケット推進式陸上爆雷 キーワード参照)
- ハバクック氷山空母 (パルプを混ぜた特殊な氷で船体を作る格安空母。かの「怪しい伝説」でも検証されたことがある)
- ブルーピーコック核地雷 (電子部品をニワトリで温める 西ドイツへの配備が予定されていた)
-
ジョン・アーバスノット・フィッシャー提督
(イギリス近代海軍の創始者。弩級戦艦や航空母艦に携わるが、以下のような兵器も造らせる) - ホームガード・パイク (鉄パイプに銃剣を溶接した本土防衛用の槍)
- インディペンデント重戦車 (いわゆる多砲塔戦車を世界中に勘違いさせて流行させたきっかけ)
- シング対空火炎放射器 (急降下爆撃機対策に開発されたビックリドッキリ対空兵器)
- スカイフック (非空母艦艇でのハリアー運用支援システム クレーンでホバリング中の機体をつかむ。)
- 自走17ポンド砲アーチャー (バランスをとるため元車両と砲の向きが正反対)
- ブラックバーン ファイアブランド (戦闘雷撃機 しかし改造に手こずってる間に戦争が終結)
- BISON (コンクリートでできた装甲車、というか「移動トーチカ」。重すぎて肝心の移動性能が著しく低い)
- ハフナー ローターバギー (直接牽引して飛行できる、ジャイログライダー+ジープの合体車両)
- トールボーイ/グランドスラム (通称「地震爆弾」の異名をとる対重装甲目標用爆弾の先駆け 専用爆撃機が必要)
何らかの技術的欠陥を抱えているもの
発想としては面白いのだが、技術的に追い付いていなかったり、明らかな運用思想の誤りや設計ミスを含むもの。
- 大型軽巡洋艦改め空母フューリアス (世界初の空母。ただし初期は飛行甲板が前にしかなく、着艦は命がけのアクロバット)
- ボールトンポール デファイアント (前に機銃を撃てず、重くてノロい旋回機銃搭載単発戦闘機)
- ブラックバーン ロック (上に同じく。旋回機銃はデファイアントと互換性無し)
- フェアリー アルバコア (下記ソードフィッシュの後継、なのにより低性能で先に引退)
- フェアリー バラクーダ (単葉になった艦上雷撃機 初期型は操縦系統のガス漏れで操縦士を気絶させる欠陥あり)
- カヴェナンター 巡航戦車 (ラジエーターが車内にあり、故障頻発で練習用に格下げ)
- 対戦車擲弾投射器PIAT (バズーカと違ってバックブラストはないものの、バネで発射するため装填に一苦労)
- ネルソン級戦艦 (前に16インチ砲が集中配備されたためにトラブル頻出。おまけに肝心の16インチ砲が曲者)
- SA80 (英国紳士の誇る繊細な自動小銃。キーワード参照。)
- APT(イギリス国鉄) (英国製の車体傾斜装置を搭載した試験車両。発想は間違ってなかったが故障頻発で開発中止)
独特な外観を持っているもの
性能を重視したせいか、独特の外観を持つお世辞にもカッコいいとは言えないもののこと。
ただし、それゆえに人気を呼んでいるものもある。
- フェアリー ソードフィッシュ (通称ストリングバグ。使い勝手の良さから第二次大戦通して活躍した万能複葉機)
- グロスター グラディエーター (上に同じく第二次大戦で使用された複葉戦闘機)
- フェアリー ガネット (艦上対潜哨戒機 「もっとも醜い軍用機」というあだ名あり)
- アブロ シャクルトン (対潜哨戒機 主に正面からの見た目)
- デ・ハビランド シーヴィクセン (艦上ジェット戦闘機 レーダー手の乗る位置カワイソス)
- イングリッシュ・エレクトリック ライトニング (英国最後の純国産超音速機。エンジンを上下に並べる。通称子持ちシシャモ)
- ブラックバーン バッカニア (低空侵攻用ジェット艦上攻撃機 キーワード参照)
- 3Vボマー (戦後のジェット爆撃機3機種 ヴィクター/ヴァリアント/ヴァルカンのこと)
- 45型ミサイル駆逐艦デアリング (英国海軍D級対空駆逐艦 キーワード参照)
- BAE ニムロッド (初のジェット旅客機「コメット」ベースの対潜哨戒機 MR.2以降は対空ミサイルも搭載可能)
- SPECAT ジャギュア (三菱F-1とよく比較される戦闘爆撃機 対空ミサイルを翼上のパイロンに装着する)
- HOTOL (中止された英国版スペースプレーン)
- クイーン・エリザベス級航空母艦(艦橋が2つもあるDTPNな空母。くっ。ちなみに、前が操艦用、後ろが管制用)
- HAMMERHEAD-i EAGLE THRUST(ディーゼル・エレクトリック方式の電気自動車。独特な外観であるが非常に優秀かつ高性能である)
その他
- イギリス料理
- 紅茶に対する情熱
軍用レーションには必ず紅茶が入っているほか、ティータイムに砲撃を休止したり、はたまた英国政府が核戦争時に発生する問題の一つに「紅茶の不足」を挙げ、紅茶の備蓄を提言していたりと英国人の紅茶に対する念の入れようは並大抵ではない。 - ブリティッシュ・レイランド(英国国営自動車産業)とその製造車両
- ブリストル(イギリスの自動車メーカー。リンク先の単語記事参照)
- MI5・MI6といった諜報機関とその作戦
- 公共放送局BBCと、その放送番組 (例:「TopGear」 「銀河ヒッチハイク・ガイド」 「モンティ・パイソン」)
- ネイピア・デルティック (三角形配置の非常に独特な3クランク対向ピストンエンジン Wikipedia参照
) - ブラックアロー (イギリスが開発した人工衛星打ち上げロケット。英国は独自の人工衛星打ち上げ能力を開発したのち、放棄した唯一の国である)
- 産業革命発祥国のくせして合理化や機械化を嫌っているその姿勢
- 航空機の地上誘導員(下記動画参照)
- 信頼性はあるが、古い技術にこだわりすぎる傾向
- 第2次大戦における榴弾が撃てない2ポンド砲の大量生産
関連商品
関連動画
軍事関連
鉄道関連
関連項目
- グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国
- デアリング
- SA80
- パンジャンドラム
- APT(イギリス国鉄)
- HST(イギリス国鉄)
- 岡部いさく―著書「世界の駄っ作機」(岡部ださく名義)にて英国面に陥った飛行機を数多く紹介している。
携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E9%9D%A2
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読み:エイコクメン
初版作成日: 08/10/18 10:22 ◆ 最終更新日: 12/01/26 22:02
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