蒲田ダッシュとは、『蒲田要塞』こと京急蒲田駅での名物である。
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2012年10月21日の京急線ダイヤ改正をもって、京急蒲田駅を中心とする一連の高架化事業の工事が完成。京急蒲田駅も『蒲田要塞』として大きく生まれ変わった(一部では『蒲田要塞・最終形態』と言われている)。
そして、この新しい京急蒲田駅の最大の特徴が、切欠き状になっている2,5番線である。ダイヤ改正に伴い、日中の品川方面~羽田空港系統エアポート急行が快特に格上げされ、その穴埋めとして品川-京急蒲田間の普通列車が20分ヘッドで走ることになった。当該普通列車はこの切欠き部分に発着する。
しかし、この2,5番線は、本線・空港線ホームからは少し離れたところにある。そのため、この普通列車から羽田空港方面(または本線優等列車)に乗り換え、もしくは羽田空港方面(または本線優等列車)からこの普通に乗り換える乗客は、この少し離れた距離にある本線・空港線ホーム(または2,5番線)に向かい、Bダッシュよろしく全速力で走らなければ乗り換えが成立しないという新たな現象が発生することになった。
これが、蒲田ダッシュである。
なお、蒲田ダッシュの発生に伴い、KQクオリティの一つである『お客様を動かさず電車を動かす』という鉄板は、京急蒲田駅では成立しなくなってしまった。
まあ、毎度毎度華麗な芸当を披露してくれる京急さんの事だから、また何かやらかして新しいKQクオリティを見せてくれるだろう。今後の動きを注視していきたい。
新型コロナウィルス感染症の影響により、京急蒲田駅2番線終着/5番線始発とする普通列車は2020年5月9日(土)から平日の午前下り1本/午後上り2本を除いて運転休止となった。その後、輸送力の適正化と乗務員の感染防止対策および労働環境の改善を図る名目で、2021年3月27日(土)ダイヤ改正で前述した3本も含めて正式に廃止となったため、日中時間帯での蒲田ダッシュは消滅した。
なお、現在でも朝ラッシュ時は2,5番線を使用して優等列車の待避が行われているため、同時間帯においては蒲田ダッシュを見ることができるが、次項の「当駅止まりの電車が通過します」については消滅した。
当駅止まりの電車が通過します
先述したように京急蒲田行きの普通車が2番線に到着するわけだが、この普通車は2番線に入線するためには3番線を通過する必要がある。その結果、3番線では「電車が通過します」とアナウンスが流れることになる。これが「当駅止まりの電車が通過します」である。
当然逆もあり、5番線から発車する京急蒲田始発の普通車は6番線を通過することになる。
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