この項目は高濃度のフィクション成分を含んでいます。 ネタなので本気にしないでください。 |
虫歯建設株式会社 |
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-4-11 シビタス原宿101 |
設立 | 1995年 (法人設立 創業は紀元前2000年頃) |
業種 | 建設業 |
従業員数 | 少人数では648人くらい 社員は日に日に増える |
代表者 | 代表取締役社長 ストレプトコッカス・ミュータンス |
主要株主 | 口径内常在菌ホールディングズ 64.8% デンタルプラーク化学工業 6.48% |
虫歯建設株式会社とは、世界各国に進出している大手総合建設会社である。対外的には単に虫歯と称している。
概要
主に口腔内う蝕建設に携わる。同社の強みは、微細にわたる「情報力」と「迅速力」であり、噂レベルの情報であっても東奔西走し作業に取り掛かる。しかしその作業内容は口腔衛生に甚大な被害をもたらしており、歯科医などが警鐘を鳴らしている。
非合法ではないが、悪徳に近いこの建設の許可を撤去するには、毎日しっかり、歯を磨きましょう。
社歴
同社の歴史は非常に長い。起源年ははっきりしていないが、古代エジプト人のミイラの口内から施行跡が確認されたことから、少なくとも紀元前2000年頃には創業していたことがわかる。しかしながら当時の人類の口内は虫歯の建築資材である糖質の供給が少なく、施行件数もごく僅かにとどまっていた。
しかし11世紀に入ると、同社は飛躍的な成長を遂げる。砂糖がヨーロッパに伝播したのである。これにより当時の貴族や富裕層の間で施行事例が増加し、当時のヨーロッパの人口の実に25%が施主になっていったと言われている。やがて嗜好品の甘味が一般庶民に広まっていくと、それに伴って同社も新規市場の開拓に乗り出している。
18世紀頃、同社にとっての転換点が訪れる。施主による歯科治療が、それまでの「事前予防、施工されたら抜歯」という原始的なものから、「施工部位の切削と充填」といった近代的なものへと変貌を遂げたのである。これにより同社は竣工前に建設中断を余儀なくされるケースが増え、かつての勢いは失われてしまった。
それでも同社は、今日においても膨大な数の顧客を確保している。特に日本は他国より人口に対する施工件数が多い国と言われている。国内全体の施工件数は、平成11年度だけで少なくとも30万件をくだらないと見られている。一方で、未成年の顧客は衛生教育の普及に伴って減少傾向にある。
社会問題
前述したとおり、同社は「噂」レベルでも聞きつけて即座に施工に取り掛かる、そのフットワークの軽さが何よりの強みである。しかし早期の着工・竣工を重視する姿勢は、同時に施主の考えや希望を蔑ろにして独善的な仕事に陥りやすいことが指摘されている。
加えてう蝕の施工に伴う、施主に対する健康被害も甚大である。う蝕の建設は施主の歯を汚損・破壊するとともに、痛覚神経を傷つけて身体的・精神的苦痛を与える。施主が同社の立ち退きを求める場合は歯科医による実力行使が必要であり、この場合は金銭面での負担も発生する。環境アセスメントにも否定的で、これまでに一度も周辺調査を行った形跡は見られない。
こうした業務に対する姿勢から同社への批判は遥か昔から尽きないが、当人たちは「迷惑承知で参上致す」とむしろ開き直った態度をとっていることが社歌から読み取れる。
今後の展望
同社の潜在顧客は全人類である。特に今後は人口増加や経済発展の著しい、BRICsをはじめとした発展途上国における市場の拡大が期待されている。砂糖についても世界の生産量は一貫して右肩上がりであり、かつてのように建設資材そのものが不足するような事態は今や起こりえないと言えよう。
一方で先進諸国においては、同社の成長に蔭りが見え始めている。歯科衛生に関する啓蒙や、歯ブラシ・歯磨き粉の幅広い普及、ノンシュガーやキシリトール配合を謳った菓子類販売が、同社の存在を脅かし始めている。こうした経緯から、同社の受注先は途上国へのシフトが急速に進んでいる段階である。
要するに
1995年から「おかあさんといっしょ」のうたのコーナーにて流れている歌である。作詞は田中みほ、作曲は小杉保夫が担当した。
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関連項目
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