血を吐きながら続ける悲しいマラソン単語

チヲハキナガラツヅケルカナシイマラソングンカクキョウソウ
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血を吐きながら続ける悲しいマラソンとは、軍拡競争である。

概要

元ネタ特撮ウルトラセブン』第26話「超兵器R1号」にて、ウルトラセブンことモロボシ・ダンが発した台詞2023年9月現在では、公式から該当エピソードの新予告編Youtube投稿されており、原典のセリフを聞くことができる。

エピソードについて

地球防衛軍は防衛を高めるために惑星を破壊できる威を持つ超兵器R1号を開発し、別の惑星でその実験を行おうとする。しかし、ダンはこの兵器開発に反対し、敵は超兵器に対抗してもっと強な破壊兵器を作ると断言する。ウルトラ警備隊の隊員であるフルハシはそれに対して、さらに強兵器を作ればいいと答える。それに対する再反論として発せられたのが「それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」というセリフである。

実験生物のいないギエロを対として予定通り行われ、R1号は見事にギエロを破壊することに成功した。しかし、生物がいないはずだったギエロからまるで報復とばかりにギエロン星獣地球に襲来してしまう。防衛のための兵器により、人類が自ら怪獣を呼び寄せてしまったのだ。

この怪獣に対して人類側はさらなる超兵器R2号の地球上での使用を検討するという泥縄式の解決法を模索するに至る。幸いなことに、ウルトラセブンによってギエロン星獣は倒されたためR2号は使用されることはなかった。地球防衛軍も今回の末を受け、超兵器開発競争の愚かさに気が付き、R2号の開発の停止を決断するのであった。

このエピソードが放送された1960年代当時、世界冷戦っただ中であり、ソは軍拡競争に明け暮れていた。それを風刺したのが『ウルトラセブン』のこのエピソードであり、「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」という言葉は凝縮された軍拡への批判である。

このセリフは後発のウルトラシリーズの中でも何度も反復されるテーマとなっているほか、『ウルトラセブン』という作品を飛び越えて軍拡を批判する言葉として広がっている。

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こんなマラソンだったらよかったのに…

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血を吐きながら続ける悲しいマラソン

47 ななしのよっしん
2023/12/12(火) 20:18:59 ID: lZroWjDEay
この議論を続けていたら当然発生するであろう「相手にマラソンを止める意志がないならどうするの」
という段階まで描写しなかったのが批判的な意見に繋がってしまってる気がするなぁ
あと議論において想定された「報復の超兵器を作り続ける宇宙人」が出てくるわけではないのも
お話とテーマ性が微妙にズレてる印を受けるし、この辺はシリーズ初期がゆえののようにも思う。

しかしながらその後のシリーズを見渡してみると、
例えばエースの「何回裏切られようと、友達になろうとする気持ちを失わないでくれ」とか、
マックスであらゆる自身へのを干渉を跳ね返すイフに攻撃ではない別の方法で沈静化させたりとか
オーブで悪の手先として派遣されたはずのババルウ星人が心動かされた経緯とか
ギャラファイで強大な敵対者に対し、ウルトラマン達もただで打ち勝とうとするだけでなく
戦いの中でも停戦を呼び掛けたり、彼らが本当にめているものは何か理解に努めようとしたりとか

そういう別アプローチの模索に吐血マラソンの回
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48 ななしのよっしん
2023/12/15(金) 02:39:40 ID: yUNt3RSCVD
今では現実でもあたりまえにできるコンピュータ自動操縦の宇宙旅行
テストが君達のおかげでうまくいったから実用化するぞ!って時も
純度100%ウルトラ人である彼は(ボクが大虐殺して滅ぼしてきた)第四惑星みたいに地球もなりますよ!とソガ隊員と同調している
彼は現在のノンマルトに弱きものでいて欲しいのではないか

籍を入れずに亡くなったであろう妻と顔と名前さえ教えてない一人息子を捨て測量士の仕事も投げ出したロクデナシ370号が
正義の味方に命されて来た平和の使者スーパーヒーローと扱われ
また感動したからと現地人の体を断で複製したもう一つの顔はエリート組織に飛び級で入隊した住所不定職業不詳の風雲児浮気相手や良き友人と和気藹々……
チート異世界転生状態を維持してたかったのではないか
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49 ななしのよっしん
2024/01/12(金) 18:13:16 ID: FZg2Ey5szd
身も蓋もないこと言うと、セブン制作されていた頃の時代背景ありきのセリフだからねこれ。そりゃあその時代から価値観やら何やら変してる現代の感覚で見たら、違和感ツッコミ所もバリバリだろうよ。批判的、否定的な意見が多くなっても何もおかしくない
これ言ってるセブン自身だってこの頃は(ウルトラ戦士としては)ケツい若造だったんだから、あんまり視するもんじゃない
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50 ななしのよっしん
2024/01/12(金) 22:10:47 ID: hOWhRx/lWA
日本は別で他所のの話みたいに言ってるけど全世界共通のことだろ
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51 ななしのよっしん
2024/01/12(金) 22:32:06 ID: rBhNdn12/j
個人的にはSTG鋼鉄の咆哮』の初代がまさにこのセリフ通りの設定だと思う。

同作の敵艦が日独英いろんな形式なのは、そもそも日独英主人公たちが戦っているから。
日独英は組んでいるわけでもなんでもなく、お互いに負けないようにどんどん強い超兵器を作っていき、それを主人公たちはやめさせるため破壊していくために行動
そして最後は最強される(おそらくドイツの)超兵器テュランヌスに対抗するために主人公たちが作った超兵器ヴォルケンクラッツァーが裏切者に奪われて主人公たちの敵に回ってしまう。

なお、コンシューマ版ではステージ内容はほぼ同じだが、設定変更で敵が列強諸からすべて同一組織「テュランヌス」の手下ということになっている。
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52 ななしのよっしん
2024/01/12(金) 23:31:22 ID: rFpUhWPgSd
>>49
いや、今でも通用するし当時のセブンだって自分がきれい事言ってる事は理解してるよ
「綺麗事だし走り続けないと守れないものがあるのはわかるが、そんなマラソン続けてたら
いつか敵味方双方自分の首しめてぶっ倒れるぞ。 だからどこかで落とし所見つけないと」
って想いも含んでると思う
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53 ななしのよっしん
2024/01/12(金) 23:31:52 ID: 7s5xX2tHV1
微妙に煮え切らず反論もあるのは止められない軍拡競争にも一理あるから、だろうな
当時の制作側としても論破できてないのは分かったうえでああいう締めにしたんだろう
なんたって軍拡の果てに戦艦大和だのなんだのって作り出して最後は核ぶち込まれた、その現役世代だもんね
一理あろうが論破できなかろうが認めるわけにはいかんというわけだ。その結果を身をもって知ってるんだから
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54 ななしのよっしん
2024/01/12(金) 23:59:53 ID: 7BD84Tc9KV
このエピソードが作られたタイミングはちょうど東西冷戦ベトナム戦争があった時代だって考えれば、現代の視点れる人はほぼおらんでな。
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55 ななしのよっしん
2024/01/13(土) 00:18:38 ID: wZ8vd3ySEv
>>54
RUS UKR戦争ベトナム戦争と大差ないだろう
背後のEUは新冷戦状態で、兵役と陸軍を長期的に強化しはじめた
弾は全生産しても不足(標の3割)

も戦術核(対地)とはいえ新核爆弾開発を始めた
>>https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/804406exit
>>アメリカ政府核爆弾開発する方針を発表しました。
>>アメリカ防総省は27日、航空機搭載核爆弾「B61」の「B61-13」の開発す方針を発表しました。
>>議会の承認と予算の計上を経て開発に着手するとしています。
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56 ななしのよっしん
2024/03/20(水) 16:04:47 ID: yUNt3RSCVD
現実における核兵器開発者についての映画でも特定メッセージや教訓は排除してエンターテイメントにしなくては良くならなかった」
々は怪獣戦後日本で暴れるだけの単体で観て面い何も考えさせないエンターテイメントめているのであって前提スピンオフの予習や知識の復習はめていない」
に反してるよな
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